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小説:GoodVibesな夜

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【飲み会マッチングアプリ『ジョイナス』のとある物語】 http://joinus30.com/
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『GoodVibesな夜』のプレイリスト

このプレイリストは、投稿されている小説と一緒に楽しんでください。小説を読みながら小休止に…

anotheUXstory
4年前
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第1話 坂本龍馬、マッチングアプリ使ってる説-01

『坂本龍馬、令和に蘇る?!』 『お台場で坂本龍馬みたいなやつ黄昏ててワロタwww』 『坂本龍…

anotheUXstory
4年前
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第1話 坂本龍馬、マッチングアプリ使ってる説-02

女は名を島崎亜由美という。年齢は28歳、好きなタイプは元SMAPの稲垣吾郎。中学高校時代は女優…

anotheUXstory
4年前
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第1話 坂本龍馬、マッチングアプリ使ってる説-03

「坂本龍馬、令和に蘇える?!なんですか、これ?」 「信じがたいことだが、昨今東京で坂本龍…

anotheUXstory
4年前
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第2話 feat. 坂本龍馬-01

夜の三軒茶屋。SARIRAH Candy Store、オールドアメリカンな店看板が夜の蒸し暑い風とネオンに…

anotheUXstory
4年前
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第2話 feat. 坂本龍馬-02

「なにしちゅうんじゃ?」 「写真撮ってるの。インスタあげていい?」 「いんすた??ほりゃあ…

anotheUXstory
4年前
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第2話 feat. 坂本龍馬-03

「ていうか、やっぱタイムスリップしてきた感じ?」 「タイムスリップ、とこの時代では言うらしいの。ここは、ワシの時代からずっと先の日本じゃ。時やら所やらを飛び越えてしもうたらしい。」 「マジなんだ、ヤバい、映画じゃん。」女は興奮のあまり、癖付いたスマホを取り出して写真を撮ろうとしたが、咄嗟にさっきのことを思い出しすぐにやめた。一度注意されたことは肝に念じるタイプである。 「えいが?」 「あー、ドラマの凄い版みたいなやつ。」 「どらま?」 「ヤバ、マジ会話になんない。ウケる。」

第3話 龍馬の記憶とエルサルバドル-01

覚えている最後の記憶。 それは慶応三年、冬の夜。京都の近江屋で中岡慎太郎といたところに男…

anotheUXstory
4年前
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第3話 龍馬の記憶とエルサルバドル-02

「あのー、あれ。免許証とかある?」 「めんきょしょう?」 「身分証明できるもんだよ。何かな…

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4年前
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第3話 龍馬の記憶とエルサルバドル-03

「な、新選組!こりゃあいかん!」龍馬は両手を大きく振って走り出した。その走りはオオカミの…

anotheUXstory
4年前
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第4話 タイムスリップを知る女-01

「で、どうなったの!?」女はポテトフライをかじりながら龍馬の話を聞き入っていた。 「そこ…

anotheUXstory
4年前
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第4話 タイムスリップを知る女-02

「おまん、タイムスリップする方法、知らんか?」 龍馬はエルサルバドルから聞いたタイムスリ…

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4年前
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第4話 タイムスリップを知る女-03

「まぁとにかく、私は服を売ってるのね。」 「ほおほお。おまんも商人なんじゃな。」 「でね、…

anotheUXstory
4年前
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第5話 辿り着いたエルサルバドル-01

「んー…。」龍馬はリカと男の出会いと別れの話を、じっと腕を組んで聞いていた。 「しかも、元カレの名前は、相沢リョウマ。」 「な、なんと!リョウマっちゅうかや!?」 時間も遅くなり客の数も疎らになった店内に、再び龍馬の声が木霊した。 「そう、スゴくない!?運命だよねー、これ。」 リョウマは特異な名前ではなかったが、日本を代表する龍馬に対しては例外だった。 「はい、これが写真。」 「おおー、顔もワシに似てイイ男ぜよ!」 女はその言葉には触れず「でも、今どこにいるのか、何してるの