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遠くへ行きたい その3:アメリカ編①

――イマジネーション!


はじめに

旅行がしたい。

 それにしても旅行がしたいのです。非日常が味わいたいんです。自分のコミュニティを抜け出し、自分という存在を一から見つめ直したりもしたいわけです。

 よく自分探しの旅をしても無駄だぜ云々という方々がいらっしゃいます。自分という存在は外にいるのではなく、案外内側にいるのかもしれません。

 筆者もそう思います。思いますが、同時に、それに気づくために、海外へ出ていくというのは最高にアクティブで最高にファンタスティックな自己分析であるとも思うのです。

 というより、これを読んでいる諸兄諸姉もきっと、自分を定義してよ、という問いには辟易することでしょう。自分なんてものは、自分で決めたらいいのだから。

 薄っぺらいアイデンティティ論はさておき、今回は、長時間+超熱い+超重い、の撮影でした。正直に言います。フロリダという地で筆者は純粋な好奇心で満たされました。

 世界じゅうどこだって笑いあり涙あり、みんなそれぞれ助け合う、小さな世界なのでした。

場所および経緯

今回は自由の国、アメリカ。

 入国にESTAが必要なこの国に何の用があったのか。筆者は、この際だからはっきりしておきたいのですが、実はディズニーが結構好きなのです。ここまで書けばもうお分かりかと思いますが、そう、フロリダディズニーへ行きました。

今回の経緯は、前回と前々回とは多少異なります。

 これは、筆者が日本へ帰国してしばらくのこと。徐々にオールドレンズとかハーフカメラとか買いあさっている頃、TVで風間俊介氏がディズニーに行っているのを見ました。ワールドバザールからぶらぶら歩いて細かい設定を見て楽しんでいる彼の姿を見て、しばらく行っていなかったことを思い出したのです。

そして燃え残ったすべてに火が点きました

そうだ、本場に行こう。

 そう思った瞬間、PCの前で行き方を調べ、航空券も取り、ホテルおよび決済方法とフォトパスまでリザーブしていました。念のため確認したのですが、予約代行サイトを使うより確実に自分でやった方が10万円以上安くなります

 その分の予算はしっかりお土産や自分の体験に使うほうがはるかに有意義です(何かあれば筆者までご連絡を)。

旅程

全部で5泊6日。1日目は移動日、2日目からが本格的な探索でした。

カンタンにまとめるとこんな感じ。

1日目:移動日+ディズニースプリング
2日目:エプコット
3日目:アニマルキングダム
4日目:マジックキングダム
5日目:ハリウッドスタジオ
6日目:移動日

 これほど長期になったのは、一つ一つのエリアがそれこそTDLと同等かそれ以上にデカいため、1日あっても回り切れない、という理由のため。本当に疲れましたが、最高の1週間でした。

アクセス

 日本からまずはダラスまで9~10時間ぐらい飛行機で。トランジットのため立ち寄りました。はるか昔、単身渡米留学した際もここダラスでトランジットした覚えがありますが、その頃よりずいぶんきれいになっているなぁと思いました。

在りし日のアメリカ。

 そしてダラスからフロリダまで国内線で4時間。同じ国なのにどうして飛行機で4時間もかかるんだろうか、と思ったけど、冷静に考えれば日本の国土の数十倍の広さを持っているので当たり前か、と、すっと納得してしまいました。

いざ夢の国へ。

 フロリダに着くと、自分の泊まるホテルごとにバスが出ていました。筆者はディズニー・オールスター・スポーツ・リゾート、というスタンダードホテルに宿泊することにしました。

 スタンダードホテル、要するに安宿なわけですが、そもそも日中ずっとパークにいるのだから、寝るために戻るだけだし全く問題ないです。というか内装も、ホテル内部も安いと聞いていた割には非常に好印象。

ツインベッド。奥は風呂場。
ベッドの横はすぐドア。
アメフトォ…

 また、ここからが重要です。ここフロリダ・オーランドのディズニーにおいては、各パークを連絡するシャトルバスが出ているのですが、なんとここのホテルが始発なのです。

 つまり、朝快適にバスに乗って行ける、というのは非常にストレス管理の観点から重要です。しかも、帰りはなぜかホテルごとにバスが出ているので、これまたストレスフリー。

ロジは大事です。

使用機材

この旅ではK-1 MkⅡ+DFA24-70とDFA★70-200 をチョイス。

 この当時は、まだUltronやその他オールドレンズを所持しておらず、そもそも遠いアメリカの地において一々レンズ交換なんかできるか!という思いと、どうやら相当長丁場らしいから、できるだけ荷物を減らしていこう、でも綺麗に撮りたい…という思いがないまぜになっており、悩んだ結果、標準と望遠をそれぞれ持っていくことにしました。

 予約した段階においてはこの24-70を持っていたのですが、望遠は持っていなかったので、ディズニー予約翌日に新宿のヨドバシにてさっと購入。正直一瞬、150-400と迷いましたが、やっぱペンタキシアンなら★レンズだよね!と即決。店員さんがやけに優しかったのを覚えています。

