メモ帳はバトルフィールド、一つ一つのメモはキャラクター
日経電子版の記事【メモ振り返れば「宝の山」 並べて連動、新発想】は、様々なメモ術のリポートで、改めて、「メモとは何ぞや」、メモの本質について考えさせてくれます。
結論から言うと、表題にも記したように、『メモ帳』(または、そのページ)は、ゲームの戦場、将棋盤のようなもので、一つ一つの『メモ』は、ゲームのキャラクター、将棋の駒のようなもの、だと思います。
『メモ帳』のページという名のバトルフィールドで、『メモ』という名のキャラクターが、私達の思考の流れに合わせて動き回り、連携・合体・吸収・戦闘を繰り広げる――それがアナログなメモであれば、キャラクターの動きは『線』で表現され、デジタルなメモであれば、実際に画面上で動かす訳です(そんなアプリが欲しい!)――。
そうやって、キャラクター同士の葛藤の中から、やがて一つの流れが生まれ、イノベーティブなゴールが見えてくれば、そのメモの1ページは、私達に貴重なアイデアをもたらしてくれることになります。
例えば、私自身、日経電子版の記事を見て自分なりの考えをまとめる時には、まず、記事からキーワードを抜き出し、まっさらなA4用紙(=『メモ帳』)に間隔を置いて記入していきます。あれこれ考えながら、キーワード(=『メモ』)を消したり線で繋げたりしているうちに、自然と『起承転結』が出来上がってきます。……不思議なのは、この作業を繰り返していると、頭の中にメモのページが浮かび上がって、実際に書かなくても考えがまとまるようになってくる事です。
『メモ』には、思考訓練のドリルのような機能があるのかも知れません。
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