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【図解でさくっと】貿易の話だけど地球温暖化の話になる~日本の貿易内容(貿易統計)を詳しくみてみよう③~

 前回に引き続き「日本の貿易内容(貿易統計)を詳しくみてみようシリーズ」の第3弾をお届けします。

 
前回は、日本の活動は化石燃料に支えられていることが分かり、基本的にこれがしばらく続くことが分かりました。ただこれは日本に限らず世界的にそうなってます。化石燃料、特に石炭は安い事から経済を支えるうえで非常に重要な資源です。しかしその弊害としてCO2をビックリするくらいたくさん出してることも分かりました。ではCO2を出し過ぎると何がダメなのでしょうか?皆さんもご存知だと思いますが、改めてここに着目してみていきたいと思います(あれ?貿易の話では?もう少しお付き合いください・・笑)

 化石燃料の置かれている立ち位置を知る事でこの化石燃料の貿易の意味合いを深く知るという意味でやっているのが一応の意図ですので・・


-ここからが内容-
スライド中心なのでサクッとみれます


CO2をたくさん出してきたことで、地球が暑くなってしまった・・

CO2が地球からの熱を逃がさなくして(温室効果)、
海に熱が貯まる事で結果地球が暑くなる仕組み。

とはいえ、地球って氷河期サイクルで寒い時と温かい時を繰り返すからその影響では?と思ったあなた!今回は明らかに違うのです。この2000年という長い年月で見ても、1900年以降の異常な温度上昇はCO2によるものといえます。恐ろしいCO2・・

地球の温暖化が進み過ぎた結果、世界各地で色々な異常気象が起きて地球はどんどん住みにくい世界に。今年の夏が暑すぎるのもこのせい・・

子供たちが快適に暮らせる地球にするためにはどうすれば良いのか?

やる事は簡単で、CO2が貯まらなければ良いので!いわゆるCO2が貯まらない社会=カーボンニュートラル社会を実現すればよいのです!これは別にCO2を出してはいけないという意味ではなくて、出しても良いけど貯まらないようにしよう!ってことです。
なのでそもそもCO2排出量を減らす、出したCO2を吸収する量を増やす(ex植林とか)、出したCO2を捕まえる・なくす(CCSU、合成燃料・・)。

ただ、みんなで相当頑張らないと達成しない目標なのです。少なくとも今のままでは不十分、めっちゃ頑張る必要があります!

じゃあどこの活動を抑えればよいのか?それは、発電、産業、輸送の3活動でのCO2低減です。

より細かく見ていくと、発電はそのままですが陸送輸送(普通の自動車での運転含む)が飛びぬけてCO2を出してるのでここへの対応が必要。
そこで、このCO2の2強への対応がカーボンニュートラルには必須で、発電は再エネ推進、陸送輸送は電気自動車(電動化)を推進していく事になっているのです。
ここであと知っておいてほしいのは、家畜のげっぷも非常に影響が大きいという事、農業へのアプローチも必要です。

国別で見ればここ数年経済発展が著しい中国からのCO2排出の増加が凄まじい事。世界最多の人口をもつ中国での経済発展はCO2の面では非常に大きいという事ですね。次いで世界2位のインドでもCO2排出が着実に増えてます。

結果、中国・米国・インドの3か国で世界の50%のCO2を排出する構図へ。日本含む10か国では70%を占める。日本のCO2低減の責任は大きいといえますね。

つまり、日本では化石燃料は経済や生活を支える上で大事だが、今と同じ感じで使い続ける事は出来ないという事です。一足飛びに再エネにいけない状況に鑑みると、石炭からガス(LNG)やアンモニアでの火力発電促進、そして原発の再稼働、再エネを地道に促進する仕組み・体制が必要。貿易の面でいえば、LNGの輸入量や輸入先の拡大が必要という意味になるといえますね。
この点は知っておいても良いかなと個人的には思います。

じゃあ、このカーボンニュートラルに必要な再エネやEVは進んでるの?

今回はここまでです。
次回は、カーボンニュートラルの切り札として掲げられる再エネとEVの状況をみていきたいと思います。だいぶ貿易から脱線してますが、お付き合いください・・・

ありがとうございました。
次回もお楽しみに!

つづきはコチラ


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