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「花粉症で仕事の生産性が落ちている多くのビジネスパーソンを救いたい」これからの季節に知っておきたい、花粉と腸の関係性

明けましておめでとうございます。AuB株式会社です。弊社は『すべての人をベストコンディションに。』というミッションを掲げ、サッカー元日本代表の鈴木啓太が創業した会社です。
このnoteでは、ビジネスパーソンが「いつも調子がいい状態」を作り出すために必要な情報をメインに発信していきます。

昨年末、2022年の12月からnoteの執筆を始め、本noteで第3弾となりました。今年も定期的に発信していきたいと思っておりますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

第1弾はこちら⏬

第2弾はこちら⏬

noteを読んだ方から「職場で共有しました」「体調管理を見直すきっかけになりました」といったお声をいただき、とても励みになりました。ありがとうございます。


花粉症がもたらす経済損失は1日あたり「約2,215億円」にもかかわらず……

年が明け、早くも1月半ばに差し掛かろうとしています。すでにほとんどの人が仕事始めをしているかと思います。年初めは多くの人が「今年はこんな1年にしたい」と、素敵な目標を掲げて、仕事に臨まれている方も多いのではないでしょうか。

そんなビジネスパーソンにとって、新年最初の敵となるのは「花粉」です。
花粉は主に1月下旬から飛び始め、ピークは2月から4月までの約2カ月半と言われています。 種類がたくさんあるので、その後も6月中旬まで飛び続けるものもあり、中には「1年の大半、花粉症に悩まされている」という方もいらっしゃるかと思います。

そんな花粉症ですが、ビジネスパーソンに与える影響は計り知れません。
2020年にパナソニックが、20歳から60歳までの、花粉症であると回答した社会人1,324名を対象に行った調査によると、花粉症による労働力低下の経済損失額は、1日あたり「約2,215億円」という報告がされています。

この衝撃的なデータが出ている一方で、花粉シーズンより前に対策を行う人は39.6%に留まり、花粉症発症後に対策をはじめる人が大多数であることも明らかになっています。

また、別の調査(花粉症に悩むビジネスマン1,032人を対象に行ったアンケート調査)でも、9割以上が「花粉症は仕事のパフォーマンス、すなわち労働生産性にマイナスの影響を与える」と回答するという結果に。

引用:https://www.allergy-i.jp/kafun/kafun-nayami/work-eikyo.html

定性的なデータではありますが、その他の花粉の影響について述べている調査結果や論文においても同様のことが述べられており、ここから本格的にシーズンを迎えると言われている花粉症が及ぼす症状は、仕事へ大きな支障をきたし、労働生産性を低下させていることは明らかです。

また、参考までに海外の調査結果も紹介します。
海外で疾患ごとの生産損失額をみた調査によると、調査をした11の疾患の中で、花粉症・アレルギー性鼻炎の生産損失額が最も大きかったという報告が存在します。

引用:https://www.allergy-i.jp/kafun/kafun-nayami/performance-eikyo.html

冒頭でご紹介した、パナソニックの調査に協力した人々の回答によれば、仕事のパフォーマンスが低下していると感じる時間は1日あたり平均2.8時間
1日の所定労働時間(8時間)のうち、3割強が、本来のパフォーマンスを発揮できていないということです。

この期間が、2月〜4月中旬(ピーク期)=約60日間続くと考えると、個人としても、組織としても相当な損失があると言えます。
※ちなみに花粉症による経済的損失が、1日あたり約2215億円とすると、2月中旬〜4月中旬の60日間における経済的損失は13兆2900億円となり、これは日本のGDPの2.4%に相当する数字になるそうです

花粉症は日本人の4人に1人が発症しているとされる、厄介なヤツ

順番が前後してしまいましたが、改めて「花粉症」について、簡単に説明をします。

花粉症とは、花粉が飛ぶ季節になると始まる、くしゃみ鼻水鼻づまり。スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で生じるアレルギー症状を「花粉症」と呼びます(医学用語では、「季節性アレルギー性鼻炎」と言います)
そして驚くことに、現在日本人のおよそ「4人に1人」が花粉症だと言われています。

