タケ

社会人1年目。 音楽とお笑いとラジオが好きです。 文学専攻でした。

タケ

社会人1年目。 音楽とお笑いとラジオが好きです。 文学専攻でした。

最近の記事

大人

しがない大学生だった私が昨年の4月に社会人になってから、もう1年経とうとしている。 あっという間だったような気もするし、大学生活が遠い昔のようにも思えてくる。まあ今のところはその日の体調で体感速度が変わる、そんな毎日である。 これだけ1年間働いてくると、分からなかったことが分かるようになる。が、それが分かったが故に倍の分からないことが新たに出現してくる、そんな1年だった。 また私のまだ知らない自分を新たに知る機会が多かった1年でもある。 電話対応や来客を数多くこなす中で、

    • 文学と僕、そして檸檬

      僕は梶井基次郎の檸檬という文学作品が好きだ。 きっかけは中学時代のある日。 元々読書が好きだった僕は、あの日も教室で本を読んでいた。 そこにいた1人のクラスメイトが話しかけてきた。 「檸檬って知ってる?」 「なんか檸檬っていいよね」 当時の僕は檸檬という作品を知らなかったし読んだこともなかった。 が、その話しかけてきたクラスメイトは、頭が良くて才色兼備、僕の憧れの存在だった。 だから僕は、 「いいよね」 そう嘘をついた。 この瞬間、僕と文学は切り離せない関係になっ

      • なんだったんだろう、2021年。

        いつのまにか2022年になっていた。 2021年って文字を書く時に違和感を感じるまま年はまた変わってしまった。 なんならまだ2019年くらいの感覚でいるが。 2022年になってもうだいぶ経ったが、そういえば去年って何したっけ、なんてふと思ったので去年起こったことやしたことを遅ればせながらまとめようと思う。 1月 コロナ感染拡大でどこへも行けない 2月 マスコミ志望だというのにこのタイミングで就活を本格化させる 3月 ES書きまくる&卒論テーマ決めのため頭パンク 4月 彼女

        • ただの普通の大学生がラジオパーソナリティになるまでの話

          先日、僕がパーソナリティをやっていた番組が最終回を迎えた。 ただの大学生がラジオに4年ほど携わらせてもらっていた。これは快挙だ。そんな快挙を達成することになるきっかけは、4年前の春までさかのぼる。 当時の僕は、期待と不安を胸に大学の入学式を迎えていた。 どちらかというと、不安の分量が多かったような気もする。 それには過去の自分の状況が深く関わっている。 たまたまテストの点数が良いだけで神童ともてはやされた小学生時代。 私立の学校に進学し、生意気にも難関大学に行くと公言して

          明るい夜に出かけた僕は

          僕がラジオと出会ったのは、高校1年の時。友人が聴いていた「SCHOOL OF LOCK!」を家にあったラジカセで聴き始めたのが始まりだった。 この頃から学校に通うことが辛くなり、まともに授業が受けられなくなっていた僕にとって、パーソナリティのとーやま校長やあしざわ教頭は当時の僕の心の支えとなっていた。 このSCHOOL OF LOCK!をきっかけに、他のラジオも聴いてみようと新聞のラジオ欄を見てみると、AMの方に当時放送されていた「バカリズムのオールナイトニッポンGOLD

          明るい夜に出かけた僕は

          3月は憂鬱な季節。

          3月は憂鬱な季節。 別れの季節だから。 卒業式や就職、引越しで周りから人が消えていく。 次のステップに行くだけで消えはしないけど、私の前からは消えていく。 私だけ取り残された気持ちになる。 4月になると、新しい季節になる。 もっと憂鬱な季節。 あんなに別れを惜しんでたのに、次の日からは何事も無かったように新生活が始まる。 出演者が涙するテレビ番組の最終回も次の週からは何事も無かったように新番組が始まる。 みんなうそっぱちなんだな。 うわべだけなんだな。 なんて思っても

          3月は憂鬱な季節。

          お笑い、M-1、そしてオードリーが好きなんだという話

          もうすっかり年末ですね。 2020年もあと2週間ほど。早いものです。 この季節になるとソワソワするのは私だけでしょうか。 紅白?ガキ使?それも楽しみですが、私的にはM-1が一番ソワソワします。 シンプルにお笑いが好きなこともありますが、賞レースにかける芸人さんたちの熱くてエモい(あえてこの言葉を使いますが)気持ちのようなものが感じられて、一種のスポーツの大会として最近は見ているような気がします。 一つのことに向かっていい年した大人が、ああでもないこうでもないと面白い

          お笑い、M-1、そしてオードリーが好きなんだという話

          リモート演劇をやってみて気づいたこと

          1か月以上ぶりの投稿です。お久しぶりです、タケです。 自粛期間が明け、大学のオンライン講義に追われてやっと一息ついたところ、気が付けばもう9月。 なんだか無駄にしたんだか有意義に過ごせたんだか分からなくなってきましたが、2020年もあと4ヶ月、頑張っていきたいところです。 そんな中、私がオンライン講義と同時並行で進めてきたのが、大学のサークル活動(演劇部)です。このご時世なのでweb会議ツールを使用したリモート体制での活動を余儀なくされています。 例年では7月に一つ発

