アセクシュアル、かもね

🦆🦆🦆 「自分はアセクシュアル(無性愛者)”かもね”」と思いながら、日々感じていることを書いています。 誰かと話して気付いたことや、本や論文から学んだこととかも。 好きとか、性とか、愛ってなんだろう...☺?

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      性的には他人を好きになることのない(アセクシュアル)私と、 性的に他人を好きになることがある(セクシュアル)のに、私と数年間付き合い続けているパートナーのエピソード

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    恋愛漫画のキラキラは標準装備じゃないらしい ~あるアセクシュアルの話~

    「好きだ」と思っていた人が、私の顔に触れようとした。近づいてくる手を、私は蚊をあしらうかのように振り払ってしまった。 振り払われた手をそっと戻したその人は、きょとんとした顔をした。私もきょとんとした顔をしていたと思う。自分のとった行動に、びっくりしていた。 あれ?なんか違う。違うよ。本当はどうなるはずだったんだっけ。確か漫画だったら、キラキラしたものが出てきて、花とかが飛び散って、二人とも顔を赤らめながら次のページに続くんじゃなかったっけ。映画だったら、陽気な音楽が流れて

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      • 森喜朗さんの発言のどこが問題なの?という問いに、本気で向き合った8000字

        森喜朗さんが以下のような発言をしたという記事を読んで、「あぁまたか」と思った。この日本社会では、このくらいの発言はあまりにもありふれていて、大きな問題にすらならないだろうなと、悲観的に、どこか冷めた気持ちすら抱いていた。 だが、海外メディアが取り上げたことの影響か、どんどん「女性蔑視」発言として批判が大きくなった。この発言について議論がなされること自体は、嬉しい驚きではある。だが、「問題が大きくなってしまったから」取ってつけたような謝罪、報道、批判の随所に、違和感を覚える。

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        • そう、私は、「繊細さん」

          「繊細さん」という言葉に、胸がざわつく。 この言葉のどこかに、小馬鹿にしたような響きを感じ取るからかもしれない。 「そんなことないよ」と、あなたは言うだろう。「小馬鹿になんか、してないよ。ニュートラルな言葉だよ」と。 でも、この社会は、繊細な感性を持って生きるには、あまりにも生きにくい。繊細さはちっとも、褒められやしない。 「あ~あの人『繊細さん』だから」  これが見下した言葉でなくて、何なのだろう。 「私、『繊細さん』なの」 この言葉に、悲愴が含まれていると感

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          • 反省は、自分のなかからしか出てこない

            テレビで謝罪会見を見て、心が冷えていくように感じるのは何故だろうか。 GoToトラベルで遊びまわっていた知り合いが「あれは政府が悪かったよね」と言ったとき感じる、この胸のざわざわする感じは何だろうか。 キーワードは「反省」だと思う。 「反省しろ」「反省するべきだ」そういう声をよく聞く。そう言いたくなる状況はよく分かる。 でも、真の「反省」は自分のなかからしか出てこない。 「反省しろ」「反省するべきだ」という声に応えようとして発せられる言葉、感情の昂ぶりをそのままにな

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            タイトルだけ見て連れ帰った本。今回は大当たりだった

            本のタイトルを見て、グッとくるものがあって、中身を見ずに家に連れて帰ることがある。 家に招いて目次を開いて、「あ、外した」っていうときもあれば、「うわ、これは当たりだ」っていうときもある。 今回は大当たり。 『わたしの身体はままならない』 もうこのタイトル、胸がバクバクした。 家に帰るまでの間、「ままならない」という言葉を頭のなかで転がしながら歩く。私のリュックのなかには宝物(になるかもしれないもの)が入っている。 机の上を綺麗にして、リュックから取り出す。生き物を

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            「私は関係ない」なんてこと、この世にはたぶん無い

            例えば、ジェンダーの話や人種問題について話して、「私は関係ない」と冷ややかに返されることがある。 あるいは、自分が縁遠いテーマについて感想を言ったら、「関係ないのに口を挟むな」と苛立った調子で言われることがある。 ふと思う。 「私は関係ない」ことなんて、この世にあるのだろうか? しばし考えて、思う。 たぶん、ない。 私はアセクシュアルで、セックスをすることはないかもしれないけれど、どうしたら幸せなセックスができるか、考えている。学んでいる。(よかったら私のマガジン

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            ツルツルじゃなきゃ、ダメですか?

            「彼氏」と呼べる人ができたとき、真っ先に「永久脱毛しなきゃ」と思った。 足の毛と脇の毛と顔の毛を、私は毎日せっせと剃っていた。 電車のなかの広告は「つるすべ」「夏はもうすぐそこ、いそげ脱毛」「はげてきたら、お医者さんに相談」 毛の話ばかりしている。 頭には毛を、眉毛はほどよく、まつげは長くボリューミーに、青髭はもってのほかで、わき毛は無、手の指の毛も無、陰毛は形よく、足はつるすべ。それが「女の子」(最近は「男の子」も同じく) 永久脱毛しなきゃと思った私を、私のなかのア

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            note始めて4ヵ月経ったよ

            なんと、初めてnoteのコンテストで賞を頂きました!! 賞を頂いたのはこの記事 「文字に溺れた私と、目の見えないあの子。身体を愛せるようになった一つのきっかけ」 私のなかで、身体というものは性と切り離すことができないもので、苦しみの源泉のように捉えていた時期がありました。健康体でもない、ギリシアの彫刻みたいに美しいわけでもない、そんな身体。真っ直ぐと向き合うことを避けてきたことも多かったです。 このような気持ちが少しずつ変わっていった、頑なな心が溶けていった、そんなき

