amboyuya

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フリーライターです https://sites.google.com/view/amboyuya

最近の記事

「国民が選ぶ!金属バットの好きなネタ総選挙」に投票した内容

2月10日(土)に大宮ラクーンよしもと劇場にて開催される「国民が選ぶ!金属バットの好きなネタ総選挙」の事前アンケート(投票)に記載した内容をここに公開する。 ・あなたが【1番目に】好きな金属バットのネタを教えてください。 第三回単独で披露した【スカウト】のネタ。素手でナッツを潰している小林がマッスル協会(教会)にスカウトされ、ボディビルダー牧師として活躍する。ボディビルコンテストに詰めかけたマッチョの群れに脂で滑ったマッチョが突っ込み、ボウリングのピンのようにはね飛んでい

    • ずっと気になっている3人の宇宙飛行士のはなし

      2001年頃、『ザ!世界仰天ニュース』か『奇跡体験!アンビリバボー』か何かで「実話を基にした再現VTR」として流された映像のことがずっと気になっている。記憶にある映像の具体的な中身はこうだ。 ・宇宙ステーションに滞在する任務のため、3人の宇宙飛行士がスペースシャトルで地球を出発した。船長の白人飛行士は、自分の仕事に誇りを持つ家族思いな父親である。操縦士の黒人飛行士は凄腕のパイロットだが、人種的な軋轢もあり船長と仲が悪い。そんな2人の関係を3人目のクルーである数学の天才児がい

      • 賞レースは世のため人のためですよ

        例によって賞レースの決勝を前にテンションが上っているわけである。しかしこんなふうにテンションが上がるたびに考えることと言えば、別に賞レースの結果がどうなろうと、僕というお笑いファン個人にとって何かしらの影響があるわけではないということだ。 言うまでもなく、出場する芸人にとって賞レースの影響は大きい。昨日までバイトで汗水を垂らしていた人間が翌日にメディア各局で花束を受け取っている姿なんかは、賞レースの舞台裏を描くドキュメンタリーなどでしばしば描かれる内容だ。その様子を見て歓喜

        • ポケモンSVはポケモンイチロー/MOTHERである

          この1か月、ずっと『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(以下SV)』をやっていた。発売後2日でクリアして、一度データを消して、昨日まで2周目をやっていたところである。3周目に入る前に、せっかくなのでSVについてどういうことを思っているのか書くことにした。 マクロなフィールドとミクロなポケモンの産毛さまざまな媒体で強調されているように、SVという作品最大の魅力はシリーズで初めて全面的にオープンワールドを採用したことだ。宣伝文句に嘘はなく、SVのフィールドはミライド

        「国民が選ぶ!金属バットの好きなネタ総選挙」に投票した内容

          夢の中で見た「きしたかの今昔チャンネル」

          夢を見たので記載する。以下に記すことは全て夢の中で見た光景であるため注意すること。 2028年(推定)のある日にTwitterを見ていると、誰かがお笑いナタリーの記事をポストあるいはRTしていた。 【※1】後述するゲームの発売状況から考えるに、早くとも2028年頃の公開か。2028年になってもまだお笑いナタリーの告知をTwitterで確認する、みたいな状況らしい。 【※2】基本的には過去に撮影した映像を現在のきしたかのらがワイプの中から視聴し、適宜コメントを述べるという

          夢の中で見た「きしたかの今昔チャンネル」

          バカ映画としてのシン・ウルトラマンと夢の終わり 2022/05/13 22:45

          シン・ウルトラマンは残念ながら駄作であった。しかし、僕も今年で30歳になる人間である。幼稚園児の頃、「おおきくなったら何になりたいですか?」と聞かれたものだが、その「おおきくなったら」は今であり、場合によってはウルトラマンの映画を1本くらい任されていてもおかしくないのである。米津玄師だって31歳で主題歌を作っているし。だからシン・ウルトラマンが駄作であることの責任の一端は自分にもある。ウルトラマンの作中からセリフを引用して言うならば「いまに庵野・樋口が良いウルトラマンの映画を

          バカ映画としてのシン・ウルトラマンと夢の終わり 2022/05/13 22:45

          大鶴肥満はなぜMちゃんをまーごめしなかったのか/劇場版まーごめドキュメンタリー まーごめ180キロ

          1月30日、北沢タウンホールにて『劇場版まーごめドキュメンタリー まーごめ180キロ』が開催された。これは、サンミュージックプロダクション所属のお笑いコンビ・ママタルトのメンバーである大鶴肥満を追ったドキュメンタリーを上映し、その模様をお笑いコンビ・真空ジェシカとママタルトがツッコミを入れながら観客とともに鑑賞するというライブである。しかし、当日上映された作品は『M-1アナザーストーリー』に代表される一般的なお笑い芸人のドキュメンタリーとは異なり、下積みの苦労やメディアでの成

          大鶴肥満はなぜMちゃんをまーごめしなかったのか/劇場版まーごめドキュメンタリー まーごめ180キロ

          東、宇野、岡田、(大塚)とアフターシンエヴァの日々

          また『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』についてつらつらと書く。エヴァについて考えると、語るべき内容がまとまらないので困る。が、この作品においては考えるまでのプロセスを公開し、それを読んでもらうことも大事なことだと思う。というわけで今回も長い。 友達と2回目のシンエヴァ鑑賞を終えた。が、1回目はあれほど胸にふるえるものがあったはずなのに、2回目はこれといって何も感じなかった。種明かしをされている分、情報がスムーズに入りすぎる感じか。洗脳が解けた後なんてこんなものである。 と