 なんだかんだ筆者初の★レンズであり、非常に思い入れ深い。いずれ記事も書いてみたい。

記録

まずは初日。撮影はすべて24-70mmにて撮影。

ディズニースプリングス。

 初日は到着がもう夕方だったので、近隣のディズニースプリングスを散策。ここは、日本でいうところのワールドバザールをそのまま超でっかくした感じのエリア。

 お土産物屋さんがメインですが、ショッピングモールでもあり、なんだか色々なものがありました。中でも目を引いたのはピンバッチの交換が流行っていた事。色々な人が写っていたので写真掲載は見送りますが、とにかく、ものすごく盛んに交換がなされていました。

以下2日目の記録。撮影はすべて24-70mmにて撮影。

バス停。
シャトルバス。空調ガンガン。

 言い忘れていたが、筆者がフロリダを訪れたのは初夏。そのため、当時は平均気温30度オーバーというものすごい暑い環境でした。

 湿度もそれなりに高く、とてもじゃないが晴れの日は外にいることを躊躇う暑さであり、こうした公共施設はクーラーガンガンに利かせていました。なので汗だくで入ると一気に冷えるので、薄手のカーディガンなんかがあると良い人もいるかも。

ガチ勢()にしか撮れない写真。
近未来をイメージしたエリア。スペースシップ・アース。

 エプコットのコンセプトは、wikiによると…

実験的未来都市」"Experimental Prototype Community of Tomorrow"

 の頭文字から取られています。これは未来的な理想都市を目指し、一つの独立した共同体を作る計画であったそうな。

 しかしウォルト・ディズニー氏の逝去によりエプコット計画の続行は難しくなり、最終的に当初の構想とは異なるものの、未来をテーマとしたパークを作ることに落ちついたらしいとのこと。

 また、入口の機械は、予約したホテルにてディズニーエリア内で使えるリストバンドがもらえて、それが部屋の鍵になるだけでなく、パーク内での飲食、チケットすべての代わりになります。ものすごくハイテク。なお写真は諸事情あり掲載できず。

 このエプコットを象徴するスペースシップ・アースも直訳すれば宇宙船地球号なわけで。

キャストの方々によるウェルカムショー。
スタンバイへ急ぎたいのは万国共通。
日本ではまだ当時やっていなかったソアリンを一足先に体験。
コンセプトは「近未来」。日本のそれと違い、ファルコはいないようだ…

 たしか今はシーのほうにあるソアリンのほか、いくつかのライドは当時日本未進出。例えば自分でデザインした車でもって、時速100km出る(本当?)というカーライドや、恐竜の出てくるクリスタルスカルみたいなライドとか。

 そういえば、ここフロリダディズニーでは、チケット予約の段階からファストパスが取れます。当日購入はたしか当時不可で、入園前に取得する必要がありました。

 スタンバイ自体は可能ですが、入園前に取る必要があることについて、当時は違和感があったのですが、現在では一般化しています。当時から先鋭化されていたということですね。

ミニーさん。この正統派(ストロング)スタイル超好き。
よさぬかベイマックス!

 目的のライドに乗り終えたら、やっぱり楽しいグリーティング。いつからか、このグリーティングとかショー、パレードを観に来るようになりました。

 アメリカの着ぐるm…もといディズニーキャラクターも本当にフレンドリーで、ハグやキスなんかもしてくれる。しかも、一部はまばたきまで実装されている!(詳しくは4日目にて)

保安官と羊飼い。この頃がよかった。
ノルウェー館付近。Frozenもあった。
メキシコ館付近のレストラン。ここでこれを食べるのが楽しみだった。
メキシコ館内部。リメンバーミーめっちゃ好きやねん。

 エプコットは、各国のパビリオンが建設されており、ぐるっと一周するだけで世界旅行をした気持ちになれます。個人的には、このナチョスがこの旅を通して一番美味かったです。書いている最中もまた食べたくなって、メキシコ料理屋さんをググっている始末。

メキシコ館近くで突発的に表れたドナちゃん。好き。
ドイツ館。露出をミスって暗くなっている。
日本館。うーん、このワザとらしい日本感!
モロッコ館。中に進むと中東の雰囲気も混ざっていたような気がする。
フランス館。ここの噴水が映えスポット。

 これらはほんの一部だが各国のパビリオンは本当によくできていました。特にノルウェー館なんかは、アナ雪のライドがあるのですが、中のアナ、エルサがぬるぬる動くんですよ。キメール瀧、もとい、ピエール瀧が声を当てていたオラフも絶好調でした。

おわりに

今回は、20回目にして初の短期連載型!

 旅行の話がメインかと思いつつ、実はしっかりペンタックスの(OEMのレンズの)写りをここで共有しておきたいと思います。

今回は以上!
次回は3日目、アニマルキングダム回。

ご意見・ご感想等あれば、是非筆者まで…。



画を写さんと欲すれば、まず旅をせよ。

どうかよいカメラライフでありますように。

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