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恋愛系

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ちょっとでも、恋愛要素があったら入れておこうかとww そんな程度のものです
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#恋

16才

七月生まれ。
だからナナ。
漢字では奈々。
いちばんよくあり。
葛西奈々。
姓は重たい。
だから自分ではカタカナで使う。

ナナはねえ。

こどもっぽいや。
もう16だし、そろそろあたしとか言わなくちゃ。
わたくし?
やだあ。
ぶってるわん。

でもってナナ、一目惚れした。

相手は救急隊員。
ネームプレートは吉見、だっけ、下の名前がしりたいのに。
ままがガンガンおなかいたくなって、救急車呼んだの

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HELLO!〔十六夜さんに捧げる一作〕

世界と私の詩

世界が私の一部ならば
私は世界をみることができるのだろうか

私が世界の一部ならば
世界は私を感じることができるのだろうか

世界が私の隣にいたら
私は世界を受け入れることができるのだろうか

私が世界の隣にいたら
世界は私が隣にいることを喜ぶのだろうか

世界と私はひとつになれない

私と世界はちがう存在

世界と私は融和しない

けれど寄り添うことはできる存在

融和しないので

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エッカート・マルルーレ〔再録〕

         一

バスを待つあなたを見ている。
きれいに刈り込んだ髪。
スーツもシャツもパリッとしてる。
この時間だとあなたがいる。
だから少うし合わせてみた。
本を読んでることもある。
スマホを見てることもある。
彼女さん?
ではなさそう。
バスの揺れに乗じて画面チラ見したら配本サイトだった。
本当、本が好きなのね。
吊り皮もつ手が大きくてきれい。
名前も知らないあなた。
お年寄りに手を貸

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卒業〔yoko_sさんに捧げ…ていいのかどうかわからないが、あえて捧げてみる一作〕

△△、死んだよ。
癌だった。

いきなりの言葉に、私は高笑いした。
ざまあみろ。
ざまあみろ。
私はまだ、生きてるぞ。
おまえなんか。
おまえなんか。
おまえなんか!!!

伝えてくれたのは、当時私を好きだと言った男。
でも、私はどの瞬間も、あいつだけが好きだった。

もう決めたから

たった一言で切り捨てられた恋。
そこからが地獄だった。
シルベスター・スタローンが、まじめくさった芝居する時みた

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6月11日 傘の日



雨で思い出すのは、秋の雨の中、傘もなく、追いすがった背中…
自らの罪。

6月11日 傘の日

1989年。
日本洋傘振興協議会(JUPA)が制定。
この日が「入梅」になることが多いことからですって。

全国雨漏検査協会はこの日を、

雨漏りの点検の日

にしていて(1997年4月~)、やはり理由は

この日が「入梅」になることが多い

からだそうで。

サケガキレタ〔猫野サラさんへの一作〕

酒が切れた/
鮭が切れた/

イントネが違うだけ。
なのにきょうだいは聞き分ける。
あたいはちょっと混乱する。

みやさんのとこへ直行する。
鮭はどこ?

みやさんは半分眠った目で、あたいをふにゃーっとみてる。

鮭はないよ。
これは酒。
これは日本酒。
これはワイン。
これはビール。
これは…ウィスキーだっけ?

ウィスキーの中でもちょっと別。
ケンタッキー・ウィスキー。
バーボンともいう。

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またもやか禁コメ忘れボタン押し

↑ありゃ

 まじで川柳になってもうた

rinchanさんの

で拙作を取り上げてもらったおかげで

なんか五七五七七づいてきたw

↑意欲伝わる(^_^)

とrinchanさんとこにコメ~イヤシヤさんの真下だったの~しかけて、

またコメ禁に気づく私(^^;)

万が一と思って押してみたけど飛ばなかったよー(T_T)

とりあえず冠句やってみて

だんだん季語が入っていったらいいんじゃないか

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霊をも憎む

墓はどこだ
なめたまねしやがって
愛そうと努力したけどダメだったあ?
おまえごときにつまづいて
あたしの人生全滅だよ
八年棒に振り
有名作に参加するチャンス三つ潰し
屈託のない大胆な筆致はどこへやら
頭で考えたような
たどたどしいものしか書けない女になった
あたしを支えたのは
おまえの前に好きだった男と
おまえより才能豊かな純文作家
まだ社会の何たるかもわからぬ一流大学生数人と
何人かの友達
やっ

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陽が落ちるまで

ノーダゼオーラは、ゼオーラ国王ノーダ・ストルクス・ゼノが自らと母アルメネ・メネルムネを追い出した傍流一族をすべて滅ぼし尽くすまでの、血の凍るような復讐の物語だ。
女子には登場する男性キャラの美々しさで、男子には登場する殺戮マシーンの見事さで、圧倒的評価されている。
たかがアニメ、されどアニメ。
大昔ならガンダム、昨今ならエヴァンゲリオン。
該当世代なら知らない人はいないのだ。
おかげでこの、新作に

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