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Colabo問題とウクライナ-ロシア戦争で「底が抜けた」左派・リベラル達の転向と堕落ぶりを、苦しみながら嘆いてみる。

さて、今回は少し早めに書き始められそうです。

もうすぐ憲法記念日だから。というのでもないのですが、今まで反戦派とかを名乗って色々動いてきてた運動家の人たちの少なくない割合の人たちの事について考えるところがある辺りから書いてこうと思うんです。

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前回は:


ウクライナ・ロシア戦争になって、手のひらを返して戦争バンザイと「転向」した、一部の左派やリベラルたち。

ウクライナとロシアの戦争が始まるのが避けられそうもないとなった2022年の頭よりも前、多くの左派やリベラルの人達が「いかなる戦争もよくない」「戦争は止めないといけない」「日本が武器を輸出したりするなんてもってのほか」と言う感じだったんですよね。
それ自体を、皆さんがどう受け止めていたか。と言う事は今回は考えないでいこうとは思いますが、しかし、戦争が始まった昨年の2月あたりから、その風景がガラリと変わるんですよね。

昨年2月24日に、ウクライナの周りで「軍事演習」をしていたロシア軍が、「ウクライナの非ナチス化」「ドネツク・ルガンスクの同胞の(ウクライナ政府による民族浄化暴力からの)解放」を集団自衛権に基づいて、ウクライナの領内に攻め込んで多くの軍勢がキエフを目指した訳ですね。(直前に、ドネツクとルガンスクの2人民共和国は、ロシア連邦と集団安全保障協定を結んでました

その辺りから、日本でも左派やリベラルの半分前後の人達が、一気に手のひらを返した訳です。

それまで戦争は無条件でよくない的に言うだけでなく・運動的にもやってきた人達が、てのひらを返して、ウクライナをいじめるロシアを許すな!経済制裁と軍事支援に日本も参加すべきだ!と言う方向に一気に転び、共産党ですらもウクライナを一方的に支持して、早い段階での停戦のために日本政府が動くべきだなんてとんでもない。と言う方向に行ってしまった訳です。

社民党ですら空気を読んでしまって、ロシアへの非難をしたり経済制裁を日本に求める国会決議には賛成してしまう(ただ、社民党の場合は戦争反対の姿勢をその後も崩してはいない…)と言う状況に、本当に一週間もせずになってしまった。

開戦前は反戦平和の運動や言論をリードしてきた人達が、「今回は別腹」とばかりに、戦争推進へと転んでいく。

そういう中で、左派やリベラルとしてやってきた運動家や知識人の中からも、「ロシアが一方的に酷いことをしてる」「ウクライナのために戦争を続けさせるべきだ」「力による現状変更は許されるべきではないから、停戦呼びかけなんてとんでもない」と言う声が一気に上がり、「ロシアと日本の関係の深さや、ロシアの軍事力を考えたら、破滅を避けるために急いで停戦を促すべきだ」と言う声が左派側からすらものすごい袋叩きにあっていたわけですね。

正直、左派やリベラルとしてやってきた方々でそういう「被害者ウクライナのための正義の戦争を続けろ」と言う考えに傾いた人たちには、心底呆れてる訳ですが。あなたの言っていた「反戦」とか「平和」というのは、アメリカが世界唯一の王様として秩序を振るうという「正義」に劣るものでしかないのかと。

武器の取引も製造も戦争も虐殺もいけないとやってた人たちまでもが、「戦争を止めたらウクライナの人達が殺される」と言う本末転倒の話を叫びだす。

で、左派でそうなってる人達、「国際的な武器流通の一切をやめるべきだ」と日頃やってきた人達ですらそうなっちゃってて、「これ以上戦争続けるべきじゃない」「いい加減停戦を本気で進めるべきだ」と言う、左右問わない・人として真っ当な意見に対してすらも噛み付くようになっちゃってて、何でも「停戦したら一方的にウクライナの人が殺されるんだから、戦争続けるためにアメリカや日本が武器含めて援助するのは当たり前だ」って言いだしちゃってる訳で。