          東、宇野、岡田、(大塚)とアフターシンエヴァの日々

          バカ映画としてのシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇と洗脳の終わり 2021/03/08 20:54

          公開当日に『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を見てきた。この記事はそれについて語るものである。さて文章を書き出したはいいが、しばらくは何の意味もない文字列を並べることにする。なぜかと言うと、それは不用意なネタバレを防止するためである。文頭からしばらくは無意味な文字を並べることで、意図せずしてこの記事を目にしてしまった人に作品の核心部分に触れる文章を読ませないための工夫だ。本当はこういった”オタク的馴れ合いしぐさ”をしたくはない。それは非常に不格好で無粋で芸のない手段だ。だが、

          バカ映画としてのシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇と洗脳の終わり 2021/03/08 20:54

          『式日』のまま、シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇の公開を迎える

          いわゆる「エヴァンゲリオンの謎」にまったく興味がない。したがって『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の公開を複雑なモチベーションで迎えることとなった。 いや、「エヴァの謎にまったく興味がない」は言いすぎである。何しろエヴァンゲリオンは、会話の中にポッと出る専門用語や初出単語や画面の隅に写る映像情報がストーリーの把握において非常に重要な位置を占める作品なので、これらを無視しては作品鑑賞が成り立たない。したがって作中に不意打ちで登場する情報をフラッシュ暗算のように解析する作業をし

          『式日』のまま、シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇の公開を迎える

          新ボイチャサービスのmixroomに「昔のニコニコ動画」の面影を重ねる

          色々ありまして年末年始はツイコールに熱心だったわけですが、最近はクラブハウスが話題になるわTwitterのアカウントが永久凍結されるわでテンヤワンヤになったこともあり、一時期のやる気が薄れておりました。とはいえ「人と話したい」という欲求は相変わらず存在するため、一時はクラブハウス導入のために中古のiPad購入を検討したりもしました(僕はiOS端末を持っていない)。 とかなんとか考えている間に、また面白いサービスがスタートしていました。ボイスチャット界に彗星のごとく登場したm

          新ボイチャサービスのmixroomに「昔のニコニコ動画」の面影を重ねる

          Twitterが永久凍結されました(2021年2月15日追記)(2月21日再追記)

          (以下、2021年2月13日公開) いや~~~Twitterが凍結されました。ダメですねこりゃ。Twicallのリンクをアホみたいに貼っていたためにスパム認定されたんじゃないでしょうか。アレでしょうね。裏垢女子に自分の名前を名乗らずトークでウケさせるゼみたいな姿勢がキモすぎるという理由でTwitter社を怒らせたみたいですね。反省します。 (以下、2021年2月15日追記 ※画像は2021年2月21日に見やすいものへ差し替え) 永久凍結でした。マジかよ!!!!!!!!!

          Twitterが永久凍結されました(2021年2月15日追記)(2月21日再追記)

          シン・ウルトラマンの特報から想像する原発と核というテーマ

          本日(2021年1月29日)、『シン・ウルトラマン』の特報が公開されました。いや~。今の所『シン・ゴジラ』そのままという感想ですね。ただ、作品の根幹に関わるであろう表現が特報からいくつか散見できたので、ざっくり「こんな作品になるんじゃないか」という想像をまとめました。 結論から述べると、シン・ウルトラマンは「原発と日本の地方の関わり」を構造主義的の目線から描く作品だと思います。 なぜネロンガとガボラなのか 特報には、ネロンガとガボラ(と思われる、前田真宏風デザインの2体

          シン・ウルトラマンの特報から想像する原発と核というテーマ

          最重要案件4/バスク・人ならざるガクヅケ

          2020年は世の中が大変なことになってしまったため、お笑いライブに行く機会が減った。一方で配信が大幅に増えたこともあり、これまで見る機会のない演者や地域のライブも気軽に見ることができたのは嬉しかった。 そんな状況の中で僕が選ぶ2020年のベストお笑いライブは、11月10日に新宿バティオスで開催された『最重要案件4』である。 最重要案件4は、ピン芸人・矢野号が率いる企画ライブ集団『ラクシュミ』の主催ライブだ。矢野号は以前より自主企画のライブを主催していたが、よりその活動を推

          最重要案件4/バスク・人ならざるガクヅケ

          TwiCall(ツイコール)で100人と話す

          いろいろあって昨年末あたりからヒマになったので、TwiCall(ツイコール)というサービスを使って時間を潰すことにしました。このサービスはインターネット上で任意かつ先着1名のユーザーと無料通話ができるというもので、LINE通話のワンタイムメール版と思ってもらえればイメージしやすいかもしれません。 『斎藤さん』『mocri』など同様のサービスも存在していますが、TwiCallは通話相手がランダムかつ非映像共有サービスなので比較的治安の良い状況で利用できることが特徴です(通話相

          TwiCall(ツイコール)で100人と話す

          2020年の「そうじゃねえだろ」

          M-1グランプリの決勝進出組が発表された。個人的に気になったのは東京ホテイソンの存在である。95年生まれのたけると94年生まれのショーゴは、92年生まれの僕にとって初めてとなる年下のファイナリストだ(霜降り明星・粗品は93年生まれだが早生まれの同学年ということで、僕の中では同い年扱い)。 若手芸人の高齢化はM-1グランプリが始まった頃から声高に叫ばれるようになる。実際、僕が物心ついた頃には、メディアで活躍する有望な若手芸人はほとんどが30代以上になっていた。気がついた頃には

          2020年の「そうじゃねえだろ」