次に、花粉症のメカニズムについても説明します。

代表的な症状として、上記記載した症状のほかにも「目のかゆみ」「充血」「涙」も挙げられると思いますが、いずれも、体内に入ってきた花粉を取り除こうとすることで生じるアレルギー反応です。
花粉が目や鼻から入ってくると、体内の免疫システムによって「異物=敵」とみなされます。すると、敵に対抗するための抗体(IgE抗体)というものがつくられます。

ちなみに皆さんは「花粉は大人になってから発症する可能性もある」と、聞いたことはありませんか?
そう、このIgE抗体は、花粉に接触するたびにつくられるため、少しずつ体内に蓄積されていきます。つまり、蓄積量が一定レベルに達すると、次に花粉が入ってきたときに、アレルギー反応を起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌され、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった花粉症の症状を起こします。

もし、このnoteをここまで読んでくださっている方で「まあ自分は花粉症じゃないから大丈夫でしょ!」と思われている方も、油断しないでください。これまで蓄積されていたIgE抗体が、もしかすると今年、一定量に達してしまう可能性もあります。

ミュゼプラチナムが、全国の20〜34歳の女性、計1,389名を対象に行った調査でも、花粉症を自覚した時期は「つい最近」という答えが20%と最多。就職後も11%ということで、約3割は大人になってから花粉症を発症しているということがわかります。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000268.000008905.html

そしてこの時期代表的な花粉といえば、スギ。スギ花粉症の有病率は, 10~50歳代で30%を超えており、最も高いのは40代で39.1%。つまりこの現実はスギ花粉症による労働生産性の低下が社会に及ぼす影響は大きいと言えると思います。

裏付けるデータも存在します。
2008年、2009年のスギ花粉飛散ピーク時に、大阪府・兵庫県の耳鼻咽喉科診療所外来を受診したスギ花粉症患者294名(2008年)・394名(2009年)を対象に行った、QOL・労働生産性に関するアンケート調査では、就労者の全般労働障害率は、2008年は平均約33%・2009年は平均42%で、花粉症患者の労働生産性は大きく障害されていることおよび、花粉飛散量が多かった2009年の方が、より障害されていることが示されました。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrhi/49/4/49_4_481/_pdf

いずれの年においても労働生産性のひとつの指標である全般労働障害率と症状合計スコア、QOL 合計スコアとの間にはきわめて有意な相関が認められており、密接に関係していることが分かっています。

花粉症と腸の関係性。症状緩和へのポイントは「免疫」

ここまでで、花粉症に関しての基礎知識の説明・解説は以上です。
どうしてここまで長く説明・解説をしたかと言うと、ファクトとして「日本人の4人に1人が発症」していて、ビジネスシーンに大きな影響を与えている事実が判明している以上、これらの知識は基礎として認識いただくべきだと考えているからです。

また、自分がかかっていなくても、職場の同僚が花粉症である場合、同僚の生産性が落ちれば必ず自分にも影響があると思います。
その際に「自分は関係ない」と思うのか、改善に向けて「自分にも協力できることはある」「アドバイスとして伝えられることがある」と思うのかでは、雲泥の差だと思っています。

少し前置きが長くなってしまいましたが、ここからが弊社としてみなさまにお伝えしたい、花粉と腸の関係性になります。

「どうして花粉症と腸が関係あるの!?」と疑問に思う方も多いと思いますが、花粉症は、免疫力が低下すると発症しやすくなるのです。つまり、風邪や副鼻腔炎、咽頭炎などと同様、花粉症の対策には免疫力の向上が欠かせないということです。

そして、腸内には免疫力に必要な「免疫細胞」の7割が存在しています。
最近の研究では、腸を整えることで鼻炎や花粉症などの症状の緩和を助ける可能性がわかってきており、逆に言えば身体において最大の免疫器官である腸において、腸内細菌のバランスが崩れてしまうと、当然「花粉」を含めた異物に対する免疫機能も落ちてしまうということです。

