note 始めます【8】死を見つめる。いかに生きるのか。2020.06.26
始めるにあたって~自己紹介
そろそろ半世紀を生きてきて、老い先のことを考える年ごろになってきた。もっとも、数多の先輩諸兄の足元にも及ばないのは致し方ないとしても、私なりの人生経験とその思索の連続に少し整理をつけてみたくなり、今回、この note に書き連ねてみようと思った次第である。
私の経歴は大したことはない。受験に失敗したり、大学を中退したり、ある意味ろくでもない。未だ人に迷惑をかけることも多々である。仕事は健康相談を受けながら整体を行っている。ただ、お相手とのご縁も長くなってくると、いつかは訪れるのが別れ(お亡くなりになる)であり、これは送る側としての問題ばかりではなく、実際はまったくもって私自身の問題であることに気づき、そして慄くのである。
私の父はちょっと変わり者だった。痛みを触れずに取ったりして、一般的には気功師と言えば納まりは良いのかも知れない。昨年の暮れ ( 2019年12月 ) に亡くなったが、とにかく自由奔放な人だった。母は僧籍にあるが寺持ちではなく、むしろ独立独歩の行者の様相である。なぜ両親の話を持ち出したか…については簡単である。つまり、私の構成要素の多くが両親からのものであり、ある意味振り回されもしたが、実のところ、今の私を支えているのは両親との日々であるということ。そして、それを土台として、私なりの人生経験と思索が積みあがったことを示したかったのである。まぁ、これも甚だ簡単なダイジェストではあるが…
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思索のテーマを整理する
実は、思索のテーマ( 記事後半のキーワードの羅列 )は、概ね整理はできているのだが、深めるのはこれからだ。きっと終わることはないのだけれど、その認識は必須である。これでいいと言うことは決してないし、所詮は知らないことだらけなのである。
まず「思索の縦軸」は、己を知ること、死をみつめること、そして、いかに生きるのか…と直線的に捉えている。「思索の横軸」は、硬直しがちな思索の縦軸に幅と彩りを持たせ、現実と離れず重層的な視座を養うためのものであり、いわゆる世間一般的な知識のことである。「解放と超越」は、単刀直入に申せば、自らの終いの準備である。
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門外漢だからこそ深めて行きたい
結局のところ、人は誰でも幸福を願っているし、意味のある人生を送りたいと思う生き物である。この note は 私自身のそのために行うのだろうと思っている。だから、自己満足の域を脱しないしそれでいい。この先どうなっていくかはわからないが、これから思索を深めて行くにあたり、もし新しい出会いがあるのであれば望外の喜びである。そして、だらだらとした文面を最後までお読みくださった方々に心より厚く感謝申し述べる。どうぞ、あなた様の「心の風景」も喜びと充実で溢れていますように!
気ままな投稿と思います。
よろしかったらお付き合いください。
ありがとうございます。
合掌
2020.06.26 記
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思索の縦軸【 己を知ること 】
死を見つめる
1. 死生学、死生観
… 文化的背景、尊重されるべき「心の風景」
2. 臨終前後と臨死体験の考察
… エリザベスキューブラロス、立花隆
3. 科学的見地でみる死
… 医学、生物学、物理学
4. 宗教から探る死
… 葬儀のあり方、臨床宗教師の活躍 など
5. 哲学的思索で探る死
… 我思う故に我あり、個人存在の追求
6. 胎児期の記憶
… 未発達な脳の記憶
7. 生前記憶
… 肉体を超えた記憶媒体なんて本当にあるのか
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根源的一者とは何か~私は誰か
1. 真我の探求 … ラマナ・マハリシの言葉
2. インド哲学
… ヴェーダからウパニシャッド、ヨーガ
3. 仏教と密教
… 各派の宗祖・高僧、中村元、井筒俊彦
4. 東洋思想 … 老荘思想、陽明学の致良知
根源的一者とは何か~私は誰か【思索の縦軸】
2024.06.15 マガジン作成、追記
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輪廻はあるか~なぜ私はここに居るのか
1. チベット死者の書
… クリヤーライトとバルドゥの解釈
2. 業
… 無意識への取り組み( 阿頼耶識、如来蔵思想 )
3.「量子もつれ」で読み解く死後の世界と転生
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慈悲はどこから
1. 生きとし生けるものへの限りない優しさ
2. 釈迦の言葉( スッタニパータ、ダンマパダ… )
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心の成熟に向かって~いかに生きるのか
