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私が優しすぎて先生が泣いた日のこと

昔から誰かにに束縛されることが多かった幼少期 お人よしな私はいじれられっ子といじめっ子の間に挟まれるポジションが定位置 ある日、いつものようにいじれられっ子に一緒遊ぼうって誘われた 私を束縛するいじめっ子に許可を取ろうとする いじめっ子の答えはNO それでもいじめっ子をなだめて一緒に遊ぶようにお願いする私 悲しくなってきたいじめられっ子が泣き出す これがいつものお決まりコース 小学校5年生の私には本当につらい時期だった どっちにもいい顔をしてる自分がしんどくて

    • 最寄りの自販機に車を走らせる夜

      実家はど田舎の村 自動販売機まで車で3分 小学生の私とってジュースは特別な日に飲むもの 誕生日とか友だちと遊ぶ日とか イベントで飲む特別なもの でもイベントじゃなくても飲める日がたまにあった それはお父さんがコーラを飲みたくなった時 お父さんは重度のコーラ依存症だ 家には箱買いしたコーラが絶対にある でも飲めるのはお父さんだけ そんな箱が空っぽになった夜、 お父さんは子供達に言う 「ジュース買いに行くか」 もちろんスーパーはもうやってない時間だ 最寄りのコンビニは

      • 物心ついた時から父がうつ病だった話

        私の父は会社を経営している おじいちゃんの会社を一代で大きくし 事業を拡大している 私の父は昔から家族と一緒にリビングでくつろぐことがあまりなかった 夕飯を食べたらすぐに自分の部屋にもどり 映画を見ながらうたたねをしていた そんな父のことを小学生の私は特に気にすることもなく成長した ある日、父が部屋で一日中寝てる日があった 具合が悪かったらしい だか、それは数日続いて、数週間続いた 部屋で寝ているのが当たり前になった でも会社はまわっている 父がいなくてもまわるく

        • 自分という人間がわからなくなった日

          私は人からどう見られるか気にするほうだ そんなこと気にしてないように見せかけて結構気にしてると思う 仕事を決める時もちょっと華やかな仕事をやりたがるところがある そんな仕事ばっかりやってるとそれ以外の仕事をやろうとした時になんか気分が落ち込む テンションが上がらないことはやりたくないというか、、結局へんなプライドとマイルールに縛られて自分を苦しめてる そんなことはわかってる わかってるのになんでこんな事になっちゃってるのか自分でも分からない 自分のことは自分が1番よ

        私が優しすぎて先生が泣いた日のこと

          現状維持ができない私

          ここ一年はたくさんのことを与えてもらって それに感謝できない自分にイラつく年だった あのとき何もしなければ そんな後悔を時々する時がある でも、やらぬ後悔が私は1番苦しいって知っているから、やらずにはいられないんだ 今までの失敗と経験から少しずつ自分にとって大切なことが見えてきた気がする そして、そろそろ現状維持を楽しめるようになりたいって思えた 今までたくさんの引越しをして色んなところへいったしたくさんの人と出会って友達ができた もう十分じゃないか どこかにとど

          現状維持ができない私

          あなた、仕事してないと病気になるよって占い師に言われた話

          昔から占いが好きでよく行ってたけど そんな劇的に当たったことはない 何か解決したこともなければ 言われた通りにしたこともない でも何かに悩んで悶々としてると 暇つぶしに行きたくなっちゃうのが占い それで数ヶ月前にまた行ってしまった どうせ当たらないけどって思った そしたら占い師さんがニート中の私に、 すごい怖い顔して「あなた仕事してないと病気になるよ、早く仕事したほうがいい」って言われて 思わず爆笑してしまった でも、当たらないと思って帰ったら その1カ月後にギック

