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一級建築士学科試験フォルダ

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2020年3月の記事一覧

反射的に出した答えは間違っていることが多い

反射的に出した答えは間違っていることが多い

 フリードリヒ・ニーチェ 曰く、
一段深く考える人は、自分がどんな行動をしどんな判断をしようと、いつも間違っているということを知っている。

 ヘッダー画像とした船の羅針盤の写真に『一段深く考えてみる』と刻んでいますが、ニーチェの言葉から引用したnote題名となります。
 ここで哲学について深く語ることはできませんが、「そうそう、わかります!」と簡単に共感してしまうのは、いささかニーチェに失礼では

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一級建築士学科試験で学ぶ「黄金比」について、知らないと諦めず、数学的に解いてみよう

一級建築士学科試験で学ぶ「黄金比」について、知らないと諦めず、数学的に解いてみよう

黄金比は、線分AB上に点PをとってAP×AB=PB2となるときのAP:PBをいい、その比は約1:1.414であり、モデュロールに応用されている。
     
 以上、平成27年一級建築士学科試験問題 
  学科Ⅰ(計画)〔No.7〕
   選択肢2.の記述(不適当なもの)より

    ✳PB2:PB2乗(PB×PB)

<解き方・考え方①>
 黄金比を知っている場合
・黄金比は約1:1.618で

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一級建築士学科試験で学べる晴れた日の空は、なぜ青く見えるのか?

一級建築士学科試験で学べる晴れた日の空は、なぜ青く見えるのか?

 「晴れた日の空は、なぜ青いのか?」
 こんな疑問を好奇心旺盛な子どもの頃は抱くことも多かったと思います。好奇心によって抱く疑問があっても、それを解き明かすための前提知識が整わないと、理解に至るのは中々難しいものがあります。
 理解するとは、前提知識を積み上げながら、自分が理解したいことに辿り着くことであると思います。「晴れた日の空は、なぜ青いのか?」の答えに辿り着くための前提知識を、一級建築士学

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