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ついに制約を克服したiPod shuffle(第4世代)のデザイン

これまでiPod shuffleのデザインを解説する記事を順番に書いてきましたが、今回が最終回です。今回は第4世代の話を書きます。

iPod shuffleは第4世代の登場によってようやく完成しました。

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第3世代ではいったんコントローラーが廃止されていましたが、第4世代で復活しました。
サードパーティーのイヤホンを使う場合には、本体側にコントローラーがないと操作できないので、妥当な判断でしょうか。

コントローラーを搭載するという選択をしたことで、iPod shuffleはついに形状をデバイスの本質とコンセプトに基づいて形づくることができるようになりました。これは第3世代で内部パーツが超小型化されたことによる恩恵でもあります。

シャッフルで音楽を聴くというコンセプトに基づいて、ディスプレイなし、コントローラーのみの構成が定まりました。
デバイスの正面もコントローラーを配置するために最低限必要な面積からなっています。さらには厚みも、イヤホンジャックを差し込むための穴の直径によって定められています。

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iPod shuffleは第4世代以降アップデートされることなく販売終了になりましたが、音楽をシャッフルできくというコンセプトのもとでは、このデザインがほぼ完成形でしょう。
まあ、現代では、このコンセプト自体に価値があるのか微妙なわけですが。


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