「量より質」の子育てって、どういうことなの?
かれこれ10年以上も前の話。1歳になりたての我が子を保育園に預け、時短勤務で会社復帰して間もない頃。同僚ママとのある日のランチタイムでの会話。
私は量より質で勝負よ!
我が子を保育園に預けるのはまだ早すぎると、自分で自分に呪縛をかけていた頃の私の言;
「なんかさあ、私、(我が子の)大切な一瞬一瞬を見逃しているような気がするんだよねーー。こうしている間にも。。仕事している場合じゃないんじゃないかって。」
これに対して、同僚ママの言;
「えーーーーーー?!!!大丈夫よー!私は量より質で勝負よ!!!」
えーーーー?!!!何なに?その発想?!なんか良さそう。。だけど、量より質ってどうやるのーーー????その時以来会社を退職するまで、いえ、会社を退職してもしばらく量より質って何?どういうことだろう?って考え続けていました。笑
量より質ってどうやるの?
働くママのあなた、「量より質」って、きっとどこかで聞いたことがあると思うのですが、では、実際、それをどうやって具現化していますか?戸惑いません?どうしたらいいのか。。。
その後、幼児教室にて、毎年2月頃に職場復帰するママのために復帰準備会を行なってきたのですが、ようやくですね、その頃になって初めて、量より質ってこういうことなんだって、自分なりの解を見出せるようになりました。
正直ですが、会社を退職する前に、この解を見出せていたら、会社を退職していなかったかもしれません。そのくらい、会社員のワーキングママだった私には、「量より質の子育て」は、インパクトのあるテーマでした。
量より質の現状を検索
が、すでに、私は、私なりの解があり、それをお教室のママたちにシェアしてきたので、しかも子供も大きくなっていますので、もう既に自己解決してしまっているのですが、せっかくこのテーマでnoteの記事を書こう!と閃いたので、改めて「量より質」で検索してみました。
最近は、こんなことまで、検索すると記事として出てくるのですよね!本当に、便利な世の中で感心します。さて、検索結果は、いかに。。
パパも同テーマで葛藤していたみたい?
一番最初に出てきたのが、教育専門家が語る?お父さんの育児は量より質!という記事
これは、以下の本をまとめたようですね!
そうかー。イクメンパパのマターでもありそうですね!「量より質」は。ママだけでなくパパもそうやって考えてくれていることの心強さを感じます。そして、「量より質」のテーマ検索は、思ったより、パパ対象の記事があるのですね。
次に出てきた記事も、なんと!やはりパパが書いた"Note"から!この小井さんは、素晴らしい!ボウルヴィの「愛着理論」に言及されています。
そして、
子どもの目線の高さにあわせて、対話をする。
できれば、体にそっと触れてあげる。
とおっしゃっています。子育てをしてくださっているからこそ、葛藤し、よく勉強され、考える、もう、それだけで子供に伝わるのではないかなって思います。もし、伝わらなかったら、少し大きくなってから、お子さんとの対話をしていただくことで(よろしければ、その方法として、以下もご参考に。。)、お子さんもしっかり理解し、育ってくれるような気がします。
10年前は、質より量ってどういうこと?
それ以外の記事では、「量より質」ってどういうこと?というのが、結構上がってきています。ちょうど私がそう疑問に思ってた頃(時代)の記事ですね。
ここ2−3年は様々な解が綴られ
それで、具体策を唱えるサイトも出てきていますね!ここ2−3年でそう言った疑問への解を提案する記事がゾクゾク綴られているのでしょうか。肥やしになる情報は多い方がいいかもですね。では、それらの記事では、どんな「量より質」を具体的に提案してくれているのか、見てみましょう!
◆ 読み聞かせがいい!
◆3歳児神話はウソ!
◆ 一緒に食事をとる
◆ 両親が子供としっかり向き合う
◆ 愛情を言葉や態度でしっかり伝える
◆ 子どもをしっかりと抱きしめる
◆ 1日5分でもいいから子どもと向き合う
◆ 夫婦が仲良くする
◆ 子どもを傷つける言葉に注意する
◆ ときには厳しく叱ることも必要
◆ 親の不安に子どもを巻き込まない
どのサイトもすぐ行動に移せそうなことも多く、勇気づけられますね。意味がいろいろにとれる抽象的な対策は、あなたの感性で創造して行動に移せば良さそうですね。(また、これが難しいのかもしれませんが、、)
年代別で言い切ってしまっていいのかはわかりませんが、傾向として、このように、解がいっぱい出てきたのが、2018−19年。待機園児が次第に解消された社会背景に比例していたりするのかもしれません。
2020年、議論は、そもそも量と質どちらがいいの?へ
今年に入ると、そもそも「量と質どっちがいいの?」の議論が散見し出しているように見えます。
番外編として、「量と質とどっち?」と比べること自体がナンセンス!なんていう、一見納得!なブログなどもありました。笑 言い切れるのが素晴らしい!
ということで、さて、あなたは、「量より質」の子育ては、何のことをいうと思いますか?どうすればいいと思いますか?
