『 味噌汁 ( みそしる )』 - ひとり暮らしの料理


  味噌汁にこれといった定形なんてありません。
炊飯器でご飯を炊く方法は、取扱説明書を読めば分かります。
 私が住む関西では昆布とかつお節、関東では昆布といりこ、九州北部では昆布とあご(トビウオの干したもの)、愛知では八丁味噌を使ったりなど、地方や家庭で継がれてきた味があります。

  昔、関西で土井勝さん(故人、料理人・家庭料理研究家)という方が、時代の移り変わりによる家族の家庭料理離れなどを憂い、料理番組に出られておられました。その息子さんが、土井善晴さんです。
 土井善晴さん曰く、『味噌汁にこれじゃないといかんなんてものはないんです』と仰っておられました。
この、『味噌汁』の紹介でも、『これじゃないといかん=定形』を覆していきながら、基本をおさえていきます。

【材料】
●昆布 一結び
(私は、くらこんさんの結んだものを愛用しています)
●かつお節出汁の素(顆粒) 小袋包装のおよそ1/3
(私は、シマヤさんのだしの素 かつおぶしを愛用しています)
●味噌 濃さの好みによって変わります
(私は、マルコメさんの合わせ味噌を愛用しています)
●水 欲しい味噌汁の1.5倍の水

具材
キャベツ(カットして冷凍保存しておいたもの)
にんじん(カットして冷凍保存しておいたもの)
量は具だくさんが好きな方は増えますし、あっさりとした具の量がお好みの方は少なくなります。

【調理法】
1.鍋に欲しい味噌汁の量の1.5倍の水を入れます(湯沸かし器の温かいものはやめておきましょう)

2.水を入れた鍋を、ガスコンロ(中火)やIHで温めはじめたら、すぐに昆布を鍋の中に入れます。
(昆布から出汁を出すのには時間が15分くらいかかるためと、水からが美味しくなります)

※混ぜないで下さい。いたずらに火の通りが遅くなってしまいます

3.湯に変わっていくと、鍋の中にブクブクと泡が鍋の中底から上がってきます。冷凍していたにんじんを鍋に入れます

4.にんじんの火の通りが四分くらいで、鍋に冷凍保存していたキャベツを入れます

5.泡が激しければ、火の大きさを弱めて下さい

6.キャベツの冷凍が溶けて鍋が再沸騰しても、待って下さい

7.9分くらいで、だしの素を鍋の中に散らす様に入れます

8.10分目くらいで、さっと✚におたまを通し、軽く鍋の中で2度ほどかき回して、だしの素のむらをなくします

9.11分くらいから火の大きさを小にして煮ます

10.15分で昆布を菜箸で取り出し、とろ火にします。

11.おたまにとった味噌を適量を鍋に入れ、溶けるよう菜箸で味噌を崩してあげます。

12.これで、最初の画像のお味噌汁が出来上がりです。
早めにお食べ下さい。この例の調理ですと、にんじんとキャベツからも出汁が出ていますよ。

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