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    「コルクラボのメンバーが書いたコルクラボに関するnote」を集めたゆるーいマガジンです #コルクラボ

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2024年映画館サービスデーまとめ

月曜日イオンシネマ 1,100円 Morc阿佐ヶ谷 1,000円 シアター・イメージフォーラム 1,200円 火曜日ユーロスペース 1,300円 新宿バルト9 1,400円 ※KINEZO会員限定 テアトル新宿 1,200円 ル・シネマ 1,200円 下高井戸シネマ 1,100円 水曜日ユナイテッド・シネマ 1,300円 TOHOシネマズ 1,300円 シネマサンシャイン 1,300円 シネマ・ロサ 1,200円 新宿武蔵野館

    • 物語、駐輪場

      ・考えてみると、物語、特に映像作品というのは主人公の変化だというけどその変化の理由となるのは他人、もっというなら他人の言葉であることが多い。 これは映像作品が他人との関わりを描かなくては話が進まないから、ドラマが生まれないからというところによる。 実際の人生では自分ひとりだけで変化したり成長したりすることもたくさんあるというのに。 ・今日は「fall」「海底47m」を、もうこわいので作業しながら横目で観ていた。 特にfall、塔の頂上に着いたあたりから目が離せなくなった。 ・

      • 日記

        ・病院とかで手書きタイプの診察券的なものをもらった時、そこに書かれた自分の名前の文字があまりにも下手クソだったら萌える。 ・ほんとうに久々に歯医者に行って、これまた久々に"痛み"と対峙した。普段いかに肉体的な"痛み"を経験していないかということを思い出した。日常生活だけで精一杯なのに、これ以上物理の痛みなんかで苦しむのはごめんだ。 でも今後、年齢的にも病気とか病気の検査なんかが増えてきて日常生活を送る中で痛みを感じる機会は増えていくんだろうなと思うと暗澹たる気持ちになる。前に

        • 瞳をとじて

          ・Morc阿佐ヶ谷に初めて行ったが映画のパンフレットがたくさんあって温かい、ずっといたくなるような映画館だった。 2度目の「瞳をとじて」を観た。ひとりの人間をその人間たらしめるものは一体なんなのだろう、と思う。記憶は大事である。あなたと私、一緒に過ごした記憶が一致していること、噛み合い、融合することで初めてあなたは私が知っているあなたになる。その記憶が失われてしまったらあなたはあなたでなくなるのだろうか。父が亡くなる少し前、抗がん剤の影響で記憶が混濁して、家族のことがわからな

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        記事

          100点の少年・ルックバック

          ・コナンの漫画とサッカーボールを持った少年が電車から降りてきて、100点だった。 ・ルックバックを映画館で観た。あれだ、あの藤野が卒業式の日に京本に卒業証書を渡した帰り道の描写。圧巻だった。空高くからぐわんと藤野の目線までカメラが落ちていって、雨が降る。喜び。こんな喜びの表現が今までにあっただろうか。歓喜。 初めて雑誌に漫画が載った時のふたりの喜びようをガラス越しに表しているのも良かった。 冒頭の月の目の前がぐわんぐわんと回るようなところから引き込まれて、正直まだ戻ってこれて

          100点の少年・ルックバック

          外から聞こえた会話・環七通り

          ・少し前まで環七通りのことが嫌いだった。騒々しい四車線の道路。宙に浮いた道路の下にたまって淀んだ空気。急いでいる人々。 でも何度か、夜に、あの交差点でいい気分でさよならをした。それらの一瞬によって、あの環七通りのことが少しだけ許せた。 ・安野たかひろさん、私がよく情報を見てるというのも大いにあると思うが、Twitterとかで投票した、という声も多く意外に新都知事ありえるのでは?と期待している。やっぱりスタートアップの人のことが好きだ。やるべきことを淡々と泥臭くやれるひとのこと

          外から聞こえた会話・環七通り

          200円の価値・肉の合間に食べる米

          ・お金の価値ってシチュエーションによってかなり変わるなと思う。近所に2時間無料の駐輪場があって1時間くらいの買い物の時によく利用している。先日きもち長めに買い物をした際に駐輪場に戻ると¥200と表示されており、あれ、2時間超えちゃった?まあいつも無料で使ってるからたまにはいいかと200円を払うと、なんと隣の人の駐輪料金であった。やるせなすぎて半日くらい引きずった。一方で良い体験をしたらもっともっとお金を払いたくなる。 ・焼肉屋で一番おいしいのは肉の合間に食べる米だと思う。 ・

          200円の価値・肉の合間に食べる米

          汎用性の高い怒り

          ・まだ幼い頃に家族で遠出しているとき、車の中で父と母に「お父さんはお母さんのこと好き?お母さんはお父さんのこと好き?」と純粋な気持ちで聞いたことがまだはっきりと記憶に残っている。 ・子供の頃「常会の別れ」という地区のイベントが年に一回あったのを覚えている。いわゆる常会のお別れ会なのだが、このイベント名、やたら詩的というか抒情的というか良い名前だ。常会という語感も含めて。 ・会社が新しくくれたレッツノートはたまに「キュイン」とか鳴いてかわいい。 ・ときどき夜に明日の弁当を作るこ

