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オイルケアは生きる御守だ〜セルフアビヤンガ40日間の効果検証〜


アビヤンガとは「オイルマッサージ」を指す。皮膚に薬草オイルを擦り込む経皮吸収の外治だ。オイルは熱々でもなく冷たくもなく、皮膚より少し温かめの温度。サロンでアビヤンガを受けると、心地よい時間と身体で過ごせる。

今回はアーユルヴェーダスクールで習ったセルフアビヤンガを続けて40日以上。実体験した感想を紹介したい。

アーユルヴェーダでは、朝のアビヤンガを推奨しているが今の私には難しい。その為、寝る前の風呂場で足裏〜頭頂までキュアリングした太白ごま油(油を80℃〜100℃まで火で熱するして冷めたものを擦り込む。

継続した結果、良かったことを羅列。
①血流が良くなり布団でポカポカ気持ち良い。
②よく眠れる。
③足のむくみが解消。
④体についている無駄な脂肪に気づく。
⑤体の火照りまたは冷えている箇所が分かる。
⑥関節が動かしやすくなる(機械の油差しの原理)
⑦朝の目覚めが良い。
⑧便秘解消。
⑨顔のほうれい線が薄くなった。
⑩顔のリフトアップになった。
⑪目の下のクマが薄くなった。
⑫肘のくすみが薄くなった。
⑬頭皮と髪の毛が綺麗になった。
⑭肩、首のコリ解消。
⑮踵の角栓が落ち、なめらか。
⑯頭痛がなくなった。
⑰ボディクリームやフェイスパックより太白ごま油が安価。コスパ良い。
※思いついたものを書き込んだため順不同。

☆わぁ、びっくり☆いい事だらけ。

しかし、物事は良い面だけではない。長所短所は紙一重。次に難点を羅列してみる。

①洗い場や排水口がベタつく。皮脂汚れのような塊が発生するため排水口は必ず掃除。
②家族から風呂が長いと苦情が入る。
③時間がかかる。
④夫から風呂は最後に入るよう言われ、最後の風呂洗いを命じられる。(ベトベトなのか…。)
⑤娘(小学生)と一緒に風呂に入る際、マッサージ中はシャワー水をかけないで、とお願いするため嫌がられる。
⑥太白ごま油を塗っている言うと、家族にすら奇異な目つきで見られる。
⑦「太白ごま油を身体に塗ってます!」と堂々と人に言えない。(奇行だと思われたくない)

はいはいはいはい。家族は好きなようにやれよと言わんばかり。まだアーユルヴェーダを語れるほどの経験や知識、自信が微量過ぎて…。うぅぅ。

余談だが、本物のアビヤンガとは何かをアピールする為、アビヤンガのSNSを夫に見せた。「それ、できるようになったら俺にやって」と反応有り。夫はカファピッタかな〜と、勝手にプラクリティを考える。自分ではやらないけど、妻にやって欲しいらしい。ほう、まぁいいだろう、目標と数年後の実験台を確保した、と前向きに捉える。

話は戻り、上記羅列したのは目に見える効果だ。
しかし、一番の効果は、アビヤンガで自分を守る膜のような、バリアが張られるような、しなやかな鎧をまとう感覚を得られる事だ。ウィルスや細菌もオイルが粘膜の奥へ浸透する事を防ぎ、増殖が避けられるのではないか。

また、仕事などで多様な方との関わると、見当違いな発言を受け止めなければならない場面や、突然の怒声や妬み恨み辛みなどの感情をぶつけられる出来事がある。そんな時、ネガティブな言葉が私の心に浸透しないよう、オイルが心を守ってくれるような感覚を得ているのである。アビヤンガが毎日の御守となっていることに気付いたのが一番の収穫かもしれない。

コツコツ、日々実践、努力。セルフアビヤンガ、私は続けます。

(そのうちナスヤと鼻うがい、も記事にしたい)

〈続く〉

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