これがストーリー構成・インタビューに必要なチカラと知識
Q:密着ドキュメンタリー動画やインタビュー記事制作を仕事にしていこうと思っています。取材前にどれぐらいのストーリー構成をしてからインタビューに臨めばよいでしょうか?また、インタビューに必要なスキルや知識が知りたいです。
こういった悩み・疑問にお答えします。
このマガジンでは、4年10ヶ月の間、個人にスポットを当てた取材をおこなってきたぼくが、密着ドキュメンタリーやインタビュー記事を製作するために必要なノウハウを解説します。
マガジンを読んで1つずつ実践していただくと、個人にスポットを当てたドキュメンタリー映像やインタビュー記事を制作することができるようになります。
✔︎このマガジンの信頼性(少し自己紹介)
・元公務員歴14年(奈良県庁)。うち4年間、精神保健を担当しながら、傾聴力や脳科学や心理学を学ぶ。また3年7ヶ月間、広報を担当し、ドキュメンタリー制作やメディア発信を学ぶ。
独立後、クラウドファンディングで100人を超える人たちや出版社からの支援を受けて著書「グッバイ公務員」を全国出版。
フリーランス独立後、動画や記事62作品や企業からのインタビュー動画業務を受注・制作。
目標達成に必要な継続力をアップするマインドを育むスキルをつけ、クライアントの目標達成に貢献するため、10ヶ月に及ぶ「メンター養成講座」を受講。
✔︎マガジン「共感・つながりを生む人生ストーリー制作に必要な7つの理論」の内容
③これがストーリー構成・インタビューに必要なスキルと知識(今回)
④【取材後はこれでOK】ストーリー作品の編集作業に必要なこと
⑤クライアントからオファーをもらうための集客・マーケティング戦略
⑦【インパクトUP】人々の注意を惹きつけるコピーライティング
【コラム(今後も追加していきます)】
「夢中」をデザインできないのは、この2つのことを知らなかったから(今回)
✔︎今回の記事の内容
・ストーリー構成は取材前にしっかりおこなっておくべき
・インタビュー時に重視すべきポイントは価値観と原体験
・参考:撮影に役立つ機材集
密着ドキュメンタリー映像や、インタビュー記事を制作する時に、クライアントと最も濃く関わるのが、このストーリー構成とインタビュー。基本やり直しがきかない、最も重要なパートと言えます。
Q:ストーリー構成とインタビューの方法をこれまで習ったことのないし、どう進めていけば良いのかわからない。。。
という人が多いと思います。
今回は、ストーリー構成とインタビューで押さえておくべきポイント、必要なスキル・知識について解説していきます。
これが「ストーリー」に欠かせない4つの要素
ストーリーに必要なのは、次の4つの要素です。
①登場人物
②普段の生活、活動内容
③窮地やピンチ
④どうやって窮地・ピンチを乗り越えたのか
まず、登場人物がいないとストーリーは成立しません。
そして、その人物の日常や心情が描写がされていていることが必要です。
そしてある日突然、事件や出来事が起こり、その登場人物は窮地・ピンチに陥りる。。。
そこからどうやって乗り越えるのか??
登場人物自身の努力や
周囲の仲間・友人の手助けで
その窮地を乗り越える。
こういった要素が必要になります。
この展開を見ている視聴者や読者の
心の動きをイメージ化すると下の図のようになります。
上の図のように窮地・ピンチの時にググッと谷ができ、その状況を脱出・乗り越えた時の巻き返しの伸び率が感動の量になります。
ドラゴンボールなどのアニメでもそうですが、平和な日々に突然、強敵(ベジータやフリーザ、セルなど)が現れると、その平和は一気に崩れ、悟空たちは窮地に陥ります。
しかし、悟空は強敵を倒すために修行をして、新しい技を覚えたりスーパーサイヤ人になり、強敵を倒す力を身につけます。
このようにストーリーには、
登場人物
窮地やピンチ
乗り越えるための努力など
が欠かせないのです。
これをクライアントの人生から
引き出していくのです。
ストーリー構成は取材前にしっかりおこなうべき
これまでインタビューを経験してきて感じたのは、クライアントによってインタビューのやり方の希望は様々なんです。
クライアントのタイプを大きく分類すると、
・すでに信頼関係が結べている人
・ほぼ初対面で忙しい人
・ほぼ初対面で対話で話すのが良い人
の3つに分かれます。
もともと信頼関係のある間柄であれば、音声通話やテレビ電話で「色々聞かせてください」とざっくばらんにインタビューをしてまとめても良いでしょう。
しかし、忙しくて時間が取れない人の場合は電話で話す時間が取れないという人もいます。
相手が忙しいならFacebookなどのSNSをチェックしたり、これまでの活動などの資料を提供してもらって情報を集め、ストーリーの大枠を作りましょう。
実は人は対話や通話よりもテキストの方が自己開示しやすい
Q:メールやテキストよりも会って話した方が濃い内容が聞けるんじゃないの?
という方もいるかもしれません。
しかし、人間は対話や通話よりも、テキストのやりとりの方が自己開示はやりやすいんです。
「メル友」って聞いたことがありますか?
昔かなり流行ってたんですけど、家族や友達にも言えないことを話せた記憶があります。
あと、社長や市長・部長などの上司から
「言いたいことがあったら言ってみなさい」
と言われても目の前では正直に言いにくいでしょう。
意見したとしても
素直に聞いてくれる可能性は
低いです。
手紙やテキストであれば
上司の立場としても
あなたの顔は目の前にないし
文字情報なので素直に聞けることがわかっています。
クライアントにテキストに起こしてもらうことで、クライアントも自分の整理になるし、適度な距離感の中でこちらに自己開示をしやすいので、「テキストでください」と依頼するのはストーリー構成上、非常に有効です。
Q:「テキストでください」だけ言ってもクライアントは困るんじゃ?どんな質問をしてあげたらいいでしょう?
クライアントへ
質問を設定すると
答えてもらいやすいですね。
最低でも押さえておきたいのは
以下の5つです。
ストーリー構成・インタビューのスキルアップや知識に興味のある方は、ぜひマガジンを読んでみてください。
この記事は単体で980円ですが、『共感・つながりを生む人生ストーリー制作に必要な7つの理論』のマガジン(4,980円)を購読いただくと、マガジン内の「これまでの連載内容」や今後追加される記事も全て読み放題なのでお得です。
これまでの連載内容
③これがストーリー構成・インタビューに必要なスキルと知識(今回)
④【取材後はこれでOK】ストーリー作品の編集作業に必要なこと
⑤クライアントからオファーをもらうための集客・マーケティング戦略
⑦【インパクトUP】人々の注意を惹きつけるコピーライティング
【コラム(今後も追加していきます)】
「夢中」をデザインできないのは、この2つのことを知らなかったから(今回)
まだ「はじめに」を読んでいない方は無料で公開しているのでどうぞ。
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