家族団欒を知らない私は、独りで過ごさない夜が欲しい。[前編]
お客様とカウンセラー様をつなぐマッチングアプリ Bloste (ブロステ)
代表の橋本なずなです。
昨日こんなことがありました。
日曜日、母も仕事がお休みだったようで、昼前に目覚めた私は母におはようと声をかけました。
「なんかゴハン作ってー」とお願いすると、『えーっ、もう出掛けるのに』と言いながらもコンロの火が付く音がしました。
私は顔を洗い、歯を磨き、前菜のプロテインを飲みながらYouTubeを観て待っていました。
ゴハンできたよー、と母が私の部屋へ入って来て、トレイに乗せられた食事を見た私はあからさまに顔をしかめてしまいました。
「ねぇ、何でもぬくめりゃ良いってもんじゃないよ? ぬくめたトマトとかレタスって好きじゃない」
それはトマトとレタス、それから溶き卵を煮たような、やけに汁気のある炒め物でした。食欲のそそられる食事ではなくて、私はまるで小さな子どものように駄々をこねてしまいました。
『でも今これしかできないから、もう出掛けるね!』
そう言って母は家を出て、私は少しの間その食事を見つめていました。
・・・え?
気が付くと何故か、私の頬には涙が伝っていました。
“ また、だ。この感覚。”
——— その日の夕方、ジムに行こうと自転車を漕いでいると、段差をうまく上ることができずに横転してしまいました。
(痛っっったぁ…)
幸い人通りのない道だったので、恥ずかしさから心が痛むことはありませんでしたが、横転した際にぶつけてしまったスネはじんじんと痛みます。
その後行ったカフェでも、近くに座る子どもたちの落ち着きがなくて作業に集中できなかったり。
(うんっ、今日は良くない日なんだ。早く帰って寝よう)
そう思うことにして、私は帰宅後そそくさとお風呂に入り髪を乾かし、歯を磨き、22時には布団のなかにいました。
(明日は7時からバイトだし、このまま早く寝ちゃおう…)
——— 1:35 AM
(・・・寝れねぇ。)
というか、身体が寝ようとしていない。眠気はあるのに眠ろうとしない。
理由は分かっていて、きっと “昼間のモヤモヤ” が休息を邪魔しているのだ。
なんかイライラするし、落ち着かない。ポテチが食べたい。
10分ほど葛藤した後、私はフリースを羽織って自転車に跨っていました。
関西だししょうゆ味のポテチと期間限定の苺クリームのどら焼き、それから三ツ矢サイダーを買って、私は家に戻るとひと時のチートを楽しみました。
気が付けば時刻は3時前。本当にそろそろ寝ないとだし、このままでは明日に影響してしまう。
そうは思いながらも身体を横にすることができなくて、私はおもむろに過去のnoteの整理をはじめました。
こんな時期もあったな これはつらかったな
当時を懐かしみながら読んでいると、2ヶ月程前に書いた もっと強くなったら というnoteの一文に目が留まりました。
明日に備えて眠れるだけのパワーコントロール、私、今できていない。
あぁ、私、今しんどいんだ。
何でだろう、生理も近くないし、週末で自分の時間もあったはずなのに。
なんとなく大きく広がっているように感じたその心の陰り。これが核心かはわからないけれど、やはり思い当たるのは “昼間のモヤモヤ” でした。
母の食事が気に入らなくて、泣いてしまったこと。
それが意味するものを知りたくて、私はカウンセラーである友だちにLINEをしました。
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