日向坂46を推しているという話

前回の投稿では、アイドルを応援するきっかけになったでんぱ組.incとの出会いについて綴った。今回は、その後ファンになる日向坂46の話をしようと思う。


以前書いたように最上もがさんの脱退で、でんぱ組への熱が少し冷めてしまった私は、そこからしばらくどっぷりハマるようなアイドルに出会えていなかった。強いて言えば乃木坂46・欅坂46の坂道シリーズの曲を少し聞くくらいだっただろうか。推しメンも一応決めていたが、それほどの熱意を持つまではなかった。

その頃、ある一つのアイドルグループの存在を知った。けやき坂46というものだ。このけやき坂46は、元欅坂46の長濱ねるさんが特別措置で欅坂46に加入する際に、先に活動している他メンバーとの差別化を図るべく一人だけ別枠として創設されたものがはじまりになっている。区別するために、欅坂を漢字欅、けやき坂をひらがなけやきと呼ぶことが多い。

そのひらがなけやきは、メンバーを追加して活動するのだが、そもそもの長濱ねるが漢字欅に専念し、エース不在の上デビューもできないまま漢字欅のサブ・アンダー扱いになるという不遇の時代を過ごすことになる。

私がその不遇感に少しばかり惹かれ少しだけ興味を持っていたタイミングで、2018年に「ひらがな推し」という冠番組が始まった(2019年に『日向坂で会いましょう』に改称)。当初は見るつもりはなかったのだが、その司会を毎週ラジオを聴くほど好きなオードリーがしていると聞きがぜん興味が出たのを覚えている。

観た結果は、なぜこの子たちはまだデビューしていないのだろう?なぜこんなにバラエティに前向きなのだろう?と疑問が次々と出てくるほど面白い番組だった。やっと自分たちが目立てる場所だとイキイキした彼女たちと、ゴリゴリのバラエティを仕掛けるラジオのノリのオードリーと製作陣。その化学反応は予想以上のものだったのだ。

そこから私が彼女たちのファンになるのは時間はかからなかった。

そして、2019年3月、けやき坂46から日向坂46への改名&デビューを果たし、同年12月に紅白歌合戦に初出場を果たす。2020年12月には東京ドーム2days公演も控えている。まさに快進撃である。

そんなすっかりおひさま(日向坂ファン)になった私の推しメンは宮田愛萌さん。ぶりっ子キャラが定着しているメンバーであざといように思えるが、古典が好きなど知性を感じられ独特の雰囲気を持っている。

まあ私の推しメンについての話は良いとして、そんな日向坂46を推している経緯について書いていて一つ思ったことがある。

でんぱ組を推していた時期は高校生で精神的に不安定で、アイドルを心の励み・支えにして、もがちゃんみたいに元引きこもりでも…と目標に据えていた。一方、日向坂を推している今の私はそこまで不安定ではないし、年下のメンバーも多いこともあり少し保護者目線にアイドルを捉え始めているように思える。これは私が人間的に成長したからなのか、ただ単に年を取ったのか分かりかねないが、もし前者なのであれば、アイドルヲタクも悪くないものだと思う。


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