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読者よ。小説に何を求めている? / 20240423tue(398字)





「何をどのように書いてもいい。それが小説だ」 筒井康隆

イギリスの批評家テリー・イーグルトンは『文学とは何か』でこう語る。

「雑草」とはある決まった種類の植物の名ではなく庭師が庭に生えてほしくないと思う種類の植物全体を指す語であるのと同じように「文学」という言葉は(文学という決まった種類の何かがあるのではなく)何らかの理由で誰かが非常に高く評価する種類の文字表現全体を指すものなのだ。
その誰かとは、作家や批評家たちからなる権威機関だ。

読者よ。好きなものを自由に読め。


好きに感じる。
嫌なら二度と読まずに脚立の代わりにでもすればいい。
なぜ、わざわざ語ろうとする?
己の読書感を社会に語りたがる。僕は理解ができない。
なぜ頭で理解しようとする?
Don't think Feel !


短歌:

理解すな
頭で浴びる
快感だ
それが読書の
真骨頂ぞ

解説:note記事で「村上春樹ってわかんえーし、おれにも書けそうだし」を読んで

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