思い出して苦しくなるなら、心の中にいる子供の悲鳴かも…【短編】
ご高覧いただきありがとうございます。
子供の頃の記憶をふと思い出して、不安や辛さを感じることはありますか?
これは大人の中にいる「内なる子供」が悲鳴を上げているのです。
私も日々「内なる子供」を思い起こし、苦しむこともあります。
これは『インナーチャイルド』と呼ばれています。
これを軽く解説しておこうと思います。
重要なのは「ただ昔の記憶を思い出すだけなら苦しまない」。
これを念頭においてほしいのです。
これは言い換えれば……
記憶と一緒に「不安」「辛さ」「苦しさ」も思い起こしている。
そう考えることができます。
つまり、トラウマを思い出しているのです。
インナーチャイルドが悲鳴を上げたのなら、それはトラウマ。
そのように感じてもらうのが1番分かりやすいでしょう。
何故、人はトラウマを抱えるのか?
それは記憶に強烈な悪感情を持って刻まれる為です。
トラウマは「その人にとって起こってはいけない事」と言えます。
さて、問題は幼少期です。
幼少期の人間はとても無力です。
その為、幼少期の子供がもっとも敏感になるものは何か?
それは「安心と安全の確保」です。
人間は自然界において、捕食される側です。
だからこそ、「安心と安全の確保」は最優先事項。
「安心と安全の確保」が脅かされる出来事は……最優先で記憶。
そして、反応できるようになります。
これが『幼少期における心にトラウマが刻まれる仕組み』と言えます。
インナーチャイルドは「子供の頃の自分」です。
もう一人の自分というより、「子供の頃の自分」と考えてください。
子供の時、とにかく自分の身を守ることで精一杯だった。
子供を10歳前後と定めるならば、アナタは立派に成長していますよね。
分かりやすく例えるなら、風邪を引いた時はどうしますか?
子供の頃は、どうしていいか分からないと思います。
子供だと頭を冷やすのも「イヤだから」で、なにも理解せずに拒否する。
しかし、成長した自分なら、そんなことはあり得ませんよね。
薬、頭の冷却、休息、滋養強壮、通院……適切な対処ができるはず。
つまり、アナタは自分の身を守ることができるんだ。
自信がないなら、あえて「ある程度は守れています」でもOK。
それでも幼少期より、はるかに確実に守れるのは絶対な事実です。
つまり、
アナタは過去のトラウマからも自分の身を守れるようになっています。
インナーチャイルドは自分を守ってくれていた存在です。
そこだけは絶対に誤解しないでほしいのです。
けして、邪険には扱わないでください。
過去の辛かったことを記憶。
↓
辛い出来事があったら、即座に防衛できるようにする。
↓
そうして、。安心と安全の確保をする役割。
そんな大事なことを引き受けてくれたのです。
だからこそインナーチャイルドには、その役目を終わらせてあげます。
インナーチャイルドが顔を出した時はチャンスです。
その時は「大丈夫。もう自分のこと守れるよ」と声掛けしましょう。
優しく自分の「内なる子供」「無力だった子供」に声をかけてください。
バカらしい方法と思う人もいるかもしれません。
ところが、これがかなり有効な方法なんです。
でも、頑張ってずっと守ってきたのだから、簡単には納得してくれません。
何度も何度も根気強く続けてみてください。
すると、いつしかインナーチャイルドは消えます。
その時、過去のトラウマはただの記憶になるでしょう。
すると「そんなこともあったなぁ」となれる日が来るでしょう。
小さい自分が今の自分を成長させてくれることになるでしょう。
ご高覧いただきありがとうございました。
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