ごはんちゃん

美味しいご飯がからだをつくる。修行中のアラサー。野生のOL。七転び八起き。日々思ったこ…

ごはんちゃん

美味しいご飯がからだをつくる。修行中のアラサー。野生のOL。七転び八起き。日々思ったことをしたためています。

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  • 読書処方箋

    読書記録。どんな時に読むのがおすすめかを、ネタバレしないように書いています。

最近の記事

なんのために生まれてなんのために生きるのか

国民的アニメの主題歌を改めて聞いてみると、なんて歌詞が深いんだろう。 なんのために生まれてなんのために生きるのか、わからないまま終わる、そんなのはいやだ 思えば、小さい頃から、「親の理想の子供像」の習得から始まって、「自立」を目指して「生きにくさ」を解消するために死ぬ思いをして、中間ゴールをとにかく目指して走ってきたような気がする。 今日、私は32歳になった。 女性のこの年齢は、キャリアはもちろん、結婚するのかしないのか、子供は産むのか産まないのか、日々どう暮らしてい

    • 元気が出ない日は窓を開ける

      お家の窓を開ける習慣、ありますか? 私は実家暮らしのときはあまり習慣がなくて(ほとんど家にいなかったのもあるけど)、一人暮らしするようになってから、窓を開けるメリットに気付いたタイプでした。 今の家はかなり快適で、階数が高めなのもあるけど、窓を開けていても外からの目線を気にする必要がありません。 あと、窓を開けると鳥のさえずりが聞こえてきて、癒し効果抜群です。 前の家は窓を開けると道路を挟んだお向かいの一軒家のベランダが目の前。おじさんと目が合って気まずい思いをしたことも

      • 【読書処方箋】新世界より 貴志祐介

        至高のSFを堪能したい方は、ぜひこちらをどうぞ。 私たちが生きる現代よりも、すこーし先のお話。人間は呪力と呼ばれるPKの能力を持っていて、インフラも電気ではなく呪力でまかなわれる。 通信技術も現代より退化していて、ネットなどもない。 色々な文明が滅びてきたこの世界も、数百年後には、こんな世界になってることもあるのかもしれないと思えるような、世界観の作り込みと、貴志祐介先生独特の、生き物のリアルさ。 そんな世界で起きた歪みによって、事件が起きてしまう、といったお話。 私

        • 肩に力が入っていませんか?

          こんばんは。 今日は台風が近づいている影響で、外は強風が吹き乱れていました。 私の働いているオフィスは、割と新しいのですが、風で揺れを感じるほどで、同僚たちと「壊れちゃうかなあ」なんて物騒な話をゆるっとしていました。 こんな感じで、いつもニコニコゆるゆると過ごせたらいいけど、なかなかそうもいかず、あのときもうちょっと優しくいえたなあ、なんて後悔することも。 そんなときは総じて肩に力が入っていて、気付くと首肩腰が岩のようになっています。 かわいいおばあちゃんを目指して修行

        なんのために生まれてなんのために生きるのか

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        • 読書処方箋
          3本

        記事

          成長に伴う痛み

          自分が変化している時には、しんどさとか、辛さとか、そういうネガティブな気持ちを感じることが多い。 その気持ちは、理想と現実のギャップからくるものだと思っている。 変化していない、変化しようとしていない時には、ネガティブな気持ちからくる痛みは生じないものだ。 私はこの痛みを、進んで感じに行くタイプだ。 ドMなの?という声が聞こえてきそうだけど、どちらかというと、現状維持によって今の場所が壊れていくのを見たくないのだと思う。 環境も人も常に変化するし、今の自分は居心地が

          成長に伴う痛み

          共感の力は循環する

          先日、初めてオンラインスクール内のライターコンペに応募して、有難いことに選出いただいた。 そこでもらった、とっても共感できたよ!という感想。 共感、というのは日常にありふれているけど、改めて違う形の共感をもらったことで、そのパワーに驚かされた。 今回書いたコンペの文章は、特に寄り添いを意識して、近い世代の女性ならわかる!と思えるような内容を考えてアウトプットした。 それにより、読み手には「わかるー!」という共感を与えることができ、また、「共感できたよ」という感想が、私

          共感の力は循環する

          私が完璧主義の鎧を脱いだとき

          子どもに対して「聞き分けがいい」って、あまり褒め言葉ではないと思う。 私は幼少期、「聞き分けがいいねえ」と言われて育ってきた。その言葉はけっこうな効力の呪いで、聞き分けが良くなければいけないんだ、という強迫観念になった。 小中学生の頃の私はTHE優等生で、学級委員やら、生徒会やら、合唱祭の委員長やら、臨時でお願いされる掃除当番までこなした。 それらの役割を果たすことで、自分はいていいんだ、という実感を持ちたかったんだと思う。 自宅が安心できる家だったのは小2、小3くらい

          私が完璧主義の鎧を脱いだとき

          ピンチはチャンス

          この人なんか合わないかも!と思うことは、誰でも一度は経験があると思う。 最近特に思うのは、自分のベクトルや熱量が合わないことが、「この人なんか合わないなあ」って感じさせることに気付いた。 中途で入社した後輩が、転職してすぐに直面する「仕事覚えなきゃ!」の焦りとか、もどかしさとか、そういったことが言動に感じられないとき。 先輩に嫌われないようにするとか、波風立てないようにするとか、そういうのは正直必要ない。 聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥、という言葉が表すように、時間