確かに、量と質は比べるものではないかもしれません。でもママもパパも時間も有限です。なので基本は、「滅私」にならず、できる中でやりくりする、できる範囲ですればいいんですよね。って、なんの画期的さもありませんが。。
子育てってそういうものなのではないでしょうか。我々の遺伝子はヒトの有史以来ほぼ変わっていません。なので、やることの基本はそんなに大きく変わらないはずです。変な新しいライフスタイルを取り入れることで、人がどうにかなっちゃうのはみますが、、王道な従来の無理のない子育てでは、人ってよく育っていませんか? 敗戦からの悲惨な状態からの戦後の70年だけをみても。そんなに、怖がらなくても親のマインドがしっかりしていれば、スクスク育ってくれるものですね、きっと。(以前の自分に言い聞かせているとしか思えなくなっています。。笑)
量より質を勝ち誇るマインド
先に綴った職場復帰会では、「ママが働いているから、それが食べれるのよ」とか、「ママが働いているから、それが買えるのよ」とか言わないで欲しい、とお願いしてきました。そう思わない場合は、そうしなくていいのですが。
これ、現実といえば現実ですが、親が「お金のために仕事している」ことを、潜在意識を作る幼児期に植え付けてしまっているように思うのです。ママは、ママと離れたくない子供のことより、お金の方が大切なんだ!!?と、身を持って教えちゃってる気がしませんか?
そう思わなければ、それでいいのですが、私は、夢や希望もあったもんじゃない、、そんなふうに思ってしまいます。お金は大切で必要なのですが、それは、保育園にいく事とのバーターではないはずで、お金の大切さについては、他の生活場面で学べると思うのですね。
「いつも、園で過ごしてくれてありがとうね!○ちゃんが園で過ごしてくれるから、ママは大好きなお仕事ができるの!ママがお仕事すると、誰にこう喜んでもらえるの!」くらいに、心から思って、お子さんに伝えてあげることの方が、仕事って素敵だなって、それをしているママが笑顔でいいな、って、お子さんに喜びや夢や希望を与えてあげられるような気がしています。
生活動作の中でお子さんとのコミュニケーションを心がける
マインド以外には、上記の検索結果の具体策も参考になりますが、それ以外で、結局、私見になってしまいますが、「量より質」の私の解(全体の一票)は、以下のようになります。
◆ 生活の中で子どもとのコミュニケーション(会話・スキンシップ・笑い・歌)を入れ込んでゆく
生活動作&お手伝いの練習を通してのコミュニケーション、大切!
年齢にもよりますが、子供にお手伝いをさせることの計り知れないベネフィットがあると思います。それを一緒に生活の場面で楽しんでしまう。
例えば、洗濯物を一緒にたたみながらお話ししたり、上記にあるように、食事を一緒にしながらお話をする、お風呂でお喋りしたり、お風呂の後は、お風呂掃除を一緒にしたり。
洗濯物畳みの全部を一緒にコミュニケーション優先でやると大変な時間がかかるので、程々、ちょっとお話しタイムにする、くらいでいいんですよね。。5分くらい?それをお風呂タイムでも5分。お風呂は、スキンシップにも使えるし、食事はもってゆっくり話したり笑ったりできますよね。
食事は、外食多めにすれば、もっと集中してコミュニケーションが取れますし。栄養は、毎日保育園でとてもバランスの取れたものをいただけるので、栄養は保育園に任せて、家庭での食事は、コミュニケーションのため、くらいに思ってやるといいと思います。(1菜でいいので、味噌汁とか5−10分でできそうな手作り料理があれば100点満点ですよね。)食事もテーブルを拭くとか、何かの皮を剥いたり、お惣菜の袋を開けるとか、お手伝いを入れ込むことで、さらに親子のコミュニケーションが増えますよね。
こうすることで、特別な時間を取らなくても、お子さんと向き合い時間がそれなりに、いえ、生活動作の分、確保できます。
寝かしつけがお子さんとのスペシャルタイム
寝かしつけの時は、お子さんとのスペシャルタイムですね。寝かしつけの時に読み聞かせをすると、本を読むと眠くなる習慣ができてしまう、なんていう話もありますが、それなら、ララバイ を歌うとか、寝る前、クールダウンできるお子さんへのタッチセラピー(マッサージ)などのリチュアルがあれば、いいですよね。私も気にせず、読み聞かせをしたり、マッサージをしたものです。
あなたの解をみつけて笑顔で過ごせば万事OK!
量より質!ぜひ、あなたの創造性を発揮して、あなたなりの解をみつけ、そうしているから大丈夫!と安心して子供を園に送り出し、仕事に向かってください!ママやパパが笑顔で過ごしていたら、究極、子供はそれで幸せ!よく育ちますから、きっと!
・・・ということで、今回も、また長くなってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます!本当は、1項目ごとに1記事書いた方が、短くなるので読んでいただけるかなーーなんて思いながら、毎回長くなってしまっています。
では、また❣️
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