#朝生 で羽場久美子さんが「日本は先の大戦で停戦を遅らせ、沖縄戦や広島、長崎、本土空襲の悲劇につながった。直ちに停戦すべき」と主張されていたが、日本は侵略した側であり、今回はロシアに向かって言うべきこと。侵略され、占領地で虐殺、拷問、誘拐されているウクライナ側に言うことではない。
午後4:03 · 2023年4月29日

https://twitter.com/kojiskojis/status/1652207059943968768

停戦を続けさせる主役が「よその国」第三国や国際機関である。と言うことから目を背けて正義論を繰り返してる。

凄い倒錯というかダブル・バインドで、停戦となったら、国連主導なのかEU主導なのか、はたまたBRICS主導なのかはともかく、決められた停戦ラインの周りの非武装地帯に平和維持部隊を送り込んで戦争を止める訳ですよ。

その上で、戦争に至る経緯とか戦争が起きてから何が起こったのかを、いろんな国々が参加して検証し・裁判等も行って戦争を繰り返さないようにしていく。と言うのが基本的な停戦の流れで、当然、戦争になってた土地全般で平和維持部隊や外国の警察部隊が見回りをして、虐殺や略奪を防ぐというのも入ってる。

ところが!戦争前は反戦だとか武器を売り買いするのはやめろだやってた人達ですら、そういう人たちは実際の停戦がどういう流れかいやと言うほど知ってるはずなのに、そこらへんすっとばして、停戦したらロシアが一方的にウクライナをじゅうりんする。って思い込んでるようなことを言って停戦をすべきじゃないと言う訳です。

その位、今の自称左派や自称リベラルは、昔は知性のある人揃いだったのに、サルに謝ってほしいくらいに知性が劣化して痴性になっちゃってる。

左派やリベラルの「ダブル・バインド」「自分への言い訳」の極みとして噴き出してる、いわゆる「Colabo問題」。

こう言う、左派やリベラルの側での倒錯やダブル・バインドは、本当に多くのことで起こってしまってて、今も日々新しい問題が出て盛り上がってる、一般社団法人Colaboの事件をきっかけにした、いわゆる「WBPC」とか「ナニカグループ」などと呼ばれてる界隈にまつわるゴタゴタでも沢山起こっちゃってるんですよね。

東京都に対する監査請求、多くのことで却下されたり「結論としては問題ない」という予想された結果になってますけど、中身を見ると不正があったといいたいけど自分達にも色々事情があるからそれは言えないので察してほしい。的なことがはしばしに出てるわけですよ。今もまだ、そういう「監査結果」が度々出てくるのだから、もう、笑っていくしかない。

でも、自称左派や自称リベラルの人たちの殆どが、「結論で問題ないと言ってるんだから、一切の不正がない」「監査請求をした暇空氏たちや不正があると言ってる”暇アノン”連中は恥をしれ。妄想狂のミゾジニストカルトだ」ってネットで大きな声で不正追求してる人たちやそれを支持する人たちに対して「殴りかかって」来たり、政党の機関紙とか雑誌やネットメディアなどの記事でその事を書いて「不正なんてない・言いがかり就けてる差別主義ミソジニストを許してはならない」ってやったりしてる訳ですね。

東京五輪や築地市場移転や森友事件のときと似た話で態度が真逆という、倒錯。

これもまた、倒錯なんですよね。その態度や物の見方、森友事件や2020東京オリンピックでの不正疑惑や築地市場を無理やり豊洲に移転した件の時は、どうだったんですかね?と言う…

別に、自分達の身内が関わってるから態度をコロリと変えてる人が大半だという感じではなくて、物の見方の中で「誰が信頼できるか」に力を起きすぎるようなことをしていくと、長く物をみてきてどこに対しても厳しいことを言う人間の言葉よりも、身内でその場限りで・眼の前で人を言いくるめたぶらかすためにごまかしを言うのがうまい人間の言葉を信じちゃうんですよね(´・ω・`)

