お笑い、M-1、そしてオードリーが好きなんだという話

もうすっかり年末ですね。

2020年もあと2週間ほど。早いものです。

この季節になるとソワソワするのは私だけでしょうか。

紅白?ガキ使?それも楽しみですが、私的にはM-1が一番ソワソワします。

シンプルにお笑いが好きなこともありますが、賞レースにかける芸人さんたちの熱くてエモい(あえてこの言葉を使いますが)気持ちのようなものが感じられて、一種のスポーツの大会として最近は見ているような気がします。

一つのことに向かっていい年した大人が、ああでもないこうでもないと面白いことを考えて一年間の集大成をぶつける。この”青春やってる”感と長くしんどい下積み期間を経てようやく報われるというカタルシス。これが私を魅了してやまないのです。

去年の前回大会が過去最高と各方面で呼ばれるように年々レベルも上がっているM-1ですが、今年も目が離せません。

見取り図、オズワルド、ニューヨークの連続出場組。

マヂカルラブリー、アキナの返り咲き組。

東京ホテイソン、おいでやすこが、ウエストランド、錦鯉の初出場組に敗者復活組。

個人的には、ホテイソン、錦鯉あたりがハマれば爆発しそうだなと予想しています。いや全組死ぬほどウケてほしいな。と思わせるほどお笑いファンにとって熱いメンツになっています。

そして敗者復活ですが、視聴者投票なので、知名度・人気がダントツのぺこぱが上がってくるのが妥当だと思いますが、次点で金属バット・コウテイ辺りが来るのでは?という予想。

順位予想は、1位東京ホテイソン、2位見取り図、3位錦鯉。敗者復活が金属バットやコウテイ辺りが来るとそのまま優勝もあり得ると思っていますが果たして…。

ここまでちんたらM-1について、一お笑いファンが書いてきましたが、M-1について考えているとよく思うことがあります。

「いつからM-1見てたっけ?」

私は98年生まれなのですが、ちょうど小学生だった2007~2009年の大会が一番鮮明に残っています。

そんな当時子供だった私が、最も衝撃を受けて脳裏にこびりついている映像があります。

それは今から12年前の2008年、敗者復活組から上がってきたオードリーがあの出囃子で登場してくるシーン。

早めに入って来るスーツ姿の男性と胸を張りながらゆっくり入って来るピンクのベストを着た七三分けの男性。そして今まで見たことがなかったズレ漫才。

その映像が強烈に印象に残っていた私はすっかり準優勝した彼らの虜になったのですが、子供ながらに思っていたのは一発屋臭いなということ。

当時、小島よしおやジョイマンなどのおもしろ荘・レッドカーペット芸人が台頭していたころで、キャラ芸人が渋滞していた中でもいわば「オードリー(主に春日)ブーム」といえるほど彼らの人気はすさまじく、一発屋コースなんだろうなと思っていました。

そのブームがひと段落したころ、私はラジオを聴くようになり、彼らのラジオも聴くようになりました。聴いてみると、若林さんの考え方に共感する部分が多くあり、二人の関係性も見えてきてオードリーのことをドンドン好きになっていきました。初めはレギュラー番組が終わるたびに消えるんじゃないかと危惧していた私の心配をよそに、彼らはもう10年以上バラエティ番組の最前線に立ち続けています。

さらに、日本武道館でのライブ、日向坂との共演など様々なポイントを経て、今では私の一番好きなお笑い芸人になっています。

好きな芸人を聞かれて、オードリーと答えると、なんで今?とよく聞かれたものですが、最近になると、リトルトゥースという言葉が浸透してきたり、ラジオ面白いよねと言われたりするようになりつつあり、何だか誇らしい気持ちです。

そんな彼らは、私にとってのヒーローなのです。

私のように誰かのヒーローが生まれる場所、それがM-1。

12月20日夜、将来のあなたのヒーローに出会えるかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?