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日記・58:大事な仕事

保育園で「愛情弁当の日」ということで、子供達がそれぞれお弁当を持参する日であった。
瞬と若菜に昨日、可愛い水筒を用意した。
なんとかお弁当も作り、リュックに入れて持たせてあげた。
いやいや、お弁当って大変だなぁと、なぜか汗をかいてしまった。
これからは料理のことも少しずつ勉強しなきゃだなぁと心から思った。

これからたくさんの行事などで、自分も子供達も、いろんな壁にぶつかったり、考える機会があるだろう。
しかし、いつも明るく前向きにやっていこうと思っている。
三人で何事も乗り越えよう!

くよくよしてもしょうがない。
同じ時間が過ぎるのなら、笑って進む方が有意義だから。
父として、精一杯のことをやろう。
二人を立派に育てていこう!

瞬も若菜も、ママのぬくもりや愛情というものを知らずに育つ。
このように書くことすら針のむしろに座る思いだ。
自分に出来ることは何か?
自分にしか出来ないことはないか?
考えろ!負けるな!

一生懸命やるしかない。
答えは少しずつわかるはずだ。
心から子供と触れ合っていこう。
おれは何も偉くない。
この歳になって、誇れるものもひとつもない。
けれど、けれど、おれはこの子達の父親だ。
誰も代わりはいない、たった一人のお父さんだ。
胸を張ろう!!


今日は職場でエリアマネージャーの監査が行われた。
様々な指摘を受け、身に沁みる思いだった。
一言一言に、得体の知れない説得力があり、奮い立つ思いもした。
このマネージャーは、厳しく、恐れられる存在らしい。
細かなチェックがあり、面談の最後で、
「いろいろあると思うけど、頑張らんといけんぞ。たくさん失敗するんが仕事やからな。」
そう声を掛けてもらった。

明日から、また頑張ろう。

思えば妻は生前、いつも心のこもった美味しいお弁当を作ってくれた。
月並みな表現だけど、愛情たっぷりのお弁当だった。

これからっていう時、おれが肺気胸で入院することになり、手術の為三週間ほど入院したことがある。
妻をアパートに残している事が心配で、毎日が苦痛だった。
退院した後も、傷の痛みですぐには仕事に復帰出来ず、体を動かすリハビリもあり、近くの公園に散歩に行ったりした。その時もお弁当を作ってくれた。「わざわざごめんね」「おれの体、早く治って動けるようにならないと、心配かけるね」と言うと、「いいよ!しょうがないじゃん。それよりさ、一緒に出かけれるし楽しい」
そう答えてくれた。
おれは涙を堪えながら、豆腐ハンバーグやだし巻きたまごを頬張った。

たくさんの事を妻から教わった。
今度はおれが子供達にそれを教えていく番だと思う。

とにかく頑張ろう!仕事も育児も、笑ってやっていこう!!






私の記事に立ち止まって下さり、ありがとうございます。素晴らしいご縁に感謝です。