備忘録

映画と落語が好きです

備忘録

映画と落語が好きです

マガジン

  • コルクラボ ガーデン [CORK Lab GARDEN]

    • 1,117本

    「コルクラボのメンバーが書いたコルクラボに関するnote」を集めたゆるーいマガジンです #コルクラボ

  • 最近読んだ本・観た映画・聴いた音楽とラジオ等

    最近読んだ本・観た映画・聴いた音楽とラジオ等

  • 低予算で楽しい大人の遊び方

  • 生活に役立つライフハック

  • 読みたい・みたい・欲しい・行きたいものリスト

記事一覧

感情生成屋

短編で感情生成屋みたいな話、面白いんじゃないかと思っている。 人間は0から感情を抱くことはなくて、すべての感情は誰かの受け売りである。 人が何かに対して怒っている…

備忘録
1日前

自主映画、猫の餌入れ

・私はどうも自分が当事者でない人の物語を書こうとする時に罪悪感を感じてしまう。まるでその立場にいる人を消費しているような気がしてダメだ。 ・シナリオコンクールの…

備忘録
3日前
1

めくらやなぎ、投影

・めくらやなぎと眠る女をユーロスペースで観た。ユーロスペースの小さい方のシアター、一番後ろの席だとスクリーンからの距離感と位置ちょうどいい。 あの絵柄、好きだっ…

備忘録
2週間前
1

乾いた思い出

「それが分かったらさかもっさんに連絡しますね」と言って電話を切り、懐かしいことを思い出した。 昔、すごく身近に坂元さんという人がいて、私はその人のことを「さかも…

備忘録
2週間前

感じと言葉、オールナイト上映

・誰も知らない映画を観たい。 ・思い返してみると、いつも感情、感情まではいかない、”感じ”が先にあって、そのあとそれにフィットする言葉を探す、ということばかりし…

備忘録
2週間前
1

ギヨーム・ブラックの夏 宝島

一体これはなんだったのだろうと思った。はじめの10〜20分くらいは台本のある映画なのかと思っていて、それはドキュメンタリーのような”意味のある”ことを誰も話していな…

備忘録
3週間前

身近なクレーム

・南北線の全駅で次の駅の駅名行って、いざその駅に着いた時は無言でサイネージにも駅名が表示もされないアレ!どうにかならないの!? ・近所の公園であまりにも違法駐輪…

備忘録
4週間前

受け止める、企画書

・泣き寝入りとかとばっちりとかいう言葉を聞くたびに、世の中にはひどい目にあった人間を受け止める言葉があるものだな、と思う。 きっと、むかし似たような種類の嫌な目…

備忘録
1か月前

新宿三丁目、辛い映画

・映画館からの帰り、あの新宿三丁目から新宿駅までの猥雑な一本道のなんともいえない浮遊感、そう宇宙みたいだ。いろんな人たちがいて、それぞれが自分たちのことをやって…

備忘録
1か月前
3

夏祭りの思い出、行方不明展

・夏休みの思い出といえばあれだ。子供の頃、地区の小さなお祭りがあって、運営は親たちが分担して行っていた。ある年、うちの父がかき氷の屋台の担当になって、私も隣で手…

備忘録
1か月前

7月の日記

・脚本のネタで呪いとか復讐について調べていたら、「呪い代行」が8,800円から5,000円に値引きされていた。やすい。でも、割引で買った「呪い代行」効果なさそうだな。 ・…

備忘録
1か月前
2

呪い、芝浜

・訳あって「呪い」について調べてたら呪い代行が8800円から5000円に値引きされていた。 ・プラン75を観た。色々な意見はあるが問題提起、視座の提示を丁寧にしているこの…

備忘録
1か月前

物語、駐輪場

・考えてみると、物語、特に映像作品というのは主人公の変化だというけどその変化の理由となるのは他人、もっというなら他人の言葉であることが多い。 これは映像作品が他…

備忘録
2か月前

日記

・病院とかで手書きタイプの診察券的なものをもらった時、そこに書かれた自分の名前の文字があまりにも下手クソだったら萌える。 ・ほんとうに久々に歯医者に行って、これ…

備忘録
2か月前

2024年映画館サービスデーまとめ

月曜日イオンシネマ 1,100円 Morc阿佐ヶ谷 1,000円 シアター・イメージフォーラム 1,200円 火曜日ユーロスペース 1,300円 新宿バルト9 1,400円 ※KINEZO会員限定 …

