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フローとストックについて ~ビジネスでもブログでも大切なこと~

みなさん、こんばんは。
戦略コンサルタントのアップルです。

今日は、この時間からがっつり書くのがややしんどいので(苦笑)、ふわっとした話を書きます。フローとストックに関してのお話です。短めなのでぜひ最後までお付き合いください!

フロービジネスとストックビジネス

さて、このフローとストックという言葉。
ビジネスではよく使います。
特に戦略コンサルタントは日常的によく使います。

フローというのは、一定期間(例えば1年間)に生み出される経済価値やお金です。ストックというのは、フローの結果としてたまったアセット(資産)です。

何かモノを作って売るのはフローのビジネスです。トヨタが自動車を売るのはフロービジネス。また、飲食店で食事やドリンクを提供する(=単発のサービスを提供する)のもフロービジネスです。要するに、単発の売り切りのビジネスがフロービジネスです。

一方、ストックビジネスとはどういうものでしょうか?継続課金ビジネスがもっともわかりやすい例です。例えばスポーツジム。解約しない限り、月額料金を払い続けます。会員が増えれば増えるほど、スポーツジムの月次売上は増えていきます。Huluなどの動画配信サービスも同様ですね。会員を獲得するにつれて売上や利益は積みあがっていきます。

フロービジネスはしんどい

一般的に、フローのビジネスはしんどいです。なぜなら常に売り続けないといけないからです。俗にいう「自転車操業」です。今月たくさん売れたとしても、来月はどうなるかわからない。来月さらに売上を積み増すためにはさらに頑張る必要がある。逆にちょっとでも手を抜けば売上や利益は一瞬にして落ち込む。こういうしんどさがあります。

ちなみに、コンサルティングの仕事も、まさしくフロービジネスです。次から次へとプロジェクトを売り続けないと業績は落ちます。一つ売れたら次の営業の仕込みに取り掛かり、それがまた売れたらその次の仕込みに取り掛かり、・・・。こういう感じです。自転車操業です。

このように、フロービジネスはしんどいので、如何にストックビジネスの要素をビジネスモデルに加えていくかが多くの会社にとって経営課題になります。

ストックビジネスを組み合わせた例

まずBtoBから。製造装置メーカーがそのメンテナンスやアフターサービスでストック収入を加えるというのは昔からあるオーソドックスな例です。装置を売っておしまい(売り切り)だと、上記のような自転車操業になってしまう。収益を安定化させるために、装置を売った後にも価値を提供し、継続的にマネタイズしているわけです。

BtoCのビジネスでも、ストックを強化するやり口はあります。最もオーソドックスなのは、ファンやリピーターをしっかり作ること。ビジネスモデルとしては売り切りでも、その商品やサービスを「将来にわたって繰り返し購入してもらえる」という期待が醸成できれば、ある意味フローをストック化したことになります。

飲食店にせよ、化粧品にせよ、スーパーにせよ、フローをストック化するために顧客満足度を上げて顧客を囲い込もうとするわけです。

もうひとつは、消耗品でストック収入を作るというものです。プリンターや髭剃りが最もわかりやすい例です。プリンターは、プリンターを売るフロービジネスに、消耗品であるインクを売るストックビジネスを組み合わせています、ビジネスの安定化・高収益化を図っています。また髭剃りも、髭剃りの本体を売るフロービジネスに、消耗品である替え刃を売るストックビジネスを組み合わせています。

このように、
・フローのビジネス
・ストックのビジネス
・フローとストックを組み合わせたビジネス
という視点で様々なビジネスを見てみると、結構面白いように思います。

ブログもフローとストックの組み合わせが大事

noteをはじめとするブログも、フローとストックの両面で捉えることが大事です。ブログにおけるフローとストックとは、

フロー:  新たに書いた記事(単品)
ストック: 過去に書いた記事の総体

になります。

記事を一本書けば、ストックが一本増える。当たり前ですが、常に記事を書き続けることは、ストックを強化し続けることにもなります。

ブロガーの成果指標をPVと置いたとき、PVをフローとストックの両面でどう獲得し増やしていくかという観点が大事になります。

フローで稼ぐとは、多くのPVを集め得る魅力的な記事を書き、それを様々なチャネルを駆使して広くいきわたらせることでしょう。一方、ストックで稼ぐとは、過去に書いた記事でPVを稼ぎ続けることです。これらを組み合わせてトータルのPVをいかに大きくしていくかが問われます。

ブログをビジネスと同じように捉えたとき、フローだけで数字を稼ぎ続けるのはしんどいです。記事を書いた日はPVを稼げるが、休んだ日はPVが急激に落ち込む。非常に不安定です。ビジネスと同様、ストックでのPV獲得をいかに太くしていくかがポイントです。逆にそこまでもっていけないと、つまり自転車操業から脱却できないと、どこかのタイミングで「ブログ疲れ」を発症し頓挫してしまうこともあり得ます。

ストックでPVを稼ぐために必要なこと

この辺はアップルもまだ研究中ですが、おそらく必要なことは3つです。

①長く読まれ続ける、いい記事を書く 
 ※これがたぶん超重要

②記事間にシナジーを持たせる。平たく言えば、記事間に内容の関係性を持たせ、相互リンクを積極的に張っていく
(これにより、新たに書いたAという記事から、過去に書いたBという記事への送客が促せる)

③コンテンツSEOなどで検索流入を増やす

①が最も重要なのでアップルも「賞味期限が長いコンテンツとは何ぞや?」ということを考えながら記事を書いていきたいと考えているところです。


今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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