眠る・映画

なんか真夜中のカラオケとか、明け方みんなが人狼をやっている横とか、自分以外の人が何かをしているなかで眠るのが好きだ。
誰かと映画を観ていて、私はその退屈さに耐えられずに寝てしまうけどその誰かは映画を最後まで観たらしいという痕跡も好きだ。
安心する?なんとなく眠るのは死ぬことと同じような気がして、眠っている私に触れられるくらい近くで生きている人間がいるというのが安心するのかもしれない。

関心領域を観た。なんだか頭が痛くて上映前にカロナールを2錠飲んだので、後半が眠くて仕方なかった。つねに身体を映画を観るのに最適なコンディションにしておきたい。
とにかくずっと不吉で不気味だった。お前も加害者なのだと突きつけられる映画が最近多い。
そんなものを観ても全然知らない人々の痛みに思いを馳せることしかできない。
その行為すら「自己肯定感を上げたいだけのリベラル」にすぎないのだと思い知らされる。

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