本人に知られたら恥ずかしいわたしの弱みたちです。
「もう酔っ払った私からの電話に出たらだめだよ」 おどけて言ったそのセリフがすべてだった。 身勝手この上ない話だが、 ずっとずっと一緒にいると思っていたのは私の方だったから 私は自分の倦怠機という心変わりをなかなか受け入れられなかった。 note上で20本近くのラブレターを書き、便箋上で40通以上のラブレターを書いた恋は 10数分の穏やかな穏やかな電話で終わった。 暑い暑い夏の夜だった。(最近まで暑かったけれども。) むかしむかしに一度お別れした私たちは、酔っ払った私の電話
深呼吸をした。 なんならドラマチックに目もつぶった。 それでも止められなかった。 「ねえ、その子恋人いるんだっけ」 私のプライドが敗北した瞬間だった。 その答えはわかっていたし、そしてそのわかっている答えが私たちの間に亀裂をいれることもわかっていたのに、どうしても聞かずにはいられなかった。 大げさな深呼吸も、まばたきも私を止められやしなかった。 「それって関係ある?」 という予想通りの彼の答え。 関係ないよねえ。わかってるよ。関係ないね、その子に恋人がいようがいまいが
付き合うまでに食べたご飯は3回とも全部お寿司。1回目はカウンターだった。 食べる姿なんて全然気にしなくてよかった。セーフ。 だから2回目を油断した。テーブル席だった。箸の持ち方もおぼつかなくなるくらい緊張した。(大抵)ひと口(もしくは、ふた口)サイズで、たこ焼きみたいにアツアツトラップもないのに、全然口を開けられなかった。 彼が食べるタイミングや食材を見るタイミングを見計らって口に入れていた。 彼は笑って「好きに食べたらいいのに」とバクバク寿司やら酒蒸しやらを食べていた。
気温35℃。 私の頭の大部分を占めているのは、マフラーだった。 イライラした気持ちがくっついているから体の外側だけでなく内側までカッカと火照っているのに、頭の中には私を包むもふもふのマフラー。 いや、もふもふかどうかはわからない。 私の頭の中にいるのは、私が見たことも触ったこともないマフラーだから。 見たくも触りたくもないマフラーだ。 彼氏が元カノにプレゼントしてもらったマフラー。 彼はそれが捨てられない。 8年前にもらって、推定7年使っていない、今現在押入れだかクローゼッ