ごはんちゃん

美味しいご飯がからだをつくる。修行中のアラサー。野生のOL。七転び八起き。日々思ったこ…

ごはんちゃん

美味しいご飯がからだをつくる。修行中のアラサー。野生のOL。七転び八起き。日々思ったことをしたためています。

マガジン

  • 読書処方箋

    読書記録。どんな時に読むのがおすすめかを、ネタバレしないように書いています。

最近の記事

ピンチはチャンス

この人なんか合わないかも!と思うことは、誰でも一度は経験があると思う。 最近特に思うのは、自分のベクトルや熱量が合わないことが、「この人なんか合わないなあ」って感じさせることに気付いた。 中途で入社した後輩が、転職してすぐに直面する「仕事覚えなきゃ!」の焦りとか、もどかしさとか、そういったことが言動に感じられないとき。 先輩に嫌われないようにするとか、波風立てないようにするとか、そういうのは正直必要ない。 聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥、という言葉が表すように、時間

    • 落ち込んだ時の対処法

      人間平穏に生きよう!ってふんどしをしめて生きてても、勝手に辛いことはやってくるし、ふんどしの紐は勝手にゆるんでくる。 そんな時におすすめの対処法(わたし調べ)を4つ紹介する。 ①とにかく寝る 布団(もしくはベッド)は、裏切らない。 いつでもあなたを優しく包み込んでくれる。 まだお風呂入ってないしなとか、寝たらまた明日が来ちゃうなとか、余計なことは考えず、スマホを充電器に挿して布団にくるまるのだ。 このときおすすめなのは、締め付けがきついパンツを履かずに、ちょっとゆるっとし

      • 面白い人でありたい

        関西人の血は一滴も流れていないはずなのに、どうしてわたしは面白い人でありたい!と強く思うのだろう。 わたしの中には、常に「この人はどうやったら笑うだろうか、ケケケ」と虎視眈々とかまえる小さいおばさんが住んでいる。 人を笑わせることが楽しい、と明確に思い始めたのは中学1年生の頃だ。 当時演劇部に入っていたわたしは、決められたテーマでアドリブで演技をすることで見ている人を笑わせることができる、ということを知って味をしめた。 残念ながら演劇部は1年で廃部になってしまったけど、こ

        • 気遣いスカウター故障中

          時々、気遣いの性能がカンストしてる人に出会うことがある。そんなところまで気を遣えちゃうなんて、それはもうチートじゃない?「今が気遣いのポイントだよ」って見えるスカウターでも付いてるんじゃない? みんな、どうやって気遣い力を養ってるんだろう。 気遣いを辞書でひくと、このように出る。 気をつかうこと。心遣い。配慮。 わたしは、周りの人には、気遣いできるね!と言われることは結構ある。でも、自己評価は真逆で、苦手意識のほうが強い。 特に、いろんな要素が不意に起きると、もう頭の中の

        ピンチはチャンス

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        • 読書処方箋
          3本

        記事

          雪虫みたいな文章が書きたい

          雪虫って、知ってる? 某まめしばみたいに書き始めたけれど、寒い時期に見る白くてほわほわした虫さんだ。 東京の、特に23区ではあんまり見ない気がする。 今年は暖冬だったからか、全く見ていない。 基本的に成人前には、大体の虫が苦手になる。 一人暮らしでやっつける役が自分しかいない時は、火事場の馬鹿力で成し遂げるけど(こういう時に彼氏ほしいって思うのがまた悲しい)、できるだけ関わりたくないものだ。 特に、疲れて帰ってきたときに、部屋を開けた瞬間彼らと目が合ってしまったら、もう、こ

          雪虫みたいな文章が書きたい

          風が強い日は本が読みたくなる

          2024年3月20日、春分の日は終日大荒れで、風が強すぎて私が住むマンションも揺れを感じるほど。 ゴォーッという音と共に、近くの家に立つ木も大きく揺れていて、なんとなく心も落ち着かない。 終いには、ものの数分で空が真っ暗になって雷鳴がとどろく始末。 雷が大の苦手なため、やめてくれぇとへっぴり腰でカーテンを閉める。 雷ってどうしてあんなに怖いんだろう。 中学生の頃はゲリラ豪雨、という言葉が出始めたタイミングで、制服をびしょびしょにしながら傘をさして帰宅したのを覚えている。

          風が強い日は本が読みたくなる

          【読書処方箋】月の裏側 恩田陸

          症状 懐かしさが恋しい    B級ホラーへの禁断症状がおさまらない きょう‐しゅう【郷愁】キヤウシウ ①他郷にある人が故郷をなつかしんで寄せる思い。ノスタルジア。「―にかられる」 ②過去をなつかしむ気持。「若き日への―」 なつかしさ風味のホラーを味わいたい時はぜひこの本を手に取って欲しい。 なつかしさを思ってイメージするものは十人十色で、私の場合は長く住んだ某県の社宅の庭やベランダ、近所のパンダ公園の遊具、父の車の匂いなどが思い出される。これを書いている今も思い出すこと

          【読書処方箋】月の裏側 恩田陸

          【読書処方箋】友罪 薬丸岳

          処方 とんぷく(落ち込んでる時には避けた方がよい) 症状 自分の生きたい道が見えない    人とのつながり方に迷っている もし、親しくなった人が過去に犯罪を犯した犯罪者だったらどうするか。 家族との関わりで傷を負っている私はこの手の話では相当なダメージを食らう。それは、人と向き合ってこなかった自分を目の当たりにさせられるからだ。 向き合うことを避けて、結果的に相手を傷つけることになり、それでも向き合うと決意する。 果たして私にはできるだろうか。 もし、大人になってから

