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『実は僕、統合失調症なんです!』あとがき

こんにちは、あまたつです。
『実は僕、統合失調症なんです!』の連載は今回で終わりです。あとがきで締めたいと思います。

僕が『実は僕、統合失調症なんです!』を始めたきっかけは『ツレがうつになりまして』のコミック版を読んだことです。うつ病は知られ始めたのに統合失調症はまだ知られてないと感じたからです。

統合失調症になって苦しんでいても、「統合失調症と告白したら変な目で見られるんじゃないか」と思い悩み、打ち明けれない人もいるのではないでしょうか。

僕自身、友人にこれまで統合失調症になったと打ち明けることができませんでした。

そこで統合失調症を理解してもらいたく、カミングアウトした時の補助があればいいなと思い『実は僕、統合失調症なんです!』の連載を始めました。

僕の体験談に同じ統合失調症で苦しんだ方から「共感しました!」というコメントが来たり、「あまたつさんの経験談はとても貴重です」というコメントが来たりしました。また投げ銭で応援してくれる人もいました。自分がやっていることは間違いではないんだなと安心しました

連載を続けている毎日は葛藤の日々でした。当初書籍化を目指していたので1話完結でありながら、繋がりを作らないといけなかったです。流れを意識して作ると文章が説明文のようになってしまい、自分本来の文が書けなくなってしまいました。

そして毎日スキがどこまでいくか不安との戦いでした。

しかし統合失調症じゃない人からはスキをある程度もらえてほっとしていました。統合失調症の理解になっていると感じました。

そして『実は僕、統合失調症』を始めて自分自身に変化がありました

実際にこのシリーズを書き上げて、友人に「実は僕、統合失調症なんだよね」と僕自身が気軽にカミングアウトできるようになったことです。

カミングアウトしてもブログを読んでもらえば自分の悩みや葛藤を理解してくれるんじゃないかという安心感がありました。

統合失調症を告白してみたら友人もブログに興味をもってくれて読んでくれるようになりました。また統合失調症を受け止めてくれて嬉しかったです。自分一人で勝手に苦しんでいたと思いました。

そして偏見の目を気にしないように一歩進みました。僕みたいに気軽に「実は僕(私)、統合失調症なんです!」と打ち明けられる社会になって欲しいと思ってます。

また病気をカミングアウトされた相手は困る人もいるかと思います。気を使いすぎてしまう場面もあるかと思いますが、前と変わらずに「そんな病気なんだねー」と受け止めてくれると嬉しいです。

これからも統合失調症には偏見が残るかと思います。ブログの執筆を続けていき統合失調症を知ってもらえたらなと思います。



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