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エッセイ

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偏頭痛のことだったり好きなことの話だったり日常だったりいろいろと。
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記事一覧

偏頭痛がつらくて眠れない日の日記。

偏頭痛がつらくて眠れない日の日記。

今日は本当にダメな日だ。


ありとあらゆるモノから否定されているような気分に陥っている。


ベッドの上で眉間に皺を寄せてひたすら頭痛に耐える。
排泄の為に身体を起こすのも億劫になってしまい、食事も食べる気力は失せてただただ空腹の物質に成り下がっている。
スマホを見ようにも、画面の光さえ鬱陶しくて長時間は見てられない。


こんな日はもう時間が過ぎ去るのを待つしかないのだが、ひたすら何

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生きるのが面倒になる、この偏頭痛。

生きるのが面倒になる、この偏頭痛。

「生きていくのがめんどくさいなぁ」と思ってしまう日がたびたび襲ってくる。私の場合は往々にして偏頭痛が重い日がその対象日となる。

私の月に1回のペースで痛み止めとして偏頭痛専用の注射を接種している。この注射のおかげでなんとか痛みを抑えることができているのだが、この注射の効果が切れてくる時期にはどうしても偏頭痛が重くなってしまう。

朝起きた瞬間に偏頭痛があるかどうかがわかる。偏頭痛がある日はスマホ

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「片頭痛があってよかった」と思える日を呼び込む為に。

「片頭痛があってよかった」と思える日を呼び込む為に。

あぁ、もうこの身体で生きていくのはしんどいな。諦めたいな。
時計の短針が刻む音と共にひたすらに落ちていく思考はさらに深みへ落ちていく。

夜が明けて街に薄ぼんやりと光が落ちていく頃、ようやく僕は眠りにつく。
当然、その眠りは浅いもので、1時間30分を目安に起きたくもないのに目が醒める。

十分に睡眠時間を得られていない身体には今日も重苦しい片頭痛が残っている。
この身体をなんとかベッドから引き起こ

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滝行をしたら人は何か変わるのだろうか。

滝行をしたら人は何か変わるのだろうか。

きっかけは友人からの連絡だった。

「ねぇ、滝に打たれてみない?」

誘われる前から滝行には興味を持っていた。
たまにテレビで映るリアクション芸人さんが震えながら打たれている様子や、八王子駅辺りの駅で見かける「滝行してみませんか?」という看板、登山に行ったときに見える大きな滝の様子。

あの滝の下には何があるのだろうか?

そんな興味が湧いてきたので私は1分後には「行きます!」という返事をスマホで

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梅雨に片頭痛、心に鉛雨。

後半はプライベートな話をつらつらと書いているため、100円の有料記事とさせてください。

低気圧や台風による気象変動は、着実に私の精神と肉体を蝕み続けていた。

偏頭痛によって自堕落な生活を余儀なくされていた。
ベッドの上で時間を貪り、いつ痛みが無くなるか分からない鈍痛をひたすら受け続ける。
どんな治療法をしても解決の糸口は見えず、ただただ時間を浪費して身体の変化を待つだけだった。

専門の病院に

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女装をして街に出た僕は、好奇な目線を浴びていた。

女装をして街に出た僕は、好奇な目線を浴びていた。

LGBT差別的発言の足立区議、謝罪拒否「不快と思っても別に良い」
https://news.yahoo.co.jp/articles/41aed365f484dfa5c3fb0cfdd66e007a956f6c31

足立区議のLGBTに関する発言が世間を賑わせており、SNSでも様々な意見が飛び交っています。

それぞれの立場があり、それぞれの意見がある中で、僕の体験談を読んでいただければありがた

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なぜおじさんは飲み会で昔話しかしなくなるのだろうか?

なぜおじさんは飲み会で昔話しかしなくなるのだろうか?

先日、同級生との飲み会でこんな話になった。

「なぜおじさんは飲み会で昔話しかしなくなるのだろうか?」



飲み会で話題になりがちの「最近どうしているか?」というテーマは、「自分にどんな変化があったか?」ということを話すことだと思う。

20代後半に差し掛かった僕らの変化は三者三様だ。

4人家族となりマイホームを建てた人、職場で成り上がっていく人、Tinderでヤリモクの異性とエンジョイして

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偏頭痛に包まれたのなら

偏頭痛に包まれたのなら

偏頭痛のおかげでまごうことなき五月病です。

五月病になる理由はあるのですがクリティカルなのは、この偏頭痛です。

5月と6月は季節の変わり目は体調を崩しやすく、梅雨の時期は気圧変動も激しく偏頭痛が一番出やすい時期です。
毎年のように体調を崩して鬱々とした日常を送っているのですが、今年も漏れなく絶望しています。

頭痛で肉体的なダメージが深まるとベッドから抜け出すこともできず、痛みが強過ぎて食事を

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憂鬱な夜を駆け抜けて。

憂鬱な夜を駆け抜けて。

未だ梅雨空は晴れずに、不愉快な雨音が身体を蝕んでゆく。
眠れない夜に限って雨の音がノイズのように鼓膜を響かせる。

⭐︎

部屋の電気を消して布団に入っても寝つきが悪いのは、小学生の頃からだった。

壁掛け時計の「カチカチカチ…」という響きが気になり始めると眠りが遠くなってしまう。
一定のリズムで刻まれる機会音が不快となり神経を休めることができない。

暗い部屋の中で瞼を閉じていると脳内であらゆる

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