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根掘り・葉掘り・茶堀りー紅茶探訪ー

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現在は主に、シンガポールの紅茶ブランドTWGの紅茶を取り上げています。 10の倍数に当たる回では、スーパーにも卸しているブランドも含めて飲み比べなど、普段とは異なる記事を掲載して…
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#ダージリンファーストフラッシュ

Margaret’s Hope FTGFOP1(マーガレッツホープ エフティージーエフオーピー1)※2024 ―今年の中では少し重めのダージリン

Margaret’s Hope FTGFOP1(マーガレッツホープ エフティージーエフオーピー1)※2024 ―今年の中では少し重めのダージリン

 本当はルピシアや違う紅茶ブランドの茶葉を挟みながら紹介しようと思っていた。しかし、TWGで「ダージリンファーストフラッシュは茶葉の変質が早いから、できるだけ早めに飲み切った方が良いですよ」とアドバイスを受けた。結果的に、せっせと飲んでは記事にすることになった。毎回ダージリンで少々ニッチな内容になっているとは思うが、今回はマーガレッツホープ農園で採れたファーストフラッシュを紹介する。

 紅茶の専

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Castleton SFTGFOP1(キャッスルトン エスエフティージーエフオーピー1)※2024 ―例年より大人しめの王道紅茶

Castleton SFTGFOP1(キャッスルトン エスエフティージーエフオーピー1)※2024 ―例年より大人しめの王道紅茶

 1つ前のTWGでは、Darjeeling First Flush(ダージリンファーストフラッシュ)を紹介した。今回はダージリンで有名な農園の中でも、キャッスルトンで収穫された茶葉を取り上げる。今回TWGのものに焦点を当ててはいるが、他のブランドでも恐らく扱いのある茶葉なので、ダージリンに関心がある人はぜひ参考にしてもらえると幸いだ。

 袋を開けると、緑茶を彷彿とさせる爽やかな香りが広がってくる

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Okyati ExcellenceSFTGFOP1 ―マリアージュで輝くダージリンの底力

Okyati ExcellenceSFTGFOP1 ―マリアージュで輝くダージリンの底力

 先月、TWGのティーサロンで開催されたダージリンファーストフラッシュを楽しむ会に参加した時のことは、既にレポートした。ただ、その際に楽しんだ茶葉Okyati ExcellenceSFTGFOP1については、個別には取り上げていなかったので、今回改めて掘り下げる。

 今年のダージリンファーストフラッシュは、記事にしていない物も含めて、全てサロンで1度は試している。今回のOkyati Excell

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おまけ第2弾だヨ! TWG公式のダージリン飲み比べの会に参加してみた

おまけ第2弾だヨ! TWG公式のダージリン飲み比べの会に参加してみた

 昨日の記事にも書いたが、紅茶ブランドTWGのティーサロンで開催された、ダージリンファーストフラッシュを楽しむアフタヌーンティーに参加してきた。ゴールメンバー限定のイベントで、今年なったばかりの私にとっては初めての経験だった。非常に面白かったので、今日は第101回目ではなく、おまけ2として会の模様を記しておく。

イベントの流れ

 最初にダージリンの概要を説明してもらい、その後は1種ずつ飲みなが

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Castleton SFTGFOP1(キャッスルトン エスエフティージーエフオーピー1)―トリを飾るに相応しいダージリンの新茶

Castleton SFTGFOP1(キャッスルトン エスエフティージーエフオーピー1)―トリを飾るに相応しいダージリンの新茶

 今までいくつかのダージリンファーストフラッシュを紹介してきたが、今回で今年の新茶はラストになる。最後を飾るのは、Castleton SFTGFOP1だ。ちなみにTWGのティーサロンでは今年のファーストフラッシュを全て試したが、全部は購入できないためその中でも特に気に入ったものだけを記事として取り上げている。

 袋を開けてみると、若葉を彷彿とさせる青々とした香りが漂ってくる。実際に淹れてみると

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Namring Upper FTGFOP1(ナムリン アッパー エフティージーエフオーピー1)※2023の新茶 ―やっぱり好きな味

Namring Upper FTGFOP1(ナムリン アッパー エフティージーエフオーピー1)※2023の新茶 ―やっぱり好きな味

 最近ダージリンファーストフラッシュをいくつか紹介しているが、そもそも興味を持つきっかけとなった茶葉がある。それが今回の茶葉だ。去年も取り上げたが、今年の新茶ということで改めてNamring Upper FTGFOP1を紹介したい。
 ちなみにTWGには、Namringと名前の付くダージリンはもう1つあり、名前はNamring SFTGFOP1(ナムリン エスエフティージーエフオーピー1)と言う。

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Puttabong SFTGFOP1(プッタボン エスエフティージーエフオーピー1)―TWGの店員も推す、春の実力者。

Puttabong SFTGFOP1(プッタボン エスエフティージーエフオーピー1)―TWGの店員も推す、春の実力者。

 少し前に紅茶ブランドTWGのティーサロンで、今年初めてのダージリンファーストフラッシュを飲んだ。届き始めたばかりとのことで、全種類は揃っていなかったため、その日にあった3種程を試した。その際、何人かの店員にダージリンの中でどれが好みか尋ねたところ、個々人でバラバラだった。人の趣味趣向がそれぞれ違うのは当然なので、興味深く聴いていたが、1つだけ2人が好きだと答えた茶葉があった。それが、今回取り上げ

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Namring SFTGFOP1(ナムリン エスエフティージーエフオーピー1)―名前はそっくり。価格は最高額。

Namring SFTGFOP1(ナムリン エスエフティージーエフオーピー1)―名前はそっくり。価格は最高額。

 茶葉の名前を見て「第51回で書いていた記事と、同じなのでは」と思う人も居るかもしれない。実際そっくりな名称で、よくよく見ないと違いが分からないと思う。ちなみに第51回で紹介したのはNamring Upper FTGFOP1(ナムリン アッパー エフティージーエフオーピー1)で、今回の茶葉との違いは「Upper(アッパー)」の有無、続く部分の頭に「S」があるかないかという2点のみだ。実を言えば、記

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Namring Upper FTGFOP1(ナムリン アッパー エフティージーエフオーピー1)―トロピカルでハイクラスなダージリン

Namring Upper FTGFOP1(ナムリン アッパー エフティージーエフオーピー1)―トロピカルでハイクラスなダージリン

 少し前に、TWGのティーサロンに行ってきた。普通にお茶と菓子を楽しむつもりだったのだが、今年の新茶を缶に詰めたFirst Flush Darjeeling(ダージリンファーストフラッシュ)という名前の茶葉以外にも、ダージリンファーストフラッシュが販売されている。TWGにはまり始めたのが最近ということもあって知らなかったが、新型コロナウイルスが流行する前は、色々な農園で採れたダージリンを販売してい

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Darjeeling First Flush(ダージリンファーストフラッシュ)―毎年試したい初夏の味

Darjeeling First Flush(ダージリンファーストフラッシュ)―毎年試したい初夏の味

 色々な茶葉を紹介している内に、すっかり飲み比べをした後に取り上げるつもりだったDarjeeling First Flushのことを忘れていた。今回は2022年のダージリンの新茶であるDarjeeling First Flushを紹介する。ちなみに、ダージリンは個々の農園ごとに販売されることが多いようだ。今回紹介するDarjeeling First FlushもTWGの店員いわく、どこか1か所の農

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