百晴

24歳。どうしても何かを言いたい書きたい。 趣味は読書と漫才鑑賞。 にっき、のろけ、…

百晴

24歳。どうしても何かを言いたい書きたい。 趣味は読書と漫才鑑賞。 にっき、のろけ、うっぷん、などなどです。のろけおおめかな。そして書き直しもおおめ。

マガジン

  • 眠れない夜のラブレターたち

    本人に知られたら恥ずかしいわたしの弱みたちです。

最近の記事

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「毎週木曜日の朝、7時30分に英語の質問をすること。」

それだけの約束が、私を生かしていた2年間があった。 高校入試で大活躍した英語。 苦手な数学を大得意な国語と一緒に引っ張り上げていた英語は、入学後に豹変した。なぜか数学と一緒になって国語の足を引っ張るようになったのだ。 苦手の芽すら見つけられず、両手から溢れる英文法と耳を快速で抜ける英会話に呆然としていた。そんな私を救ってくれたのが先生だ。 テストを抱え途方に暮れる私に先生は言った。 「毎週木曜日朝の7時30分から質問持っておいで。30分間あなたの時間にするよ。」 そこから木

    • 誰が悪いわけでもないのに、なんもかんもしっくりいかない夜がある。 この感情の名前がわからないけどちょっとさみしいに似てる

      • 煙にまみれた場所の後、 煙臭くないかなー肉の匂いめっちゃするなー ってぶつぶつ言う私を引き寄せて 「百の匂いしかしない」 って言われていっぺんに機嫌をよくした私はだいぶちょろかった。 でもたぶんすごい煙の匂いだったから 一夜あけるとなんか複雑。

        • さよならの代わりにはしないけど。

          「もう酔っ払った私からの電話に出たらだめだよ」 おどけて言ったそのセリフがすべてだった。 身勝手この上ない話だが、 ずっとずっと一緒にいると思っていたのは私の方だったから 私は自分の倦怠機という心変わりをなかなか受け入れられなかった。 note上で20本近くのラブレターを書き、便箋上で40通以上のラブレターを書いた恋は 10数分の穏やかな穏やかな電話で終わった。 暑い暑い夏の夜だった。(最近まで暑かったけれども。) むかしむかしに一度お別れした私たちは、酔っ払った私の電話

        • 固定された記事

        「毎週木曜日の朝、7時30分に英語の質問をすること。」

        • 誰が悪いわけでもないのに、なんもかんもしっくりいかない夜がある。 この感情の名前がわからないけどちょっとさみしいに似てる

        • 煙にまみれた場所の後、 煙臭くないかなー肉の匂いめっちゃするなー ってぶつぶつ言う私を引き寄せて 「百の匂いしかしない」 って言われていっぺんに機嫌をよくした私はだいぶちょろかった。 でもたぶんすごい煙の匂いだったから 一夜あけるとなんか複雑。

        • さよならの代わりにはしないけど。

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        • 眠れない夜のラブレターたち
          19本

        記事

          醜い感情の正体は。

          深呼吸をした。 なんならドラマチックに目もつぶった。 それでも止められなかった。 「ねえ、その子恋人いるんだっけ」 私のプライドが敗北した瞬間だった。 その答えはわかっていたし、そしてそのわかっている答えが私たちの間に亀裂をいれることもわかっていたのに、どうしても聞かずにはいられなかった。 大げさな深呼吸も、まばたきも私を止められやしなかった。 「それって関係ある?」 という予想通りの彼の答え。 関係ないよねえ。わかってるよ。関係ないね、その子に恋人がいようがいまいが

          醜い感情の正体は。

          社会人経験1年という看板

          働き始めて、もう2週間が経った。 あっという間。 びっくりするくらいあっという間。 あっ、って言ったっけ? ってくらいのあっという間。 最初の研修はびっくりするくらい楽ちんだった。 なぜか。 2回目だからだ。 職種も環境も内容も違えど、初回よりは全然楽ちんだった。 周りの新卒の子たちが、日に日にやつれていくのを横目に 喜々として座学を受け、初回の土日には日帰りプチ旅行に行き、「2回目って楽だなあごめんね」と上からすぎる目線になるくらいには余裕だった。 前の職場と比べても天国

          社会人経験1年という看板

          明日からまた

          なにかを書くのが久しぶりすぎて、noteの新規作成のボタンがどこにあるかすら覚えてなかった。 InstagramやらTwitterやらとごっちゃになって、自分のアカウントのURLをコピーしてしまった。なんじゃそりゃ。 「私は辛いほうが筆が乗るんだ」といっぱし(風)なことを嘯いたときもあったけど、どうやらそれは本当だったらしく、それならこの数ヶ月は私にとって総じて幸福だったんだろう。(継続が目標なのに!) 明日から私はもう一度社会人になる。 いや、本当は、たぶんもしかして、