          ピンチはチャンス

          落ち込んだ時の対処法

          人間平穏に生きよう!ってふんどしをしめて生きてても、勝手に辛いことはやってくるし、ふんどしの紐は勝手にゆるんでくる。 そんな時におすすめの対処法(わたし調べ)を4つ紹介する。 ①とにかく寝る 布団(もしくはベッド)は、裏切らない。 いつでもあなたを優しく包み込んでくれる。 まだお風呂入ってないしなとか、寝たらまた明日が来ちゃうなとか、余計なことは考えず、スマホを充電器に挿して布団にくるまるのだ。 このときおすすめなのは、締め付けがきついパンツを履かずに、ちょっとゆるっとし

          落ち込んだ時の対処法

          面白い人でありたい

          関西人の血は一滴も流れていないはずなのに、どうしてわたしは面白い人でありたい!と強く思うのだろう。 わたしの中には、常に「この人はどうやったら笑うだろうか、ケケケ」と虎視眈々とかまえる小さいおばさんが住んでいる。 人を笑わせることが楽しい、と明確に思い始めたのは中学1年生の頃だ。 当時演劇部に入っていたわたしは、決められたテーマでアドリブで演技をすることで見ている人を笑わせることができる、ということを知って味をしめた。 残念ながら演劇部は1年で廃部になってしまったけど、こ

          面白い人でありたい

          気遣いスカウター故障中

          時々、気遣いの性能がカンストしてる人に出会うことがある。そんなところまで気を遣えちゃうなんて、それはもうチートじゃない?「今が気遣いのポイントだよ」って見えるスカウターでも付いてるんじゃない? みんな、どうやって気遣い力を養ってるんだろう。 気遣いを辞書でひくと、このように出る。 気をつかうこと。心遣い。配慮。 わたしは、周りの人には、気遣いできるね!と言われることは結構ある。でも、自己評価は真逆で、苦手意識のほうが強い。 特に、いろんな要素が不意に起きると、もう頭の中の

          気遣いスカウター故障中

          雪虫みたいな文章が書きたい

          雪虫って、知ってる? 某まめしばみたいに書き始めたけれど、寒い時期に見る白くてほわほわした虫さんだ。 東京の、特に23区ではあんまり見ない気がする。 今年は暖冬だったからか、全く見ていない。 基本的に成人前には、大体の虫が苦手になる。 一人暮らしでやっつける役が自分しかいない時は、火事場の馬鹿力で成し遂げるけど(こういう時に彼氏ほしいって思うのがまた悲しい)、できるだけ関わりたくないものだ。 特に、疲れて帰ってきたときに、部屋を開けた瞬間彼らと目が合ってしまったら、もう、こ

          雪虫みたいな文章が書きたい

          風が強い日は本が読みたくなる

          2024年3月20日、春分の日は終日大荒れで、風が強すぎて私が住むマンションも揺れを感じるほど。 ゴォーッという音と共に、近くの家に立つ木も大きく揺れていて、なんとなく心も落ち着かない。 終いには、ものの数分で空が真っ暗になって雷鳴がとどろく始末。 雷が大の苦手なため、やめてくれぇとへっぴり腰でカーテンを閉める。 雷ってどうしてあんなに怖いんだろう。 中学生の頃はゲリラ豪雨、という言葉が出始めたタイミングで、制服をびしょびしょにしながら傘をさして帰宅したのを覚えている。

          風が強い日は本が読みたくなる

          【読書処方箋】月の裏側 恩田陸

          症状 懐かしさが恋しい    B級ホラーへの禁断症状がおさまらない きょう‐しゅう【郷愁】キヤウシウ ①他郷にある人が故郷をなつかしんで寄せる思い。ノスタルジア。「―にかられる」 ②過去をなつかしむ気持。「若き日への―」 なつかしさ風味のホラーを味わいたい時はぜひこの本を手に取って欲しい。 なつかしさを思ってイメージするものは十人十色で、私の場合は長く住んだ某県の社宅の庭やベランダ、近所のパンダ公園の遊具、父の車の匂いなどが思い出される。これを書いている今も思い出すこと

          【読書処方箋】月の裏側 恩田陸

          【読書処方箋】友罪 薬丸岳

          処方 とんぷく(落ち込んでる時には避けた方がよい) 症状 自分の生きたい道が見えない    人とのつながり方に迷っている もし、親しくなった人が過去に犯罪を犯した犯罪者だったらどうするか。 家族との関わりで傷を負っている私はこの手の話では相当なダメージを食らう。それは、人と向き合ってこなかった自分を目の当たりにさせられるからだ。 向き合うことを避けて、結果的に相手を傷つけることになり、それでも向き合うと決意する。 果たして私にはできるだろうか。 もし、大人になってから

          【読書処方箋】友罪 薬丸岳

          【読書処方箋】天使の囀り 貴志祐介

          天使の囀り 貴志祐介 処方 とんぷく 症状 平凡な日常に辟易としている    パートナーの愛情が感じられない 天使 ①天子の使。勅使。正法眼蔵行持上「―また食を再送して師を尋見するに」 ②(ギリシア語のangelosは「派遣された者」の意)神の使者として派遣され、神意を人間に伝え、人間を守護するというもの。セラピム(熾し天使)・ケルビム(智天使)など。エンゼル。エンジェル。〈哲学字彙〉 ③比喩的に、やさしく清らかな人。「白衣の―」 自分のメンタルの弱さに辟易として、強く

          【読書処方箋】天使の囀り 貴志祐介