          リモート演劇をやってみて気づいたこと

          大人だって公園で遊びたい

          最近はこのご時世で、なかなか外へ遊びに行くのもままならない状況だが、少し前までは子どもたちが公園で遊びまわっていた。 私はいつもその風景を見るたびに、ほほえましく思っていたが、年を取って大人になるとそれ以外に考えることがある。 私はいつから公園で遊ばなくなったっけ、と。 小学校の時は学校から帰ってきて、すぐ公園に駆け出して行った。ボールで遊んだり、ニンテンドーDSを持ち寄りポケモンやイナズマイレブンをやった。 中高生になると、近くのショッピングセンターに何も買うわけで

          大人だって公園で遊びたい

          眼帯にあこがれる

          子供の頃になんてことないものに憧れることってよくあるものだ。私も例外ではなく憧れていたものがあった。 眼帯だ。 独眼竜政宗の眼帯に憧れる戦国ファンも多いと思うが、それではない。私の憧れていたものは、あの白いガーゼの医療用眼帯だ。 デザイン性のデの字もないようなものだが、なんだか私にはそれがとても魅力的に見えた。 小学生のころ、ある朝学校に行くとものもらいになり眼帯をつけたクラスメイトが、特別な存在に見えみんなの興味を惹いていたのをとても覚えている。いや、片目だけ隠して

          眼帯にあこがれる

          私と近況報告とラジオ話と

          気づけば2週間更新していませんでした。タケです。 このご時世だから、と暇で始めたnoteですが、大学も遠隔で授業開始したり、通常の活動ができないサークル(演劇)ではリモート演劇やネットラジオを始めたりなど忙しくなってなかなか更新できませんでした。台本を初めて書くなど、むしろこうなる前よりやることがいっぱいな気がします。 でもまあnoteを書くことは楽しいので、もちろん続けていきますが、ぼちぼちのペースで更新しようと思います。 てな具合で超暇STAY HOME状態からそこ

          私と近況報告とラジオ話と

          レモンと文学

          レモンという果物は実に面白い果物だ。 たいていの果物は甘酸っぱさを売りにする中、レモンは酸味だけに等しい。それなのに、甘酸っぱい青春の味になぞらえられることもあれば、酸っぱい代名詞になることもあるし、皮を含めた苦みにクローズアップされることもある。一つのレモンの味が様々な考えを呼ぶことが多くある。 そういうこともあってか、レモンという果物は文学と非常に相性が良い。今日に至るまでレモンを題材にした文学は数多くある。 まず思いつくのは、梶井基次郎『檸檬』。この作品においてレ

          レモンと文学

          日向坂46を推しているという話

          前回の投稿では、アイドルを応援するきっかけになったでんぱ組.incとの出会いについて綴った。今回は、その後ファンになる日向坂46の話をしようと思う。 以前書いたように最上もがさんの脱退で、でんぱ組への熱が少し冷めてしまった私は、そこからしばらくどっぷりハマるようなアイドルに出会えていなかった。強いて言えば乃木坂46・欅坂46の坂道シリーズの曲を少し聞くくらいだっただろうか。推しメンも一応決めていたが、それほどの熱意を持つまではなかった。 その頃、ある一つのアイドルグループ

          日向坂46を推しているという話

          アイドルに救われる人だっている

          アイドルについてどう思いだろうか。 両手を挙げて大好きだという人もいれば、アイドルという概念が理解できないという人もいるかもしれない。それは人それぞれの価値観・考えがあるので、どの意見にも頷けるものがある。 私はというと、おおむね肯定的である。あくまでも、”おおむね”である。今でも好きなアイドルがいたり、どっぷりアイドルに使っていた時期があった私だが、握手会券商法や乱立する地下アイドルグループの多さには辟易する。ドルヲタだって文句はある。 何ならもともとは、むしろ「アイ

          アイドルに救われる人だっている

          何も成し遂げてないけどA-Studioに出たい

          最近私が聞いた言葉の中で特に印象に残っている言葉がある。 「A-Studioに出たいんだよね」 以前、友人に言われた言葉だ。この言葉を聞いて私は心底共感した。私も、出たい。 30分間自分のことを取り上げてくれて、鶴瓶さんが自分の友人や親をまるで昔からの知り合いのように話してくれる、そして番組の最後に鶴瓶さんの一人語りで締めくくる、あの番組。出たい。 でも、出られない。私は何も成し遂げていないし有名人でもない。けど出たい。 小さいころからテレビばっかり見てきた私は、テ

          何も成し遂げてないけどA-Studioに出たい

          fish action

          皆さんどうお過ごしですか? どうもタケです。 相変わらずの日々ですね。いつか平穏の日々が取り戻せることを願って、毎日を過ごしていきたいものです。 今回は私の好きなアーティストについて書いてみようと思います。 お笑いやラジオ、プロ野球が好きな私ですが、一番好きと言ってもいいのが音楽です。たまには有名な曲の洋楽も聴きますが、主に邦楽を好んでいます。アイドルも好きですし、昔の歌謡曲・90年代00年代の懐メロ、そして今の邦ロックまで色々聴きます。 その中でも特に私が好きなア

          fish action