1. 社会参画
… ひとりでは生きられない、インタービーイング
2. 誓願をたてる … 四弘誓願文、五大願
3. 一燈照隅 … お互いの「心の風景」を照らす
4. 自らを癒す … 自らの「心の風景」に自ら光を
5. 人生の充実 … ウェルビーイング
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私が思う「心の風景」について
氣の施術その背景~施術者プロフィール【4】
講演会あんちょこ③( 2020.11.06 )
氣の施術を続けて観てきたもの
一瞬に織り込まれる心の風景 …より。
私が思う「心の風景」について
2024.01.28 追記
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思索の横軸【 世間知として 】
心の進化を辿って
1. 生物史 … 心の起源
2. 人類史 … 動物から人間へ、アニミズム
3. 思想史 … 古代から現代までの西洋哲学史
4. 宗教史 … インド哲学史、仏教史、東洋思想史、スーフィズム
5. 近現代史 … アイデンティティ、世界情勢と経済、地政学
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心と身体の関係
1. 西洋医学
… 生理学、内分泌学、神経免疫学、終末期医療
2. 東洋医学 … 「証」を見定める、氣の概念
3. さまざまな健康法
… 医食同源、エビデンスある健康法
4. 痛みの問題
… 心の痛み、ペインクリニック、緩和ケア
5. ネガティブな感情に対して
… 心を整える技術、「癖」の発見
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様々な科学の知恵
1. 自然科学全般
2. 経済学
3. 最新医療
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解放と超越【 出世間知 】
微笑んで逝こう
1. 昇華する「心の風景」 … 両界曼荼羅と仏尊の意味
2.「心の風景」を超えて … 集中・瞑想・三昧
3. 思索と経験を手放す … 個我のタガを外す
4. クリヤーライトと真我 … 不二一元ということ
5. この世界は美しい、人の命は甘美なものだ( 釈迦 )
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思索の端緒~問い「命の儚さ」
思索の端緒~問い「命の儚さ」
2022.07.01 追記
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思索の経緯【 45歳の自叙伝 】
自叙伝を綴ろうと思ったそもそもの動機は、うまく通じ合えない両親に対し、如何に私自身の「心の風景」を伝えるか…と言うただその一点だった。当初は手紙程度で納めようと考えていたものが、気付けば丸二年も掛かってしまい一冊の本になっていた。私の精神史たる思索の変遷を、出来るだけ客観的に綴ろうと努力をしてはみたのものの、これはなかなか難しい作業となった。ただ、私としては自らの心の棚卸しを終えたことで、今は気持ちが整理され、少し前を向けたように感じている。中身はと言うと、まったくもって私と身内の恥さらしで気後れする内容ばかりであるが、まぁ何某ご参考に耐え得って「こんな男もいるんだなぁ」とご笑読頂けたら甚だ幸いである。
自叙伝
自然に生きて、自然に死ぬ~ある凡夫の一燈照隅
2022.07.13 追記
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施術者プロフィール【 Title 】
2020年11月6日 群馬県富岡市にて、とあるセミナーの講演者を務めて参りました。内容は簡単に申しますと「氣」について。演題は「氣の施術を続けて観てきたもの~心の風景」といたしました。後日、私はこの講演内容を材料に、またこれまで書き留めてきた文章とも併せ再編集した「施術者プロフィール」の小冊子を作製しました。初めこれは私の施術を受けてくださる方々にお読み頂くことが目的でしたが、このたび小冊子の内容を記事にしてマガジンまとめてみました。内容は、身体と氣と心、セルフコントロール、浄化と解放、癒し、心の成熟をテーマとしております。全9記事。もしも最後までお付き合い頂けましたら幸甚です。
【1】小冊子冒頭挨拶文
【2】講演会 あんちょこ①
【3】講演会 あんちょこ②
【4】講演会 あんちょこ③
【5】講話者さま ありがとうシート
【6】東京・九段での施術について
【7】父の葬儀を終えて&チベット死者の書
【8】死を見つめる。いかに生きるのか。(この記事)
【9】あとがき「 浄化と解放、癒し…そして 」
施術者プロフィール【 Title 】
2024.03.28 追記
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最後までお読みくださり、
本当にありがとうございます。
楽しく続けられるようにありたいです。
また是非いらしてください。感謝!