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祈り星|詩

「祈り星」

噛られた空に浮かぶ月
夜を紡ぐ白い風の足どり朧に

追いかけ見つめるその先に
名のない星座を貼りつけながら

知っている
そこに名前をつけたなら
風は空には居られないこと

濡れた朝の霧のように
堕ちて地球ほしへと還ること

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