          明日からまた

          あのとき優先してしまった何かを後悔することが、ままある。

          あのとき優先してしまった何かを後悔することが、ままある。

          熱々の備忘録

          書こうとしているクリスマスとお正月の話が、どうにも流れのある文章にならなくて、 なんなら、 『クリスマスは嬉しかったがお正月は揉めた。』 という味気のない一文で完結してしまう気さえして、なんにも書く気が起こらなかった。 そんななか、絶対これはおぼえておきたい。おぼえておこう。おぼえておくんだ。 という出来事があって もやもやした下書きをほっぽりだして今。 彼氏ともんじゃ焼きを食べに行った。 店員さんがかっこよくカンカンしてくれた(もんじゃ焼きでもお好み焼きでも店員さんが作

          熱々の備忘録

          あけましておめでとうございます。 今年は目標を決めてそれに進むということを目標にしたい。(達成まで遠い?!) (私があげた)ちゃんちゃんこを着て膝でごろごろ、ソファでごろごろ、と(いつも通り)寝転々なお犬に、「もうお正月終わったよ笑」と声をかけぞっとした。もう終わったのかお正月。

          あけましておめでとうございます。 今年は目標を決めてそれに進むということを目標にしたい。(達成まで遠い?!) (私があげた)ちゃんちゃんこを着て膝でごろごろ、ソファでごろごろ、と(いつも通り)寝転々なお犬に、「もうお正月終わったよ笑」と声をかけぞっとした。もう終わったのかお正月。

          まるっきりの別人になりたい

          年末になると、今年やり残したことはー?とか来年やりたいことはー?という質問がテレビや周囲で飛び交う。 他者を巻き込む心残りは、どうやって解消すべきなんだろう。 プラスの内容ならまだしもマイナスのときは一生抱えて生きていくんだろうか。 もう、「ごめんね」じゃどうにもならなくて、何を言っても「私がすっきりした」という事実しか残らなさそうなそんなもやもや。 っていうかごめんねじゃどうにもならないこと多くないか?これが大人になるっていうことなのか? かの愛くるしいビーグル犬は言

          まるっきりの別人になりたい

          かわいいねのタイミング

          誤解を恐れずに言えば、私はかわいかったと思う。元彼にとって当時それはもうすこぶるかわいかったと思う。 ……うーん。やっぱり、誤解は恐れる。 私も元彼を好きだったし、元彼も私を好きだった。だから、周囲の異性同性から顔の造形をどう思われていようと、性格にどんなに難があろうと、元彼にとって私は「かわいい(=愛しい)存在」としてこの世にいたはずだ。 だからなのか、元彼は私のことをよく「かわいいね」と言った。 そしてそれは、嬉しくて楽しいことのはずだった。 TPOさえきちんとしていれ

          かわいいねのタイミング

          バイト帰り

          久しぶりに働いて、久しぶりにいっぱいの人と接して喋って 今、こんなに関わっている一人一人が持っている、「働いている間に会う誰かには絶対に干渉されない時間や空間」の存在を不思議だなって思う。 うまく言葉にできないけど。 それぞれが「犯されない領域」を持っていることに不思議な感覚がある。 遠足は「おうちに帰るまで」だったかもしれないけど職場を出て電車に乗れば、そこはもう職場ではない。 失敗や嫌な思いは私につきまとうけど、物理的には追いかけてこない。 なかなか気持ちを切り替え

          バイト帰り

          わたしのほうが辛い!とかわたしのほうが幸せ!とか「ほうが」人間にはなりたくないと思ってるのに、久しぶりの友達と会ったあとは、自分の話しすぎたかなあとか、不幸自慢になったかなあとか色々考えてしまうな。

          わたしのほうが辛い!とかわたしのほうが幸せ!とか「ほうが」人間にはなりたくないと思ってるのに、久しぶりの友達と会ったあとは、自分の話しすぎたかなあとか、不幸自慢になったかなあとか色々考えてしまうな。

          私を説明できるもの。

          新しくバイトを始めた。 同じ職場の人に「学生ですか?」と聞かれる。 私は学生ではない。 2年前に学生の枠から外れた。卒業したからだ。 だから素直に、 「いえ違うんです〜」 と答える。 すると、相手は 「じゃあなんなの?」 と聞かないけれど、聞かないのに、 「じゃあなんなの?」という間ができる。 社会人、もとい会社勤めでないことは明白だ。会社勤めではありえない勤務日数と勤務時間で私はシフトに存在する。 別に説明したくないわけじゃないけれど、私の今置かれている状況は、説明し始

          私を説明できるもの。

          恋人と趣味を共有したいですか?

          高校の保健の授業で先生が言った。どういう流れかは全然覚えていないけれど言った。 なぜ保健の授業でそんな話になるのか。ワークライフバランスとかQOLとかそういう感じのことが発端だった気がする。 新婚で幸せ満開をさらけだしていた先生が、単にどちらかを発表したいだけだったのかもしれない。 先生はどっち派だったっけ。 このあとクラス一箱分のみんながどちらかに手を挙げたけれど、私はどっちだったっけ。 「えーどっちにする?」 「どっちかなー。」 「でもさー。」 と、周囲の席の子たちと盛り

          恋人と趣味を共有したいですか?