紙で買いたい春本5冊あつめました
春特集というわけではないけれど、自分が思う春っぽい本を紹介してみます。
向田邦子さんのエッセイ集。食べ物の話をしているのにしっとりしているというか、しなやかに言葉が紡がれている。本のタイトルにもなっている『海苔と卵と朝めし』の話を読んで、その情景に春の光を感じた(春の話ではないのだけれど)。そして話の結末が少し寂しいところも感動した。貧しさへの眼差しが感じられる。
装丁に使われている壁紙のような風合いの紙と、タイトルの文字が物語ってくるような雰囲気で、家に置いておきたいな