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#青野佑季
初めから気づいていなければならなかったわけじゃない
昨日のこと。
書店に行った。書肆侃々房さんのところで新しい歌集が出てるとのことで見に行きたくなって、いてもたってもいられなくなった。書肆侃々房さんの新鋭短歌シリーズがしっかり置いてある書店で、目移りが半端ないのだけど、時間の許される限り見てみようと思っていた。
目的の歌集コーナーへまっすぐ行って、新刊をパラパラとめくった。どの歌集も素敵だった。素敵で素敵で、ああ、どこまでもすごい、どこま
後部座席にしかわからない跳ね方なんです
朝、何時に目が覚めて、どういう生活をしたのかが朧で、ずっと読んでいたこと以外の記憶がふわふわしてしまったほど、夜にあった(つい30分前まで)出来事が衝撃的だったので、今、けっこう、おぼつかない。とはいえ、物理的なものではなくて、とある人と人とのやりとりを聞いたり参加して発言したりだったのだけど、こうもまあ、身近に、全く想像もつかないような思いを抱いている人がいるのかと思うと苦しくて苦しくて、何事
もっとみる悲しみが過ぎ去るまではパジャマの胸元を掴んで待つ
気を抜けば泣いてしまいそうになるようなことばかりが続いている。わたし一人では太刀打ちできないようなことなのだけれど、(力量不足で)どうにか頑張って乗り越えねばならないところなのだろうとも考えているからこそ、踏ん張ろうとはしていて、泣かないでいて、泣かないでいようよ、ねえ、と咄嗟に自分に自制をかけてしまう。こぶしをぎゅっと握ってそのまますり潰して放つようなことを気づいたらやっていた。心力削られてい
もっとみるなんの比喩も見つからない晴れの日
本が読めない、何も生み出せないことをいいことに動物園へ行った。動物と戯れて戯れて、触れるだけ触って、ちびっこたちと混ざって楽しんだ。腹の中で蠢く暗い感情や、頭にかかっているモヤは一旦取り除くことができた。
動物に対してはコミュ力お化けとなるので、なんでも手を出してしまう、さすがに猛禽類には嫌な顔をされたし(なんかすごい、フクロウって怒ったらあんな、シャーッ!とかいうんやね)、羊は擦り寄るふり