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#一級建築士試験過去問
一級建築士学科試験│仕様書改定により過去問が出題根拠を失うこともある
下記は、平成25年学科Ⅴ(施工)の問題の適当な記述の一つです。この記述は『公共建築工事標準仕様書(建築工事編)』の規定に基づき出題されたものだと思われます。同仕様書は3年ごとに改定されており、最新のものは『平成31年版』になります。
<平成25年学科Ⅴ>
鉄筋コンクリート造の建築物における内部工事の下地材として使用する木材について、代用樹種の使用が認められていたので、すぎの代わりにべいつがを使用
一級建築士学科試験…知らない問題をどう解くか?の意義
1.合格率と知らない問題の量「知らない問題をどう解くかは、知っている問題の量を増やすこと以上に重要」。これは平成14年に学科試験に合格した、ある企業研修での受講者(20代女性)が、合格体験談で残してくれた言葉になります。こういった考え方をされる方ですから、この年の設計製図試験に、一度の受験で合格されています。
当時から20年近くが経とうしている中、今さら旧試験の古い話を?と思うかもしれませんが、
一級建築士学科試験、何のために試験勉強をするのか?何のために過去問を解くのか?
学科試験に合格し、設計製図試験に合格する。これらを経て、一級建築士の資格が与えられる。
一級建築士をめざす者に、求められているものは何か?
設計製図試験の合格者すなわちランクⅠとは、「知識及び技能」を有するもの、とされている。
そして、「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう、とされる。
これを踏まえると、学科試験において
一級建築士学科試験で学ぶ「黄金比」について、知らないと諦めず、数学的に解いてみよう
黄金比は、線分AB上に点PをとってAP×AB=PB2となるときのAP:PBをいい、その比は約1:1.414であり、モデュロールに応用されている。
以上、平成27年一級建築士学科試験問題
学科Ⅰ(計画)〔No.7〕
選択肢2.の記述(不適当なもの)より
✳PB2:PB2乗(PB×PB)
<解き方・考え方①>
黄金比を知っている場合
・黄金比は約1:1.618で
一級建築士学科試験で学べる晴れた日の空は、なぜ青く見えるのか?
「晴れた日の空は、なぜ青いのか?」
こんな疑問を好奇心旺盛な子どもの頃は抱くことも多かったと思います。好奇心によって抱く疑問があっても、それを解き明かすための前提知識が整わないと、理解に至るのは中々難しいものがあります。
理解するとは、前提知識を積み上げながら、自分が理解したいことに辿り着くことであると思います。「晴れた日の空は、なぜ青いのか?」の答えに辿り着くための前提知識を、一級建築士学