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日記・49:うさぎとかめ

ここ数日間、子供の病気で慌ただしい日が続いた。
瞬も少し落ち着きを取り戻しつつあるようで、回復の兆しが見える。それが何より安心だ。

今日は妻が亡くなって二ヶ月目である。
あっという間の日々であったがもう随分前の出来事のような気もする。
正直、自分の中でまだ事実が認識出来ていないのかも知れない。
人が亡くなる、という事が、どこか他人事のような感じで、その重大さに盲目的になってないか?本当の供養って何なのだろう?
それをいつも考えていなければ。
日々慎ましく、謙虚に、精進していかなければならないのではないか?
一瞬一瞬を大切にしなければ・・

二人の子供の存在が、妻の生きた証だと思っている。
おれはこれからの人生でもっと勉強して、「死」とは一体何なのか、答えを見つけたいと思う。

辛さや苦しさは何かで紛らわして克服するものではない。

悲しみを忘れず、受け止め、そこから感じる孤独、絶望と共に己に鞭打って歩んでいくものではないだろうか。
答えがわかればどれだけ楽かな?

この身で進み、模索して見つけるしかない。
そこから生まれる喜びや達成感も味わってみたい。

陽気が車の窓から差し込んでくる。
まもなく仕事だ。

落ち着いて一日を過ごそう!
うさぎでもかめでもよい。
ただ確実に進むだけだから。


先ほど帰った。
一日無事に終わった。
毎日が猛スピードで過ぎ、追い越されそうになる。

思い出ばかり振り返ってはダメだ。
前を見よう!昨日より今日。
今日よりも明日へ。
明日より、はるか未来へ。
歩け、走れ、泣くな!
立て、進め、負けんな、まだまだ、まだまだ。

その先へ!


私の記事に立ち止まって下さり、ありがとうございます。素晴らしいご縁に感謝です。