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小説:GoodVibesな夜

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【飲み会マッチングアプリ『ジョイナス』のとある物語】 http://joinus30.com/
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2020年2月の記事一覧

第2話 feat. 坂本龍馬-02

「なにしちゅうんじゃ?」 「写真撮ってるの。インスタあげていい?」 「いんすた??ほりゃあ…

anotheUXstory
4年前
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第2話 feat. 坂本龍馬-03

「ていうか、やっぱタイムスリップしてきた感じ?」 「タイムスリップ、とこの時代では言うら…

anotheUXstory
4年前
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第3話 龍馬の記憶とエルサルバドル-01

覚えている最後の記憶。 それは慶応三年、冬の夜。京都の近江屋で中岡慎太郎といたところに男…

anotheUXstory
4年前
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第3話 龍馬の記憶とエルサルバドル-02

「あのー、あれ。免許証とかある?」 「めんきょしょう?」 「身分証明できるもんだよ。何かな…

anotheUXstory
4年前
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第3話 龍馬の記憶とエルサルバドル-03

「な、新選組!こりゃあいかん!」龍馬は両手を大きく振って走り出した。その走りはオオカミの…

anotheUXstory
4年前
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第4話 タイムスリップを知る女-01

「で、どうなったの!?」女はポテトフライをかじりながら龍馬の話を聞き入っていた。 「そこ…

anotheUXstory
4年前
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第4話 タイムスリップを知る女-02

「おまん、タイムスリップする方法、知らんか?」 龍馬はエルサルバドルから聞いたタイムスリップという言葉を流暢に使いこなしていたが、かなり発音がおかしい。女はその言葉を聞き、しばらくキョトンとした顔で静止したあと、また声高らかに笑い出した。 「なんが可笑しいんじゃ!ワシは真剣やき!」 「いや、ごめんごめん。タイムスリップの方法を マジで聞かれるってウケるじゃん。」 「何か知らんか?」龍馬はあくまで真面目に、 懇願する顔で女に詰め寄った。 「いやー、ふつう知らないでしょ。」 「そ

第4話 タイムスリップを知る女-03

「まぁとにかく、私は服を売ってるのね。」 「ほおほお。おまんも商人なんじゃな。」 「でね、…

anotheUXstory
4年前
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第5話 辿り着いたエルサルバドル-01

「んー…。」龍馬はリカと男の出会いと別れの話を、じっと腕を組んで聞いていた。 「しかも、…

anotheUXstory
4年前
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第5話 辿り着いたエルサルバドル-02

「まぁ、どうせ無理でしょ…。」 声にもならないほどの小さな呟き。 リカは自分を慰める予防…

anotheUXstory
4年前
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第5話 辿り着いたエルサルバドル-03

「ひゃぁ!びっくりした!!」エルサルバドルは新調したMOSCHINOのバスタオルで身体を隠し、慌…

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4年前
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第6話 坂本龍馬を探す女-01

亜由美はガッチガチに緊張していた。 これから、ジョイナスを通じて見知らぬ男と会うからであ…

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4年前
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第6話 坂本龍馬を探す女-02

「改めて、ケンユウです。よろしく。」 テーブルの上に差し出された彼の右手に、亜由美の右手…

anotheUXstory
4年前
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第6話 坂本龍馬を探す女-03

ケンユウを名乗る男は、口を濁した亜由美の姿を見て、なにかを察したのかすっかり話題を変えた。 「僕も最近ジョイナスをはじめまして。面白い話を聞いたものですから。」気品と清潔感のある態度と話し方。時代が時代なら貴族のそれだ。彼の素性がわからないことが、より魅力を演出していた。 「面白い話、ですか?」 「ええ。坂本龍馬に会える、と。」坂本龍馬、その名前に女の目は泳いだ。 「なにかご存知ですか!?」突然息を荒くした亜由美に対して、ケンユウは少し驚きながらも爽やかに微笑んだ。 「いい