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完全オーダーメイドのえほんやさん、アトリエはなこ店主。FMやまとパーソナリティ...でしたが第二子出産で休業中。姫(6才)王子(1才)の母です。 https://atelierhanaco.jimdo.com/

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白い本一冊しか置いてない本屋の話。

私は“うちゅうでたったひとつ”のえほんを作って売る本屋をしています。 でも、本屋といっても店を構えているわけでも、本棚に商品をずらり並べるわけでもなく、たくさん…

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https://youtu.be/rbZ7e55-WdI
SANABAGUN大好きすぎる。路上で遭遇してみたい。

先日、駅ビルのSALEで気づいたらワンピースを2着も買っていた私。あの異常なときめきは一体何だったんだろうと振り返った今日。そうだ、大好きなワンピースを我慢し続けていたんだ。(←赤子に授乳しにくいため)あれは、自分への卒乳祝だったんだわ。

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日常に書き残したいような素敵な瞬間や気持ちはたくさんあって、でも書くより先に目の前の子のよだれを拭わないといけない現実があって、そうこうしている内にそのステキナコトを忘れてしまう。でもそれは消えてしまったようでいて私の心の栄養になってくれているんだろう、きっとね。

1

娘が陽だまりの助手席でビスケットの封を切ったら、古いアルバムを開いたような匂いがした。ノスタルジー。秋だな。

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息子の4時台の起床は相変わらず。お腹が空いたと迫られ冷蔵を開けたとき、昨夜のスープとふかした芋が入っていて、昨日の自分にすごい感謝した。自分てダメだなあと思うことが続いていたので癒やされた。ありがとう、昨日の私。

2

朝5時半。抱っこ紐の中で白菜スープの味見をする息子のうわくちびるが可愛い。

3

「今週のお弁当は片手で食べられるものだと助かります」はじめ2日はおむすびで3日目の今日はホットドック。明日は何で応戦しよう。蓋を開けたときの顔を想像しながら同じ物を食べる昼時。これって愛か😳へえ!

3

偏食への挑戦状。汁物を食べない娘。でも朝の味噌汁はサラダと同じなのよ。そこでお猪口で配膳という策を講じてみた。この量なら笑って食べてくれるらしい。小さな勝利。大きな一歩。

1

朝、寝室をのぞいたら、寝ているはずの娘が忽然と姿を消していてゾッとした。目を凝らすとなんと敷きパッドの下にスッポリ入って超平らに寝ていた。この夏一番のホラー。

3

中学時代の下校の放送音楽(いずれもインスト)がビートルズのLet it beとHello, Goodbyeだったことは当時気づいていたけど、掃除中の音楽がマイフェアレディの踊り明かそうという曲だったということを映画を見て今日気付いた。どおりで踊るように机を運べたわけだ。選曲誰?

3

普段、子どもたちにいかに二の腕を触られているかということを、ワクチン接種後に思い知る。だいぶ痛いので暫くひじか耳たぶでお願いします。懇願。

2

「退屈は犯罪だ」カーラジオから聞こえてくるNetflixのCM。20代の私はきっと激しく同意しただろう。「“この空白の時間を何で埋めよう”これ以上甘美な悩みはあるかい」と呟いてしまう私。退屈は贅沢だと知る育児中の私。

1

息子を抱っこして、かかとの骨を撫でると「ああ小さいんだなあ」と思い知る。存在感が大きすぎて彼が小さいことを忘れてしまうのである。嘘のようでほんとの話。

3

すねて独りで風呂に入った娘。覗けば水鉄砲を口に含みバキュンバキュンと風呂の湯を飲んでいる。眼光鋭くかなりの迫力。すかさず水鉄砲を取り上げ壁のカタカナ表をバキュンバキュンと撃ち抜く裸の母さん。「ス?」「キ!」かくして女の友情とカタカナ学習は同時に深められるのでありました。

