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【インナーチャイルド】怒りをコントロールしたい時に知っておいてほしい大事なこと

怒りのコントロールをしたい。怒りたくない。
このような悩みを持っている方ってとても多いと思うんですね。

怒りという感情は悪いもの?


本当は怒りたくないのに、どうしても怒ってしまう。

わかっちゃいるけどコントロールできない。

これはやっぱり、
「私がおかしいからだろう」
「私の意志が弱いからだろう」
「インナーチャイルドが癒されていないからだろう」、、、、、、。

そうです。ここには、

インナーチャイルドが大きく関わっていることは確実です。
しかし、怒りのコントロールができる自分を目指す前に、大事な点に気づきがなければインナーチャイルドは癒されもしなければ改善もしません。

なにが大切な気づきなのでしょうか?


それは、
「怒りという感情が悪いわけではない。怒らない自分を目指すな」

ということなんです。

「怒らない私」を目指さない


多くの人が、怒りをコントロールしたいと言いながら、コントロールして「怒らない私」を目指そうとします。
怒るという感情が沸き起こられない私を目指そうとします。

しかしこれをすると
ココロのインナーチャイルドはどのように反応するでしょう?


ある例で説明しますね。
小さい小さい子供がいるんですね。

その子供が、楽しく遊んでいる途中で転んだとしましょう。
せっかく楽しかったのに転んでしまって、痛くて、悔しくて、地面に座ったまま泣きじゃくっています。

そんなとき、お母さんに、

「なんで泣いているの。
 さっさと泣き止んで立ち上がって歩きなさいよ。
 転んだのはあんたの責任でしょ。
 いつまで泣いているのよ。泣くなんて弱虫なのよ」

と言われたらどうでしょう?

子供だったら、
もっと悲しくなってもっと泣いちゃいますよね。

なんで分かってくれないだろう意地になって、怒りながら、もっと泣きながら頑固に座り込みしちゃうかもしれませんね。

これと同じ構図が、今のあなたと、あなたのインナーチャイルドとの関係なんです。

あなたが、

怒りをコントロールしたい、
怒りをなくしたい、
怒らない私になりたい

と思えば思うほど、

ココロの深いところにいるインナーチャイルドに、

「お前、
 なんで分かっているのにすぐ怒るの?
 怒りをなくしたいって言いながらできないなんて、
 ただ弱っちいだけじゃないの?」

と、インナーチャイルドに言っているようなものです。


こんなことを言われ続けて、本当に変わりたいと思えますか?

ただ、頑固に膝を抱えて
怖くて何もできないのではないでしょうか?

ですから私は、セッションをしたり、ワークショップで、みなさんにインナーチャイルドの解決法をお伝えする時には、

なぜ、「そんなに怒りをコントロールできない自分を責めるの?」

このポイントにアプローチします。

ここが解決できないかぎりは、怒りはどうすることもできません。


怒りをコントロールしたい人が、怒りはダメだと思っている状態からでは、何をやってもどんなワークをしても、どのようなヒーリングをしても、なかなか解決には導かないんですね。

「怒りという感情が悪いわけではない。
 怒らない自分を目指すな」

癒しはそこから始まるんです。


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