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【The Last 17 days】イロモノのわたし

BeautyJapanの出場に私は「共感覚を伝える活動」で出場することを決めた。

これは共感覚を深く知ってからしてきた自分の中の大切な活動のひとつで、アートと文字を通しながら共感覚の世界への認知を広げようという想いからしているものだ。

しかし、全貌を掴むのに時間を要する「共感覚」。
そして認知されても当事者でないとなかなか苦悩や、実際の世界観などを把握すること自体が困難だ。

それから、形になっているものではないということ。

結果的に私はイロモノとして扱われるのではないだろうか、そんな想いをずっと抱いていた。

私は正統派じゃない、イロモノ、賑やかし。
自分に出来ないことも多いぶん、私はスタート地点も遠いのではないか、と。

チケットやガイドブックの詳細を聞き、私には「メニュー」を持っていないから購入をお願いするのはとてもとても難しそうに思えた。

そんな中、事務局長の井土さんに相談をする機会があり、そのことを話した。絵の販売を決めるきっかけとなった面談だった。

リアルペイントの共感覚アートはずっと販売したい気持ちがあったのだけど、金額設定など詳細がわからず踏み出せずにいた。
BJ中日本事務局長の井土さんに相談した時に、背中を押され思い立ち、相談した10分後には地下鉄に乗り画材屋に向かっていた。
運よく私の身近な人に「元画家」の人がいて、その時も一緒にいたので金額のつけかたやそれに伴った大きさ、どのようにしてお渡しするのが美しいのかを詳しく教えてもらい、額縁の私のイメージを伝えながら選ぶのに付き合っていただいた。
ー共感覚アート限定受注販売詳細と込めた想い

はじめての挑戦だ。とてもドキドキと緊張が走った。
しかしSNSで告知したところ、5分以内に2件の問い合わせがきた。

絵をお願いしたいと。
その後も問い合わせは続き、チケット付きの絵はあっというまに完売となっていた。

ゆっくりゆっくりと筆を進めているが、この新たな挑戦と、それを欲しいと思ってくれる人がいるということに気付けたのは井土さんの後押し、そしてBeautyJapanがなければなかっただろう。

BeautyJapanからイロモノと思われているだろうと感じていたが、
「もしかして、ちゃんと見てくれてる?」と思うきっかけでもあった。

いや他の人から見たら私は、やっぱりイロモノかもしれない。
でもその色を使って自分を彩ればいい。

文字で、絵で、私自身のパフォーマンスで
私を表現して、色鮮やかに。

BeautyJapan中日本大会まで、あと17日

山口葵

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