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            「ふつうの」という言葉は、もう使わない

            私はちょっと変わった学校の学生で、そのことを良いこととも悪いこととも思っていないのだけれども、つい、「『ふつうの』学生です」とか、「ふつうです、ふつうです」なんて言ってしまうことがある。 私はちょっと変わった家庭環境で育って、そのことを良いこととも悪いこととも思っていないのだけれども、つい、「『ふつうの』家族です」とか、「いや、思ったよりふつうだと思いますよ」なんて言ってしまうことがある。 私はセクシュアル「マイノリティ」と分類されるセクシュアリティで、そのことを良いこと

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            怒りを大切に抱えて、その先へ

            怒り、としか表現しようのない感情がある。これは悲しみでも、憐憫でもない。 それは、誰かがレイプされたと知る度に、不本意に従属させられていると知る度に、虐められているのを知る度に、妊娠したことが非難の対象になっているのを目撃する度に、他人の不幸を厭わないで行動する人を目にする度に、特定の性質が揶揄されたり嘲笑されたりしているのを耳にする度に、ふつふつと、湧き上がってくる。 怒っている人に面したとき、大抵の人はたじろき、尻込みしてしまう。その怒りの根本に触れることを怖がってし

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            「仕事だから」って、それ、すごく嫌

            「仕事だから」という言葉が嫌いだ。 いや、正確には、言葉が嫌いなのではない。 「仕事だから」と言えば、何でも許されると思っている横暴さが嫌い。「仕事だから」と言えば、何をしても構わないという思考回路が嫌い。「仕事だから」という言葉が発せられたら、もう交渉の余地も、妥協の余地もない、そんな私たちの関係が嫌い。 横暴で、思考停止した、あなたが嫌い。 私の発表会。あなたが来るのを、ずっと前から楽しみにしていた。前日の夜、持ち物も着ていく服もセットして、布団に潜り込む。あなた

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            note始めて3か月経ったよ

            こんにちは。今日は朝焼けが綺麗でした。 今月は、贈与とパートナー関係について考えて、記事を4本書きました。 【ウキウキしながら書いた1本】 「『指輪をあげたくない』と言うパートナーに惚れ直した話」 【知識と思考力を総動員して書いた1本】 「夫婦別姓制度は新たな差別を生むだけだ。真に目指すべきは、法的な結婚制度の廃止。」 【一冊の本を読んで、書いた2本の読書感想文的エッセイ】 「私はいくらで売れるのだろうか?という考えが、パートナーとの関係を難しくした」 「私が

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            私のパートナーは指輪をくれない

            指輪、してますか? 今日はアセクシュアルな私と、セクシュアルなパートナーのちょっとした小ネタを。 私は高校生のとき、両手にジャラジャラ指輪をするのが好きだったのだけれど、左手の薬指だけは指輪をしなかった。というか、できなかった。これを聞いて「えー、なんでー」って思う方はあんまりいないと思う。左手の薬指、そうね、特別だよね、と分かってくださるだろう。 左手の薬指だけ、結界が張ってるみたい。 私は、左手の薬指に固執しすぎて、大切なものを沢山見失ってきた。 大河ドラマとか

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            夫婦別姓制度は新たな差別を生むだけだ。真に目指すべきは、法的な結婚制度の廃止。

            選択的夫婦別姓制度についての議論が盛んになっている。 私がジェンダーについて勉強して、今のところたどり着いている結論は「選択的夫婦別姓制度の導入には反対」というものだ。一見めちゃくちゃ男尊女卑的な主張にも思えるかもしれない。だが、違う。だから、賛成派!反対派!と括るのではなく、ちょっと耳を傾けてみてほしい。 私は、家族の絆が崩れるから反対だという人とは根底から意見が異なる。「家」という箱を保持したい人とも真っ向から意見が異なる。私は、この社会で女性として生きていて、かつ男

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            私はいくらで売れるだろうか?という考えが元凶

            *この記事は性的な記述を含みます。苦手な方はご注意を 中学生になって、セーラー服に袖を通したとき、思った。 「私はいくらで売れるのだろう」 私は知っていた。 この社会では、女性には値段がつくということを(のちに男性にも値段がつくことがあるのだと知った)。処女は高く売れるということを。セーラー服の中学生を高値で買う人がいるのだということを。 直接そういう売買を知っていたわけではない。テレビが、新聞が、雑誌が、そう言っていた。 女性には値段がつくのだ!処女は貴重なのだ!

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            私が大人になって失ったもの、取り戻したいもの

            親しい人、見知らぬ人、私が生きるずーっと前に亡くなっている人、私が生きたずーっと後に生まれる人 人と人のたっぷりとした網目の中で私は生きている。小さい頃の私は、このたっぷりとした感じを当たり前に受け入れていた。だけどいつ頃からだろうか、この感覚を失ってしまった。 目覚まし時計の音、ビニール袋に入った小麦の味もバターの味もしない、いつも同じ味の食パン。NHKが身近な便利グッズを紹介し始める時間になったらヘアアイロンをオンにして、7時のニュースの始まりの音楽が流れたら家を出る

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