          汎用性の高い怒り

          誰かがいる気配

          ・なんだかどんどん「働いていなさそうな大人」になりつつあるし、私がそうなるにつれて周りにも働いていなさそうな大人、なにをやっているかわからない大人たちが増えつつある。これはこれで愉快だ。いわゆる正規ルートからはどんどん外れていっているが、道を逸れるにつれて呼吸はしやすくなっている。 ・LINEを見ていると少し前に別れた恋人が最近LINEした人たちの中にいないのが時々不思議な気持ちになる。まるで大事な記憶を無くしたような感じ。これは私が知っている世界とは微妙に違うな、という。消

          誰かがいる気配

          帰り道についての色々

          ・止まっているエスカレータを脚で降りる時、変な感じがする ・駅までの20分弱の道のり、行きはあまり遠いと感じないけど帰りは遠い遠い遠い ・頭痛薬を飲んで頭痛が治るのを待っている時間、この世でいちばん心穏やかな時間 ・私の家は一階なので、窓を開けていると道を歩いている人の話し声がよく聞こえる。毎日夕方になると前の家の子供達が遊んでいる声が聞こえてくるのだが、どうやら私と同じ名前の子がいるらしく、気を抜いていると「見て!〇〇ちゃん!」とか「〇〇ちゃん、そっち行かないよ!」とか言わ

          帰り道についての色々

          箇条書き

          ・正しいことだけが正しいわけじゃない。 ・塗った爪が乾くのを待つ無の時間。 ・6月。日々誰かの誕生日を忘れていそうでこわい。 ・物理的に自分の時間がとれないとどんなものでも面白いと思えなくなる。 ・会合は週に2回くらいがちょうどいいと思う。 ・新しいチャンスが舞い込みそうで、このチャンスは割と自分的にもしっくりきている。この船に乗るためには色々と捨てなくてはいけない。 なんとなく拾った石もずっと持っていれば、その時間分の愛着が湧く。なんとなく始めた仕事もそれなりに好きで愛着が

          2024年5月に考えていたこと

          映画館で映画を観ることの体験性について 体験生という言葉が存在するのかわからない。映画館で映画を観るときの手順としては映画に行こうと決める、チケットを買う、電車とかに乗って行く、暗い部屋に入る、知らない人たちと一緒に真っ黒なスクリーンを眺める、大きな音と鮮明な色、そして帰る。家で観るよりも、その映画と関わっている時間が長い。そしてそれは身体的である。映像や音が良いというのはあるけれど、身体的というのがいちばん大きい気がする。そして、映画館はそれがどんな駄作であったとしても大事

          2024年5月に考えていたこと

          眠る・映画

          なんか真夜中のカラオケとか、明け方みんなが人狼をやっている横とか、自分以外の人が何かをしているなかで眠るのが好きだ。 誰かと映画を観ていて、私はその退屈さに耐えられずに寝てしまうけどその誰かは映画を最後まで観たらしいという痕跡も好きだ。 安心する?なんとなく眠るのは死ぬことと同じような気がして、眠っている私に触れられるくらい近くで生きている人間がいるというのが安心するのかもしれない。 関心領域を観た。なんだか頭が痛くて上映前にカロナールを2錠飲んだので、後半が眠くて仕方なか

          眠る・映画

          かさぶた・生活の延長線上にある死

          恋人と別れて3ヶ月も経つと、もう恋人がいたときの感じを忘れてしまう。 父が亡くなって3年も経つと、父がいたときの感じを忘れてしまう。 人間とは薄情というか忘れっぽいというか。 でもそれは生きていくために必要な薄情さだと思う。血がどくどくと流れる湿った傷はいずれ乾きかさぶたになる。 そろそろ自分の映画の企画を考えたいなと思っている。最近ビクトル・エリセのエル・スールとコゴナダのアフターヤンという映画を観た。 どちらも、もうこの世にはいない人のまなざし、や記憶というモチーフが出

          かさぶた・生活の延長線上にある死

          父の記憶とメルカリ

          実家の片隅に古いがよく手入れされたフィットネスバイクが鎮座している。母はダイエットのために、祖母は数年前に手術した膝のリハビリのために時折漕いでいるらしい。 このフィットネスバイクには今はもう亡き父の命で私がメルカリで購入し、父が出品者のもとに受け取りに行ったという逸話が隠されている。 思えばあれが最初で最後の父との連携プレーであった。 長く続いた反抗期もついに終わりを告げ、そろそろ親孝行でもするかと思った矢先、父はあっけなく亡くなってしまった。その少し前に、祖母が膝を悪く

          父の記憶とメルカリ

          流動的な部屋

          人ってみんな霧みたいなものを纏っていて、誰かに会うと自分の纏っている霧とその人の霧が融合してまったく新しい霧がうまれる。 いや部屋?部屋のほうが近いかもしれない。なんかこう、流動的な部屋みたいな、視覚的に表現すると粒子でできた部屋みたいなものを背負ってみんな歩いていて他人と一緒に過ごすことでそれが融合する。ふたりもしくは3人以上で居心地良い部屋を作れる人にときたま出会うと嬉しい。 他人と一緒にいると夜も拡張する。自由を感じる。 ひとりでいる時よりもずっと自由だと感じる人と最近

          流動的な部屋