見出し画像

【図解でさくっと】化石燃料の貿易を知るためにエネルギーとCO2もみてみよう ~日本の貿易内容(貿易統計)を詳しくみてみよう②~

前回からお届けしている「日本の貿易内容(貿易統計)を詳しくみてみようシリーズ」の第2弾をお届けします。
今回は化石燃料=鉱物性燃料にフォーカスを当ててお届けします。ただ化石燃料を語るうえで、エネルギーとCO2は切っても切れない関係なのでその点も見ていきたいと思います。貿易の話なのにエネルギーとCO2に詳しくなっていけるというお得な内容になってます笑


-ここからが内容-
スライド中心なのでサクッとみれます


一次エネルギーは、経済活動や今の生活を行う上で絶対に必要なものって感じで思ってもらえれば良いです。

日本の経済活動や生活はこの化石燃料で支えられてます。流行りの太陽光や風力などの再エネは本当にわずかしかありません。一足飛びに再エネになる事はなく、この化石燃料を上手く使って再エネに移行していく事が重要なのです。いきなり化石燃料を無くすなんて事は議論が飛躍し過ぎなんです。

その日本を支える化石燃料は、ほぼ「海外」に助けてもらってます。日本の活動は海外からの助けがあって成り立っているわけですね。感謝です。

その中でも石炭やガスはオーストラリアからの助けを強く受けてます。原油は内戦などで供給が停止するリスク(地政学リスク)がある中東がメイン。経済制裁しているロシアからの原油輸入はわずかになりましたが、ガスはまだ多く輸入してますね。やや複雑ですが、日本はロシアにも支えられているという事です。

世界で見ても、世界の活動は化石燃料で支えられてます。あれだけ声高らかに叫ばれる再エネはまだまだわずかで、世界を支えるには不十分すぎます。

このまま各国の公約通りに再エネが進んでも、2040年までは化石燃料が50%以上を占めます。しばらくはこの化石燃料は大事な資源である事は変わりません。完全に海外に頼る日本にとってこの資源確保は死活問題といえます。

でも、なぜ必要なエネルギーが世界で増え続けてるのかといえば、単純に人口が増えてるからです。まだまだ今後も増える事を考えれば、どんどんエネルギーは必要になります。ただ各国は省エネにも手を入れてくとの事。
とはいえ、低所得国や中所得国が豊かになればなるほど生活に必要なエネルギーは必要になります(冷蔵庫やエアコン、車を保有・・)。必要エネルギーを抑え続けれるかはやや疑問が残りますが。

化石燃料使うのがなぜいけないのか?それはご存知の通りたくさんCO2を排出するからです。世界のCO2の90%は化石燃料の使用する事で発生してます。特に石炭からのCO2排出が多いです。

石炭がCO2排出多いのは、同じエネルギーを作るのに原油やガスに比べてCO2をたくさん排出するからです。じゃあそれなのになぜ石炭を各国が使うかといえば、安いから。単純に原料が安いだけでなく、固体なので保管や輸送コストも安いから使ってしまうのです。
天然ガスも原料は安いのですが、気体なので密閉して輸送するとか、たくさん輸送するのに冷やす(液化)するとか結構コストがかかります。

とはいえ、そんなにCO2排出してないでしょ?と思ったそこのあなた。それは間違いです!びっくりするくらい出してます。産業革命でCO2を多く出し始めましたが、戦後の伸び方は異常に見えます。

でも、CO2排出しすぎると何が問題なの?

今回はここまでです。
次回からは、CO2排出しすぎた事で何が起こったか?それに対して何をしようとしているか?なぜ最近急に再エネとか、なぞに電気自動車が流行り出したのか?に迫る内容をお届けしたいと思います。

ありがとうございました。
次回もお楽しみに!

※つづきはコチラ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?