備忘録
2か月前

瞳をとじて

・Morc阿佐ヶ谷に初めて行ったが映画のパンフレットがたくさんあって温かい、ずっといたくなるような映画館だった。 2度目の「瞳をとじて」を観た。ひとりの人間をその人間…

備忘録
2か月前
1

感情生成屋

短編で感情生成屋みたいな話、面白いんじゃないかと思っている。
人間は0から感情を抱くことはなくて、すべての感情は誰かの受け売りである。
人が何かに対して怒っているのを見て、ああこういう時は怒るものなんだとか喜んでいるのを見て、こういう時は喜ぶものなんだ、と学ぶ。
生まれた時からそれをやっているので、もはや全ての感情は内面化された世論?であることを1人残らず忘れている、みたいな世界観。
感情にまつわ

もっとみる

自主映画、猫の餌入れ

・私はどうも自分が当事者でない人の物語を書こうとする時に罪悪感を感じてしまう。まるでその立場にいる人を消費しているような気がしてダメだ。
・シナリオコンクールの二次に落ちた。いちいち落ち込んでる場合ではない。
・Twitterで流れてきた猫がご飯食べてる動画の餌入れが、私が普段使ってる皿と一緒だった。
・ここ最近、縁あっていろいろな若者が作った自主映画を観ている。すごく刺激をうけたし、そろそろ私も

もっとみる

めくらやなぎ、投影

・めくらやなぎと眠る女をユーロスペースで観た。ユーロスペースの小さい方のシアター、一番後ろの席だとスクリーンからの距離感と位置ちょうどいい。
あの絵柄、好きだった。このストーリーだったらこの絵柄しかないだろ、って感じだった。
冒頭の、小村が猫を探しに森に入ると謎の女が猫を膝に乗せていたかと思うと、上空から撮ったうねる列車のカットに移り変わるあそこで息を呑んだ。最後あたりのキョウコのマンションを上空

もっとみる

乾いた思い出

「それが分かったらさかもっさんに連絡しますね」と言って電話を切り、懐かしいことを思い出した。
昔、すごく身近に坂元さんという人がいて、私はその人のことを「さかもっさん」と呼んでいた。たぶん私の滑舌の問題で「さかもとさん」と発音できなかったので、やむを得ずに呼んでいた。「さかもっさん」と呼んでいるのは私だけだった。私はほとんど毎日、さかもっさんと一緒にいて話をした。ご飯を食べながら、夜の道を歩きなが

もっとみる
感じと言葉、オールナイト上映

感じと言葉、オールナイト上映

・誰も知らない映画を観たい。
・思い返してみると、いつも感情、感情まではいかない、”感じ”が先にあって、そのあとそれにフィットする言葉を探す、ということばかりしてきた。いまだに言葉が見つかっていないそれらもたくさんあって、疲れていると言葉を探すことをやめてしまう。そういえば永遠と一日に「言葉を買う」シーンがあったな。そろそろ自分のいる環境も変わる。言葉を買うためのエネルギーを蓄えておかなくちゃと思

もっとみる

ギヨーム・ブラックの夏 宝島

一体これはなんだったのだろうと思った。はじめの10〜20分くらいは台本のある映画なのかと思っていて、それはドキュメンタリーのような”意味のある”ことを誰も話していなかったので。まるでみんな演技をしているように、演技をしているようにというのは、わざとらしいとかフィクションらしいとは真逆の意味で、むしろどこまでも現実に近い、という意味である。
役者でない人が出ているドキュメンタリーはどこまでいっても演

もっとみる

身近なクレーム

・南北線の全駅で次の駅の駅名行って、いざその駅に着いた時は無言でサイネージにも駅名が表示もされないアレ!どうにかならないの!?
・近所の公園であまりにも違法駐輪が多いので、毒々しい緑のポールで違法駐輪エリアを取り囲み、極め付けにはポールにくくりつけられた古いラジカセみたいなやつから「違法駐輪をするな」という音質の悪い注意の音声が流れていてシュールだ。
日があるうちはシュールだが、この間深夜にそこを

もっとみる

受け止める、企画書

・泣き寝入りとかとばっちりとかいう言葉を聞くたびに、世の中にはひどい目にあった人間を受け止める言葉があるものだな、と思う。
きっと、むかし似たような種類の嫌な目にあった人がいたのだろう。自分の中にあるやりきれなさを誰かが言語化して置いておいてくれるのは救いになる。
・この休みは4つの脚本関連の事をやったが、そのどれもが他人から依頼されたものであることが驚きだ。よくここまできた。
・今回、原作ありの

