#このまちに暮らすこと
不良になれなかった私のアルゼンチン門司港逃避行日記
不良になれなかった私物心ついたころから、何故だかはわからないが日本の教育や社会に馴染めなかった。都心にある中高一貫の私立の女子校。校則とか時間割とか部活とか意味わかんなかったし、学校にいると自分がどんどんロボットになっていく感じがした。
通学中に満員電車に乗っている大人とか観察してたら、何のために生きてるのかよくわからなくなった。MDのイヤホンでブルーハーツの1985年の『僕たちを縛り付けて一人
原風景と郷愁-映画『門司港ららばい』レビュー
映画『門司港ららばい』を観たら何だか胸がいっぱいになってしまって、この余韻を忘れぬうちにと思って、こうして急いで筆を走らせているわけです。
冒頭の門司港へと近づく車窓のシーンから、胸の奥をぎゅっと掴まれて疼いた。線路ごしにみえる海峡。行き来するコンテナ船。汽笛の音。潮の匂い。東京からやってきた主人公の弥生が門司港に降り立ったときの感覚とこれからはじまる物語を私は知っている、と思った。
少しだけ