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あなたが苦しいのは、理想に縛られているのかも【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。

突然ですが、
あなたにとっての理想の父親像と母親像ってなんでしょうか?

自分の性別などは関係なく、両方でも片方だけでもOKです。
ほんの少しで良いので是非考えてみてください。

さて、思い浮かべた理想の親。

その親は『誰がモデル』ですか?
もしくは『誰の反面教師』ですか?

さぁ、この質問で気づいたかもしれません。

良い意味か、悪い意味か、「あなたの理想にはモデルがいる」のです。



理想とは経験によって作られる

自分の理想は『自分にとって大きな影響を及ぼした人物』です。

ところが、良い影響だけとは限りません。
悪い影響があるのも悲しい事実です。

例えば、
私の場合、理想の父親像は『実父の反面教師な存在』です。

理想には経験が大きく関わってきます。

自分の経験上、
良い影響なら、この人のように「なりたい!」。
悪い影響なら、この人のように「ならない!」。

こうして理想像は完成していきます。

実は、これはとても良い状態です。

お手本でも、反面教師でも、自分の経験を生かしています。
言うなれば『経験値の有効活用』といえますね。

問題なのは、
こうなりたい。けど、自分とかけ離れている。

この状態に陥ると、現実と理想のギャップが発生します。
その結果、『ありのままの自分にOKが出せなくなる』のです。



理想が高い訳じゃなく、自分が低すぎる?

ありのままの自分にOKを出せない。
つまり、自己肯定感が低いと言えます。

それは理想を高く掲げ過ぎて、まるで神格化している可能性もあります。

しかし同時に、「自分を下へ落としている可能性」も大いにあります。

図1

理想とのギャップの差が広がれば広がるほど、目指すことに疲れてしまう。

また「自己肯定感のボーダーライン」より自分が下にある。
こうなると「あの人と比べて自分はなんてダメなんだ」となります。

その為、理想を目指すより先に『自己肯定感』を見直すべきなのです。



時には立ち止まってみよう

理想の人物になる場合、自ら望んで目指す人もいます。

しかし、それを望んでいるのはあなただけです。
だからこそ、自分を尊重して大切にしながらお手本として理想に向き合う。

しかし、問題なのは「他者から押し付けられた場合」です。

教育熱心な親などには「子供を自分の理想にしたい」という人もいます。
しかし、それは本当のアナタじゃない。

いずれにしろ、
あなたはあなたです。あなたは今のままで良いのです。

もし、自分が理想を望んでいるなら、それは何故でしょう?

・誰かにそう言われた?
・それとも周りの期待の答えたいプレッシャー?
・今の自分が嫌いだから?
・ずっと他人にも自分にも勝ってきたアイデンティティー?

どちらにしろ判断基準は簡単なモノ。

判断基準は『今、楽しいか? 今、苦しいか?』です。

これ以外にはありません。

理想は間違いでなくとも苦しさがある。
ならば、その理想はあなたにとって毒かもしれません。



あなたは「今の自分」を大切にしていい

もし毒だったなら、一度だけ立ち止まってみませんか?
「それでも!」というなら、また進めばいい。

そうじゃなかったのなら、今からでも方法転換ができます

あなたは理想に近づくために本当に頑張っている。

まずは、その素晴らしい「あなた」という存在を大切にしてほしい。

だからこそ理想に苦しまず、時には立ち止まってみてください。

あなたはあなたを大切にしていい。

それは生まれながらに持ったあなたの絶対的な権利です。
そこだけは忘れないでください。


ご高覧いただきありがとうございました。

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