ウクライナにロシアが攻め込んだ歴史的経緯をおさらいしてみる。

ウクライナとロシアの戦争の件で行くと、2014年のマイダン革命・またはマイダンクーデターの少し前から、マイダン広場の反政府運動がアメリカやイギリスの後ろ盾で現れてきた政治家やネオナチ(やオルト右翼)に乗っ取られたり、よくわからないスナイパーが猛威をふるって半ば無差別に人を撃ち殺したりとごちゃごちゃした末に暴動となってヤヌコビッチ大統領を追い出したことで始まってるのですが、同時に、その後ウクライナの政治や治安でものすごい力を持つことになったネオナチ的な極右団体の人達が、クリミアやオデッサやドンバス地方などでの民族浄化の為のテロ行為や攻撃を激化させて行ってたというのがあった訳で。

この人達がマイダン革命の功労者として政府の主に内務省に手篤い待遇で取り込まれて、自分達の武装組織に資金や武器だけでなく、内務省軍としての公的な地位と米英などの外国からの軍事訓練も含めた総合的な支援を得て急激に成長してった訳です。

当然、自分達が仕切ってる場所での「非ウクライナ人」へのテロ行為や拉致誘拐・拷問はエスカレートするし、ウクライナ軍(国防軍も内務省軍も)の力も使えるようになって、民族浄化の為の勢いも増してく訳です。

そういう状況下で、ロシア軍の世界戦略の要であるクリミア半島の権益をどうにか維持したいという思惑もあってか、極右のテロに晒されて危険を感じていた住民による住民投票でロシア領土にした訳ですね。

「戦前」は、有りのままの身も蓋も無い現実を伝える報道や作品がたくさんあったのに…。

そこから、色々こじれていったわけですが、とりあえず、2022年になる前は、そういう歴史的な事実をかなり正確に描いたドキュメンタリーとか報道も少なからずあった。ウクライナ国内で政府のつつかれたくないところを批判する「反戦派」も結構いたけど、2019年辺りから締め付けが厳しくなって、刑務所に放り込まれるか国外に逃げるか、もしくはネオナチ的な民兵上がりの内務省の人間に捉えられて虐殺されるか。の3つへとなっていって、ある意味では、正確な情報というのが入りにくくはなっていた。

そういう中で、戦争が起こるとなって付け焼き刃だかなんだか知らないけど、ウクライナとロシアの問題について「勉強」した自称左派や自称リベラルの人達、こういう歴史的経緯をバッサリ切り捨てるような感じで(というより、今回ウクライナを暴走させて支えてる、アメリカやイギリスのネオコン勢力にとって都合悪い話を消して都合いい風に「書き換えた」感じで)歴史的経緯とも現状ともちがうような「大ウソ」を勉強してそこに凝り固まってたりもして、しまいには、武器を国の間で売り買いしたり作るのはやめろ。ってやってた運動家ですらも、ウクライナとロシアの間の戦争が続かないとウクライナ人が死ぬから停戦なんてとんでもない。ってなっちゃってる訳ですね。

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自称「フェミニズム」や自称「反差別」でもはびこる、当事者無視とスノビズム。

フェミニズムとか外国人についての差別を許さない思想についても、そう。現実に困ってる人達や現実に苦しめられてる人たちから自然に上がってくる声や運動・思想の今のありように対する疑問と批判の数々をバッサリ斬り捨て無視し「差別者のたわごと」としちゃった上で、現実に困ってる人達がより困らせられかねないような「政治的に正しい身内の言う(欲望や損得勘定まみれの)真実」が全てだと信じちゃってる。

その中では、それこそ、最早、Colaboの仁藤夢乃さんの想いとかどうしていきたいという意向とかですら、無視されちゃう訳です。

「バスカフェ」を巡っての、3月末からのゴタゴタを見てると、最早、仁藤氏やその周りで汗をかいてる人たちのことですらどうなってもよくて、バスカフェと言う自分達の看板・メンツを維持するために自分達が「勝手に」東京都や一部政治家などへの圧力と攻撃を頑張らないといけない。仁藤さん達がどう言おうが、会場防衛のためにあらゆる男の通行人やネットで光景流す”ミソジニスト”は怒鳴りつけ掴みかかって排除するのが当然だし、近くのお店で飲み食いするのを監視したり、お店の人達にニラミ効かせたりするのも、当然の義務だ。

https://www.jcp-tokyo.net/2023/0324/80358

ってやっちゃってることから来てるのも相当ある訳ですよ。

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