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酒場のぷりンス

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ぷり a.k.a 星葡萄の 初の食エッセイ本『酒場のぷりンス』刊行決定! ーこれは酒場の話でもあるけれども、自分という人間が何に価値を見出しているのかを書いた本になったと思う。…
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#一度は行きたいあの場所

「酒場のぷりンス」Vol.7ぷりa.k.a.星葡萄

「酒場のぷりンス」Vol.7ぷりa.k.a.星葡萄

ヒカリさんの作る忘れられない
チャーハン、餃子、からあげ、ナス肉味噌炒めと裏メニュー

 手と花の隣にある店が、中華ひかりだ。手と花に行くときには必ず目の前をとおるので、ずっと気になっていた。ある日、手と花に行ったら、えらく混雑していたので、いいタイミングだとふらりと訪れたのがはじめてだったかな。メニューは緑の紙に白色の文字に味のある手書きの文字。これは期待できる。マスターの紺野浩晃さん(ひかりさ

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「酒場のぷりンス」Vol.13 ぷりa.k.a.星葡萄

「酒場のぷりンス」Vol.13 ぷりa.k.a.星葡萄

昼は喫茶店、夜はスナックで注文した
思い出せないカレーライス

 寄席やストリップを見に行った帰りだっただろうか。バッティングセンターの近くに怪しげな喫茶店を見つけた。店の扉を開けて、階段を降りると別世界のような空間が広がっていた。昼は喫茶店、夜はスナックになるという業態で、カラオケセットもあり、昼は競馬のレースをテレビで流していたりしている。スナックのようであり、喫茶店でもあり、どちらでもあり、

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「酒場のぷりンス」Vol.14 ぷりa.k.a.星葡萄

「酒場のぷりンス」Vol.14 ぷりa.k.a.星葡萄

今日はショットバーで飲む
日本酒と魚の南蛮揚げと刺身

 競輪場外でレースを見たあとに、その近辺の飲み屋に寄る。レースを当てたときに限るが、歓楽街を歩くたびに新しい発見がある町、新橋。新橋にはお気に入りの店がたくさんあるが、駅から少し離れたところにある、黄色い看板が目印の日本酒のショットバーが最高すぎる。チャージなしで、ワンドリンクからでも、オッケー。そのときのマスターの気分で臨機応変に対応してく

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「酒場のぷりンス」Vol.15 ぷりa.k.a.星葡萄

「酒場のぷりンス」Vol.15 ぷりa.k.a.星葡萄

ビール工場が経営する宿でごくごく飲んだ
クラフトビール

  一時期、観光ホテルにはまっていた。友人を何人か誘って、1泊2日のツアー旅行によく行っていた。
 あちこち行った中で印象的だったのが二回目に企画したツアー。山奥にある自給自足のうどん屋まで足を運んだ。ここのうどんがちょっと、変わっていた。目の前で生地をこねるのだがパフォーマンスのようにくるくるとひねったりのばしたりしながら一本のうどんに仕

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「酒場のぷりンス」Vol.16 ぷりa.k.a.星葡萄

「酒場のぷりンス」Vol.16 ぷりa.k.a.星葡萄

不味い!
名古屋で食べたラーメン

 忘れられない店がある。なぜかといえば不味いと思ったからだ。

 夜中から開店する店というのが名古屋にはけっこうあるらしい。東京と違い、夜9時には店が次々と閉まってしまう名古屋だけれど、タクシーの運転手や終電で帰ってきた人たちが車で移動して、国道沿いの店に深夜営業の店がぽつぽつある。地元の人しか知らない店に穴場があるようだ。モーニングには力を入れているけれど夜は

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「酒場のぷりンス」Vol.18 ぷりa.k.a.星葡萄

「酒場のぷりンス」Vol.18 ぷりa.k.a.星葡萄

家飲みの日。近所のお店で出前する
刺身、焼き鳥、山菜etc…そして、食後のコーヒー

 

 2010年から浅草橋天才算数塾というスペースを運営している。名前の通り初めは、インド式算数塾とイベントスペースを運営していた。我ながら謎すぎる。二階建ての古い家で、1階は飲食。2階はギャラリー、トークショーなどを行っているイベントスペース。天井には青空の絵が描いてある。今は1階のみのサロン的な交流の場とし

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「酒場のぷりンス」Vol.21 ぷりa.k.a.星葡萄

「酒場のぷりンス」Vol.21 ぷりa.k.a.星葡萄

飲むもよし、賭けるもよし! 競輪場でしか食べられない
名物めし

 新たな出会い! 未来の老人ホーム? 感情をむき出しにして、勝負を賭ける競輪にハマっている。きっかけは、尊敬しているミュージシャンの三沢洋紀さんからから「ガールズケイリン」というのがあって、「グラビアとはまた違ったタイプのかわいい女の子たちが自転車競技するレースを観に行かないか?」と誘われたのがきっかけだった。

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