見出し画像

私が優しすぎて先生が泣いた日のこと

昔から誰かにに束縛されることが多かった幼少期

お人よしな私はいじれられっ子といじめっ子の間に挟まれるポジションが定位置

ある日、いつものようにいじれられっ子に一緒遊ぼうって誘われた

私を束縛するいじめっ子に許可を取ろうとする

いじめっ子の答えはNO

それでもいじめっ子をなだめて一緒に遊ぶようにお願いする私

悲しくなってきたいじめられっ子が泣き出す

これがいつものお決まりコース

小学校5年生の私には本当につらい時期だった
どっちにもいい顔をしてる自分がしんどくて

かといっていじめるのも嫌だしいじめられるのも嫌だ
いや、もはやいじめられた方がマシかもって思うくらい束縛が苦しかった

そのまたある日、いつものお決まりコースの出来事が起き、先生から呼び出された

いじれられっ子と私といじめっ子

どうしていじめられっ子がないてるの?と先生が私達にたずねた

いじめっ子は沈黙
私はいじめっ子が怒られないようかばいながら説明をする

どうして仲良く遊べないの?
私が1番それをしりたかった

給食の時間、先生が私の隣に座った

さっきのことだけど本当のこと教えて?
そう私に言ってきた

私は本当のことを話した
いじめっ子が私のことを束縛してきて
みんなと仲良く遊べないこと

いじめられっ子のことを仲間外れにしていること

全部話した

すると先生が泣きだした

私がいじめっ子をかばってること
いじれられっ子とも仲良くしたいこと
どうしてそんなに優しいの?って
先生が私の代わりに泣いてくれた

嬉しかった

実は、少し前に今の状況を日誌に書いたことがある。先生にいじめられっ子のことを知って欲しくて

でも途中からこんなこと書くの変だって思って全部消して、上から当たり障りのない普通の日記を書いて提出した

日誌が返却され、先生からの赤ペンをみてびっくりした。
先生は私が最初に書いた内容を消された鉛筆の跡を読み取ってくれていた
消した内容への返信を書いてくれていた

嬉しかった

本当に言いたかったことを読んでくれていた

私はほんとにいい先生に巡り会えた
それから先生は私のことを気にかけてくれ、私はいじめられっ子とも2人だけで遊ぶことができるようになった

そして、中学校へ行くときには
そのいじめっ子と私を別のクラスにしてもらえるよう中学校へ取り合ってくれた

先生が泣いたあの日
私は心が楽になったのを覚えてる
私のことを見てくれてる人がいる
私のことをわかってくれてる大人がいる

こういう先生が世の中にたくさんいると信じてる

いじめっ子といじめられっ子だけじゃない
辛い思いをしてる「間の子」が沢山いる

いじめなんかしたくない
みんなで仲良くしたい子が沢山いる

そんな子達に気づいて欲しい

そうして私は小学生を卒業した
でも、中学校でもまた似たようなことが起きた

ここまで来ると束縛する人種の生態をしりたくなってきた

誰かわかる人がいたら教えてください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?