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いまだに詳細がわからない新型iPhoneの仕上げについて考える

今年の新型iPhoneのデザインはiPad Proのデザインを踏襲するというところまでは判明していますが、筐体の素材や仕上げはいまだに不明です。

iPhone 11系と同じだとすると、無印は筐体の側面が梨地仕上げのアルミニウムで、 Proは鏡面仕上げのステンレススチールということになりそうです。
背面についてはどちらもガラスで、無印が光沢あり、 Proがマット仕上げということになりそうです。

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Apple

背面に関しては、11と同じ仕上げという可能性が高いように思います。
一方、筐体側面の仕上げについては、 Proモデルがこれまでと同じ鏡面仕上げを選ぶのか疑問があります。

12の場合、筐体側面がフラットになっています。
11では側面がラウンドしていたので、鏡面仕上げの筐体への映り込みが気にならないようになっていました。一方、12のフラットな面を鏡面仕上げにすると、鏡のようになってしまいます。

鏡のような仕上げはかつてiPodで採用されていたものです。
iPodのデザインでは、鏡面加工された素材は、「無」を表現する素材として使用されていました。


iPhoneも目指しているのは「無」といってよく、この仕上げはありえない話ではありません。

ただ、iPhoneの場合、筐体に色が付いているモデルの方が多く、この場合、鏡らしさはそれほどありません。シルバーの鏡面仕上げの場合はともかく、それ以外は周囲の環境に溶け込みにくいといえます。

モックアップを見る限りでは、鏡面仕上げを想定しているようですが、この手のものはケースを製造するたに使われることが多く、寸法以外はあまり参考になりません。

直近では、素材がステンレススチールではなく、アルミニウムで、表面はブラッシュド加工されているという噂があります。


アルミニウムへの回帰は非常に違和感がありますが、ブラッシュド加工の方はなくもないような感じですね。

Apple製品でブラッシュド加工というと、Apple Watchのリンクブレスレットの表面処理に似たような技法が用いられていました。

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あとは、Apple Watch Editionのチタンモデルの表面処理も近いかもしれません。

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リンクブレスレットに関しては、前に見たときは、ブラッシュド加工の部分は手作業だったはずですが、現在はその記述が見当たりません。
チタニウムのモデルに関しても、特に製造に関する記載がないので、手作業ではなく機械生産かもしれません。

そうすると、いつの間にかAppleはブラッシュド加工を機械だけで行えるようになっていたということになります。

ただ、この仕上げは梨地仕上げのアルミニウムモデルと区別がつきにくいと言われているので、これを採用すると12と12 Proの区別がつきにくくなるのではないかと思ったり。

今年のiPhoneはどのモデルも有機ELが採用されるとの報道もあり、モデル間での違いがほとんど生じないでしょうから、それはそれでいいのかもしれません。

個人的にはiPhone 12にProモデルはないのではないかと思っていますが、どうも無印とProで2モデルずつというのが有力なようです。

今年はリーク情報が少し少なめですが、発売までにはもっと具体的な情報が出るんですかね?わからない方が発表会のワクワク感が高くなるのは確かですが。

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