          【読書処方箋】友罪 薬丸岳

          【読書処方箋】天使の囀り 貴志祐介

          天使の囀り 貴志祐介 処方 とんぷく 症状 平凡な日常に辟易としている    パートナーの愛情が感じられない 天使 ①天子の使。勅使。正法眼蔵行持上「―また食を再送して師を尋見するに」 ②(ギリシア語のangelosは「派遣された者」の意)神の使者として派遣され、神意を人間に伝え、人間を守護するというもの。セラピム(熾し天使)・ケルビム(智天使)など。エンゼル。エンジェル。〈哲学字彙〉 ③比喩的に、やさしく清らかな人。「白衣の―」 自分のメンタルの弱さに辟易として、強く

          【読書処方箋】天使の囀り 貴志祐介

          夢か幻か

          昔の記憶が、実際に起きたものなのか、夢で見たものなのか、わからなくなることがある。 小学校低学年の頃、クラスにいたあきらくんという男の子によくちょっかいをかけられていた。 今時のいわゆる「いじめ」ではなく、「ちょっかい」というのがミソで、小突かれたり、叩かれたり、いちゃもんをつけてきたり、今思えば可愛らしいものだった。 問題の記憶(と思われるもの)は、あきらくんに髪の毛を引っ張られた時のこと。 私は彼の行動に対して、「髪は女の命なんだから!」と言って手を離させたのだ。

          彼と餃子と私

          愛情を込めて作る料理は、美味しくなる。 その最たるものが、餃子だ。 市販の皮を買ったとしても、中身の具材はみじん切りにする必要があるし、包んで焼くという工程にもなかなか時間がかかる。 それなのに、なぜ餃子は家庭料理としても愛されるのだろう。 私の餃子の思い出で印象に残っているのは、昔付き合っていた彼と、付き合いたての頃に一緒に作ったことだ。 スーパーで買い出しをするところから餃子作りを始める。 中に包む具材は何にするか、一緒に飲むお酒はビールにするのか、ハイボールにするの

          彼と餃子と私

          しあわせになるということ

          幸せになることが怖いと感じるのは、異常だろうか。 幸せってなんだっけ、と朗らかに歌うコマーシャルが昔あったな、なんて思いつつ、幸せについて考えてみる。 日常感じる幸せはたくさんある。 1週間仕事を頑張った後のビールとか、洗濯物が乾いた時の匂いとか、気持ちよく朝を迎えられた時とか。 いわゆる小さな幸せの閾値はだいぶ低い方だ。 でも、何か足りないと思うのは何故だろう。 こびりついて取れない油汚れのように、心にまとわりつく不安はなんだろう。 私は昔から、「もし私が死んでしま

          しあわせになるということ

          戦友をもつこと

          共に戦う仲間がいるのはなんて有り難いんだろう。 たとえば職場では、同じ雇用された立場といえど、協力してプロジェクトを進め、達成することで得られる喜びは何にも変え難い。 他にも、学生時代の部活や、体育祭・合唱祭でも、同じゴールを志す仲間がいることで、1人で頑張るより何倍も頑張れたりする。 SNSを見ると、どうしてもネガティブな言葉に目がいってしまう。 でも、よく見れば、頑張りたい思いをもつ人も、頑張ってる人もたくさんいるということに気付く。 昆布と鰹の出汁が旨味の相乗効果

          戦友をもつこと

          妄想族として生きる

          妄想 根拠もなくあれこれと想像すること。またその想像。 根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。 ※大辞泉より一部抜粋 妄想から生まれるエネルギーの他に、無から有を作り出せるほどのものはあるだろうか。 なんとなくネガティブなイメージがある「妄想」という言葉。 学生時代はみな憧れの俳優やアイドル、はたまた漫画に出てくるヒーローのような人と出会って突然恋に落ちる。そんな妄想の経験があるのではないだろうか。

          妄想族として生きる

          旅館の布団になりたい

          生きてると「なんだかなあ」と思うことがある。 たとえば、店員さんに理不尽なクレームをつけている人を見たとき。 たとえば、表では仲良く見える人たちが、裏でお互いの悪口を言っているのを見たとき。 そんなとき、わたしはポジティブフィルターを働かせる。 クレームがそのサービスに良い影響をもたらすことはあるかもしれない。しかし、感情的にそれを伝える必要はない。それをすることで相手も恐縮してしまうからだ。 だからわたしはできるだけ感謝を伝える人でありたいし、そういうあたたかいやりと

          旅館の布団になりたい

          修行編第2パートを始めよう

          わたしってどんな人間なんだろう。 それを見直すタイミングがきたようだ。 平成に生を受け、気付いたら齢さんじゅうほにゃらら才。 大変だった10代20代を終えて、今は仕事もプライベートも落ち着いている。 落ち着いてしまった。 変化がない日々はストレスも少ないが、刺激も少なく、このままでは順調に歳をとり、順調に老いを感じ、眠りにつくことになる。 このままでは徳が足りませんよ、と言われて追い返されるだろう。 穏やかな眠りにつくためにも、それだけは阻止せねばならない。 少年漫画い

          修行編第2パートを始めよう