          あなた、仕事してないと病気になるよって占い師に言われた話

          障害を持つ子供の家族について知りたくなった話

          今まで障害のある人達と深く関わったことがないまま大人になった私にある出来事が起きた CAとして働いていた頃、ある便に重度の障害があるお客様が乗ってこられた、ご両親と3人で 出発前にパニックを起こし、ご両親が2人がかりで座席に押さえつけているのを見た 何かできることがないか近づいたが逆に怪我をしそうになった事がある なかなかパニックがおさまらず3人は飛行機を降りることになった とても心苦しかったが、安全に飛行するためには仕方がなかった 新幹線とは違い飛行機にはルールが多

          障害を持つ子供の家族について知りたくなった話

          クリーニング屋さんのおじさんが昔と全然変わらない話

          小学生の頃、家に帰っても誰もいないから妹と良く行ってたクリーニング屋さん おじさんが中にいれてくれてボトルに入ったガムを食べるのが日課 いちごミルクのジュースを自販機で買ってもらってクリーニング屋さんで宿題を済ませる 当たり前の日常 吃音症のおじさんの話し方なんて気にしたことはなかったし、それがおじさんだったから今だってその話し方が懐かしくて好きだ クリーニング屋さんは今はもうないから帰ってもすぐには会えない もう何十年も経ってるからそりゃそうか 変わらないものなんて

          クリーニング屋さんのおじさんが昔と全然変わらない話

          ないものねだりしてたらニートになってた話

          まさか自分が1年近くニートになるなんて思ってもみなかった まぁ考えれば予測はできたんだけど 馬鹿なんだよなぁ私は 昔からないものねだりな性格だけど ニートになったことはなかった 転職もとんとん拍子にやってきたし それなりに仕事で結果を残してきた だからまさか自分がって思ったけど きっと自分を過信しすぎたのかも すぐに仕事は見つかると思ってたし それなりにどこででも馴染んでいけるって そう思ってた ところがいざ転職した先では全く馴染めなくて1カ月もしないうちにやめた

          ないものねだりしてたらニートになってた話

          お姉ちゃんの名前でマッチングアプリやったらバチが当たった話

          マッチングアプリを始めるときに不安なのが会社の人に見られたらどうしようってこと そんな事心配するくらいならやめろって感じなんだけど出会いがなさすぎてやめられないのだ とりあえず名前は変えよう思ったら ためらいもなくお姉ちゃんの名前を入力してた そこからはいろんな人とデートして やっと好きになった男は既婚者である事を隠してたクソ野郎だった 半年くらいの時間を無駄して 悔しくて悔しくて悔しくて吐きそうだったけど そいつの顔に水をぶっかけてやったから ちょっとはスッキリした

          お姉ちゃんの名前でマッチングアプリやったらバチが当たった話

          6人兄弟の下から2番目の気持ち

          6人兄弟っていうと98%驚かれる その反応にはもう慣れたけど 絶対そのあと聞かれるのが 何番目なの?男女の比率は? 双子はいるの?みんな親一緒? という聞き飽きた質問攻めをくらう 親はみんな一緒、双子はいないし男3女3で 私は下から2番目の次女 ちなみに上から 女、男、男、男、私、女 幸いにもうちの兄弟は仲がいい 一緒に旅行もいくし彼氏の話とかもする 両親はものすごく仲が悪いからひとりっ子じゃなくて本当によかった そもそも仲悪いのに子供6人て… 誰も信じてくれない

          6人兄弟の下から2番目の気持ち

          お父さんの誕生日にお父さんの不倫相手の顔を見に行った話

          3月1日はお父さんの誕生日 今年で還暦を迎えた 3年前くらいから家を出て1人で暮らしてる 会社の経営の為にお母さんの存在が邪魔らしい 離婚はまだしてないけど、どうやら不倫相手らしき女がいるという 女はバツ4子持ち、子供は4人くらいいるらしくてみんな父親が違うらしい この時点でやべーやつなのは確か お父さんのお金目当てじゃないかと思うわけ そこでお父さんの誕生日にその女がお父さんの家に行くんじゃないかと思い張り込みをした 結果、女は来なかった 正確には帰ってくるの遅す

          お父さんの誕生日にお父さんの不倫相手の顔を見に行った話