では、具体的に何をすれば腸内環境が整うのか。
結論、たくさんの種類の菌や菌のエサを摂取する「多様性のある腸活」を心がけましょう。

しかし、「多様性のある腸活」と言われても初めはピンとこないかもしれません。例えば、馴染み深い菌と言えば、ビフィズス菌があります。

花粉症に悩む40名を対象にした実験において、ビフィズス菌(ビフィズス菌BB536株)入りのヨーグルト1日200gを14週間摂取したグループでは、非配合のヨーグルトを摂取したグループよりも、くしゃみや鼻汁・鼻づまり・目や喉の自覚症状といった花粉症の症状が減ることがわかっています。

ビフィズス菌(厳密に言えば、ビフィズス菌をはじめとした腸に良い細菌の)摂取→腸を整える→免疫細胞の活性化→アレルギー症状の緩和というサイクルが大切です。

腸内環境の改善は、生活習慣を見直すことから

前述において、4人に1人が花粉症を発症していると述べましたが、全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした鼻アレルギーの調査によると、花粉症の有病率は1998年が19.6%、2008年が29.8%、2019年には42.5%で、10年ごとにほぼ10%増加しています。
参考:https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/2022_full.pdf

これは様々な要因が考えられますが、女性の社会進出が加速したことで共働き世帯が増えたことや、学生のうちからインターン等で長時間働く若者が増えたことにより、お金を持つ一方、自炊などをする機会が減り外食率が増加したことなども考えられます。

引用:https://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2020/202009/pdf/202009.pdf
引用:https://www.adeccogroup.jp/power-of-work/vistas/adeccos_eye/35

前提として、外食の全てが悪いわけでは、もちろんありません。
しかし、高脂質な食事は腸内環境を悪化させる可能性もあり、時代の変化とともに起こりやすくなった生活習慣の変化が、アレルギー反応を悪化させている可能性も考えられるでしょう。

弊社に寄せられる質問の中にも「仕事で忙しくて、時間をかけて自炊ができない」「手軽に腸ケアできる献立を教えてほしい」といった声をいただくことも多く、いかに働く人々が時間に追われているのかが感じられます。

そういった背景があったとしても、根本的に腸内環境を改善するには、やはり食事・運動・睡眠といった生活習慣の改善が必須となります。
具体的には、食事面においてプロバイオティクスプレバイオティクスと呼ばれる食材の摂取を心がけることが大切です。

・プロバイオティクス:ビフィズス菌が入ったヨーグルトや納豆など
・プレバイオティクス:腸内細菌を育てる食材であり、ハチミツといったオリゴ糖

https://goodcho.aub.co.jp/prebiotics-function/

本記事においては、上記2つを覚えていただければ十分だと考えておりますが、もし、腸内環境を整える食材についてもっと知りたいと考えている方は、ぜひ下記の記事をお読みください。

我々は「すべての人を、ベストコンディションに。」というミッションを掲げています。
理想的な腸内環境へ導くことで、ヘルシーで活発な明るい毎日を過ごしたいあなたの心身のコンディションをサポートしていくことを目指します。

「腸活」とは、一般的にバランスのよい食生活や適度な運動などを行いながら腸を整える活動のことをさします。
しかし、世の中に多くの情報が氾濫する中、専門的な知識をもたないことで、ヨーグルトや野菜を食べることだけで良いと考えてしまったり、体に良いといわれる単一の食材、単一の菌を取り入れる偏った腸活をしてしまい、理想的な腸内環境に近づけていない人が多く見受けられます。

AuBは理想的な腸内環境を目指すために、体調管理のエキスパートであるアスリートたちを中心に、7000検体以上を研究。
そこから導き出した科学的腸活メソッド、「AuB GUT CARE METHOD(菌を摂る・育てる・守る)」の3つの方法を提唱し、商品開発をはじめとしたサービス提供や、情報発信をしています。

弊社が運営する「好きなこと・楽しいこと」を長く続けるヒントをお届けするライフスタイルマガジン、goodchoはこちら👇

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