5

私が「フ」と思い出し笑いをしたら、それを見た赤子がケタケタ笑い、それを見た私がゲタゲタ笑って、なんだか今ここで面白いことが起きたような風情になった。平和じゃの。

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白い本一冊しか置いてない本屋の話。

白い本一冊しか置いてない本屋の話。

私は“うちゅうでたったひとつ”のえほんを作って売る本屋をしています。
でも、本屋といっても店を構えているわけでも、本棚に商品をずらり並べるわけでもなく、たくさんの予約を一度に受けることもできません。
年間9冊くらいのペースで新作が誕生しますが、ご依頼主が一般公開を望まなければ物語が世に出ることもありません。
本屋と呼ぶにはかなり風変わり。
でも、私の中では“本屋”にカテゴライズされていたい(笑)。

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https://youtu.be/rbZ7e55-WdI
SANABAGUN大好きすぎる。路上で遭遇してみたい。

先日、駅ビルのSALEで気づいたらワンピースを2着も買っていた私。あの異常なときめきは一体何だったんだろうと振り返った今日。そうだ、大好きなワンピースを我慢し続けていたんだ。(←赤子に授乳しにくいため)あれは、自分への卒乳祝だったんだわ。

日常に書き残したいような素敵な瞬間や気持ちはたくさんあって、でも書くより先に目の前の子のよだれを拭わないといけない現実があって、そうこうしている内にそのステキナコトを忘れてしまう。でもそれは消えてしまったようでいて私の心の栄養になってくれているんだろう、きっとね。

娘が陽だまりの助手席でビスケットの封を切ったら、古いアルバムを開いたような匂いがした。ノスタルジー。秋だな。

息子の4時台の起床は相変わらず。お腹が空いたと迫られ冷蔵を開けたとき、昨夜のスープとふかした芋が入っていて、昨日の自分にすごい感謝した。自分てダメだなあと思うことが続いていたので癒やされた。ありがとう、昨日の私。

朝5時半。抱っこ紐の中で白菜スープの味見をする息子のうわくちびるが可愛い。

「今週のお弁当は片手で食べられるものだと助かります」はじめ2日はおむすびで3日目の今日はホットドック。明日は何で応戦しよう。蓋を開けたときの顔を想像しながら同じ物を食べる昼時。これって愛か😳へえ!

偏食への挑戦状。汁物を食べない娘。でも朝の味噌汁はサラダと同じなのよ。そこでお猪口で配膳という策を講じてみた。この量なら笑って食べてくれるらしい。小さな勝利。大きな一歩。

朝、寝室をのぞいたら、寝ているはずの娘が忽然と姿を消していてゾッとした。目を凝らすとなんと敷きパッドの下にスッポリ入って超平らに寝ていた。この夏一番のホラー。

中学時代の下校の放送音楽(いずれもインスト)がビートルズのLet it beとHello, Goodbyeだったことは当時気づいていたけど、掃除中の音楽がマイフェアレディの踊り明かそうという曲だったということを映画を見て今日気付いた。どおりで踊るように机を運べたわけだ。選曲誰?

普段、子どもたちにいかに二の腕を触られているかということを、ワクチン接種後に思い知る。だいぶ痛いので暫くひじか耳たぶでお願いします。懇願。

「退屈は犯罪だ」カーラジオから聞こえてくるNetflixのCM。20代の私はきっと激しく同意しただろう。「“この空白の時間を何で埋めよう”これ以上甘美な悩みはあるかい」と呟いてしまう私。退屈は贅沢だと知る育児中の私。

息子を抱っこして、かかとの骨を撫でると「ああ小さいんだなあ」と思い知る。存在感が大きすぎて彼が小さいことを忘れてしまうのである。嘘のようでほんとの話。

すねて独りで風呂に入った娘。覗けば水鉄砲を口に含みバキュンバキュンと風呂の湯を飲んでいる。眼光鋭くかなりの迫力。すかさず水鉄砲を取り上げ壁のカタカナ表をバキュンバキュンと撃ち抜く裸の母さん。「ス?」「キ!」かくして女の友情とカタカナ学習は同時に深められるのでありました。

私が「フ」と思い出し笑いをしたら、それを見た赤子がケタケタ笑い、それを見た私がゲタゲタ笑って、なんだか今ここで面白いことが起きたような風情になった。平和じゃの。