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リセットの真実と実態に触れ直した話

失意の時がリセットのチャンスである。

確かに、自分もこれまで失意のところから環境をリセットしてきた。なので、この思考には賛同できます。

今回はたまたま渋谷(ヒカリエ)のスターバックスで見かけたこちらの著書について。

著者は「人生はすべて捨てられる。捨てられないものは何もない」と言います。当人の人生経験から編み出された「リセットの法則」ということです。

リセットと言うと、人間関係リセットなど話題に上がるワードもちらほらと見かけますが、それらとは別の視点でリセットを捉えています。

今回はそんな「リセット」という行為の真意と、そのあるべき姿について深掘りします。


リセットにおけるスタート地点

著者が考える「リセット」の基本(意味)は、主に次の2つです。

  • 失意の時がリセットのチャンス

  • 失敗がリセットを通して成功に向かう

誰しもリセットを想像する瞬間は、何かしらの絶望感に向き合っている時だと思います。自分も例外無くその通りでした。

失意が新たなベクトルを生産する。自分はそう捉えました。新たなベクトルの先に成功が作られる。これがリセットの法則の根幹と言えます。

著者は国際協力(復興)を舞台に活躍されていて、その経験から各人の人生にも転化できる「リセット」の術を構築したそうです。

現場はまさに絶望だらけ。そこから国際協力の観点からベクトル(方向性)を作り上げて、一定数の幸福を保証できる国家に変える。その過程は人生の好転に活用できると踏んだようです。

コロナ禍というリセットの契機

国家の再構築と聞くと大袈裟に捉えられそうですが、昨今のコロナ禍も同様の話に置き換えられると著者は言います。

コロナ禍を境に社会は確実に変わりました。自分もテレワークを始め、社会変化に合わせてライフスタイルの再構築を余儀なくされましたが、最終的に好転してくれた印象があります。

これまでの会社員としての姿からの変化に、最初は「これで良いのか?」と悩む時もありました。それでも、時間は元に戻らないので、流れに任せて新しいライフスタイルを受け入れました。

そこには「捨てる」という作業が伴いました。これまでの自分にある虚像の規範を捨てました。具体的には、自分の中で良しとしていた「真面目で模範的な会社員」を捨てました。

実際のところ、リセットには捨てたく無いものを捨てる作業を伴います。現在と将来を天秤に掛ける覚悟が「リセット」の裏の意味かもしれません。

リセットの法則の注意点

リセットからの成功には「ビジョン」が必要である。

これがリセットのひとつの注意点です。確かに、人間関係リセットなどは悪例として挙げられそうです。

それは本質が「現実逃避」「自己防衛」にあるからだと思います。まさに以下のようなタイプです。

  • 組織の依存度が高い

  • プライドが高い

  • 出世にこだわり続ける

  • 常に不平・不満を言う

自身にある不満を捨てることは、自身の安全を捨てること。これはリセットに付随する覚悟に近いことだと理解しました。

不満を撒き散らすことや、不満に蓋をして自分に嘘をつくことは、リセットが成功に繋がらない。

ポジティブで建設的な「ビジョン」を持ち、前向きにリセットを繰り返していく。それが本書の最大のメッセージだと思います。

おわりに

今回は「リセットの法則」という著書から、自分が新たに知り得たことをまとめてみました。リセットという言葉の本当(正)の理解を得られて、読んでいて納得感がありました。

今回は渋谷(ヒカリエ)にあるスターバックスで本を間借りした時に、速読的にメモしたことをベースに書き上げました。

詳細(著者の具体的エピソードなど)は相当に省いていますので、読みたい方はぜひ本書を手にして頂ければと思います。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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