もっとみる

新宿三丁目、辛い映画

・映画館からの帰り、あの新宿三丁目から新宿駅までの猥雑な一本道のなんともいえない浮遊感、そう宇宙みたいだ。いろんな人たちがいて、それぞれが自分たちのことをやっている。
湿った夏の夜によく合う。
明日作る日記映画のための写真を撮ろうかと思ったが、どうせこの感じは静止画にできないだろうと思って辞めた。こういうとき、映画ならもしかしたら、と思う。
・この2日で意図せず「愛を乞うひと」「あんのこと」を続け

もっとみる

夏祭りの思い出、行方不明展

・夏休みの思い出といえばあれだ。子供の頃、地区の小さなお祭りがあって、運営は親たちが分担して行っていた。ある年、うちの父がかき氷の屋台の担当になって、私も隣で手伝いをしていた。見よう見まねでかき氷の作り方を覚え、すぐに氷を削るところから蜜をかけてお客さんに出すところまで、1人でできるようになった。あれは確か私が小2くらいの時で、自分が1から作ったものを、大人たちがひとつ100円で買っていくのを見て

もっとみる

7月の日記

・脚本のネタで呪いとか復讐について調べていたら、「呪い代行」が8,800円から5,000円に値引きされていた。やすい。でも、割引で買った「呪い代行」効果なさそうだな。
・突っ張り棒3本とか、ネギとか、この人家に帰ったら〇〇するんだろうなあというのが分かる物を持っている人を街で見かけると嬉しい。
大きな商店街のある街に住んでいる。この街には八百屋も古着屋もミニシアターも共存していて、生活のなかにカル

もっとみる

呪い、芝浜

・訳あって「呪い」について調べてたら呪い代行が8800円から5000円に値引きされていた。
・プラン75を観た。色々な意見はあるが問題提起、視座の提示を丁寧にしているこの映画、私はかなり好きだった。登場人物たちの生活を淡々と映す本作。登場人物たちは、ドラマのフックとなるような動きは最後の最後までしない。とにかく、そう頻繁に事件は起きない。現実を受け入れているさまは実世界にかなり近い。でも生きること

もっとみる

物語、駐輪場

・考えてみると、物語、特に映像作品というのは主人公の変化だというけどその変化の理由となるのは他人、もっというなら他人の言葉であることが多い。
これは映像作品が他人との関わりを描かなくては話が進まないから、ドラマが生まれないからというところによる。
実際の人生では自分ひとりだけで変化したり成長したりすることもたくさんあるというのに。
・今日は「fall」「海底47m」を、もうこわいので作業しながら横

もっとみる

日記

・病院とかで手書きタイプの診察券的なものをもらった時、そこに書かれた自分の名前の文字があまりにも下手クソだったら萌える。
・ほんとうに久々に歯医者に行って、これまた久々に"痛み"と対峙した。普段いかに肉体的な"痛み"を経験していないかということを思い出した。日常生活だけで精一杯なのに、これ以上物理の痛みなんかで苦しむのはごめんだ。
でも今後、年齢的にも病気とか病気の検査なんかが増えてきて日常生活を

もっとみる
2024年映画館サービスデーまとめ

2024年映画館サービスデーまとめ

月曜日イオンシネマ

1,100円

Morc阿佐ヶ谷

1,000円

シアター・イメージフォーラム

1,200円

火曜日ユーロスペース

1,300円

新宿バルト9

1,400円
※KINEZO会員限定

テアトル新宿

1,200円

ル・シネマ

1,200円

下高井戸シネマ

1,100円

水曜日ユナイテッド・シネマ

1,300円

TOHOシネマズ

1,300円

シネ

もっとみる

瞳をとじて

・Morc阿佐ヶ谷に初めて行ったが映画のパンフレットがたくさんあって温かい、ずっといたくなるような映画館だった。
2度目の「瞳をとじて」を観た。ひとりの人間をその人間たらしめるものは一体なんなのだろう、と思う。記憶は大事である。あなたと私、一緒に過ごした記憶が一致していること、噛み合い、融合することで初めてあなたは私が知っているあなたになる。その記憶が失われてしまったらあなたはあなたでなくなるのだ

もっとみる